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『龍孫江の数学日誌』in note

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『龍孫江の数学日誌』note版では、代数学の基本的な問題を1問ずつ取り上げ、ポイントとなる定理とともに解説します。大学で学ぶ代数学を薄く広く取り上げたいと思っています。  その都… もっと読む
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2019年3月の記事一覧

関東すうがく徒のつどい『次元・深度とCohen-Macaulay環』講演スライド

noteでもPDFファイルが簡単にダウンロードできるようになりました。これは同時にnoteをPDF置き場として使えることも意味しています。もちろん同様のサービスは他にもありますが、勉強会の講演スライドや報告をひとつの「マガジン」としてまとめて置いておけば、色々と使いやすそうです。 そんな折、ぼくも久々に数学の講演をすることになりました。運営者さんの一人からご招待を頂いたので、関東すうがく徒のつどい にて『次元・深度とCohen-Macaulay環』という講題にて講演を申し込

可換環の可逆元について

<問題>単位的可換環 A の要素 x が冪零のとき、1+x が A の可逆元であることを証明せよ。 これまで、ぼくはブログ『龍孫江の数学日誌』で細々と、かつお気楽に数学について発信してきたのですが、思うところがありまして、note、そして YouTube でも数学日誌を展開することにしました。 内容を一言で説明しますと、数学科で学ぶの代数学の基本・基礎(群論・環論・体論)について、大学院入試程度の問題を毎回一問ずつ取り上げ、ポイントとなる定理や考え方とともに解法をご紹介す