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男はプライドの生き物?「家父長制(パトリアルキー)」と、自分の父親や元夫との関係

父親との関係、元夫との関係など、これまで男性との関わり方で苦戦してきたせいなのか、やたらと男性のことをもっと知りたいという欲が私は強いようだ。

先日友人とお茶していて、お互いの父親との関係や子どもの頃の傷。そしていわゆる「昭和」の、団塊の世代の男性たちに植え付けられいるであろう「パトリアルキー」についての話に。
※パトリアルキー:日本語では「家父長制」と訳される。

家父長制(かふちょうせい、ドイツ語: Patriarchat、英語: patriarchy)は、家長権(家族と家族員に対する統率権)が男性たる家父長に集中している家族の形態。 家父長制はパターナリズム ともいわれる。父と子の関係にしばしば見られるような、他者の利益を名目に他者の行動に強制的に干渉しようとする考え方のこと。「父権制」と訳されることもある。古代ローマに、その典型を見ることができる。

Wikipedia

詳しくはぜひ仲間のソーヤー海の記事を読んでみてください!この写真は私が撮影してあげたよ(笑)


そこでふと思い出したのが画像にある本。英語では『I DON'T WANT TO TALK ABOUT IT』、邦題は『男はプライドの生き物だから』。

まさに会っていたその友人に借りっぱなしで、内容が難しくて読み進められずにいた本😅(しかも英語だし!)

ものすごく簡単に言うと、男性は代々社会的な圧力を受けていて(無意識のうちに。社会全体に浸透しているから)、「弱さ」を人前で見せることができない。

自分の気持ちを周りの人に素直に伝える、なんてことはもってのほからしい。

そういった弱さや心の傷などを自分の中に抱え続けて生きているがゆえに、その歪みがやがて日常の中に出るようになる。アルコール依存症、暴力、鬱、といった形で。

受難の時代に激増する「男のうつ」を癒す。
やる気のなさ、アルコール依存、家庭内暴力など、「男のうつ」は意外なかたちで姿を現す。自殺者激増で「うつ大国」と化したわが国の男たちをうつから救う方法。

「プライドの生きもの」だから……、
●仕事中毒に陥るし、仕事にあぶれると激しく落ち込むのだ。
●強がっていて、人に弱みを見せることができないのだ。
●心の傷が家族への暴力となって噴出してしまうのだ。
●アルコールやギャンブルに依存するのだ。
●本当の自分を見極め、愛することができないのだ。
……思い当たる「あなた」へ、生き抜くヒントを。

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私が普段接する30代以下の男性陣は、むしろよく自分の気持ちを話してくれるし、なんなら「おいおい、ちょっと頼りないなぁ……」と心配になることもあるのだけど(笑)

40代以上の男性においては、頑ななプライドがあるからなのか心を開いてくれなかったり、すぐマウントを取りたがる傾向にあるなというのがかなり個人的な分析。

もちろん人によるし、あくまでざっくりした分析であって、ニュアンスのあるテーマなので簡単に世代や男女で分けたり決めつけるつもりはない。

ただ、これは私たち個人の問題を超えて、社会的な問題、世界中の人々が抱えているトラウマだという見方をする人も多くいる。

自分たちの心の傷を癒やしつつ、彼らの傷も癒やし、温かなコミュニケーションを通してつながりを取り戻す方法はあるのか?

がんばって本を読み進めながら考えてみたい。

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