見出し画像

仕事が早い

最近よくマネージャーに仕事が早いと言われる。私は普通にやるべきことをやっているだけなのだけれど、どうやらそれが「早い」と思われているらしい。

この認識の違いはどこからくるのだろう。私は特に仕事に関してはストイックで、給料をもらっているのだから期待されている以上のアウトプットを出す責任があると思っている。さらに、これはちょっと残念な理由なのだけれど女性だからという理由で見下されるのが嫌なので人一倍頑張る癖がついている。これが私の仕事に対する姿勢の根本にある考え方だ。

思考パターンに加えて重要な要素は今までの環境だろう。私が最初に就職した会社は日本の有名グローバル企業で、今思うとけっこう優秀な人がどこのチームにもいた気がする。そういう人をお手本に働くということを学んだので、私の中での基準が高いのかもしれない。そう考えると最初にどこで働くかはけっこう重要だなぁと思う。その後何度か転職して、大小様々な規模の会社を経験した。スタートアップのような小さい会社だとありとあらゆる雑多な仕事が回ってくる。のんびりやっているとひたすら仕事がたまるだけなので、とにかくできることは素早く終わらせてどんどんこなす、というやり方が身についた。

仕事に対する考え方と、経験から学んだやり方が相まって今の私の仕事のスタイルができあがっている。私は当たり前のことをやっているだけだと思っているのだけれど、周りから見るとそれが「仕事が早い」という評価に繋がっているようだ。

でも周りの昔からの友人を見ていると、私だけが特殊というわけでもない。私なんて比べ物にならないくらい様々な分野で活躍している人が多い。これは社会人になってから気づいたことだけれど、中学から大学まで私が身を置いていた環境はかなり特殊だったと思う。客観的に見ると優秀な人が多かったと思うし、とにかくみんな「仕事が早い」。

最近事情があって中学の同級生に連絡を取る必要があった。でも連絡先がわからない。というわけで他の友人に聞いて回ったところ、あっという間に電話番号が手に入った。とりあえず電話してみたらあっさり要件が片付いた。どうしようかと思い悩んで、とりあえず行動を起こしてから片付くまでの所要時間は4時間ほど。みんなとにかく行動が早い。驚きの早さだ。私は仕事に限らず思い立ったらわりとすぐに行動する人間だけれど、同級生たちも負けてない。そういう仲間に囲まれていたんだなぁと気づいて少し嬉しくなった。そしてこういう繋がりがあるのはすごくありがたいなぁと改めて思った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?