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「健康状態」が個人情報ではなく、共有されて活用される社会に慣れていくのだろうか?

声を分析してうつ病や認知症、パーキンソン病などの病気を見分ける技術の開発。すごいけど、でこれが進んだら、人前で話すだけで「自分でも気づいていない病気」が他の人に伝わってしまうと思うと恐ろしい気もする。

でも、よく考えたら歩行分析で認知症の兆候がつかめるのは明らかになっているが、これも「自分でも気づいていない病気」が外見でわかってしまうという意味では同じではある。

病歴などはいわゆる個人情報保護法における「要配慮個人情報」にあたるものだが、技術が進歩すればこれは保護しきれないときが来るのでは。そうなったら健康状態は「個人情報」ではなく社会的に共有されるものになってしまうのかもしれない。どんな世の中か想像できないけど。

と、ここまで書いて思ったけど、新型コロナの流行によって入り口でカメラを使って体温チェックをするのもされるのも当たり前になった。熱があるかどうかなんて体調だから思いっきり個人情報ではある(顔情報も含んでいるし)。特にこのような感染症などの場合は、健康状態は個人情報であっても完全に保護しえない社会は、もう現実になっている。


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