緊急事態宣言再発令。1月7日の日記

昼過ぎに起きる。食事の用意をして、『おちょやん』を観ながら食べる。『アンナチュラル』二話目も観る。二話目はあの座間の事件をモチーフにしているのかな。いや、こっちのほうが先?

ネットでバイトのことを調べたりなど。テレビをつけると緊急事態宣言の話ばかりで落ち着かない。と思っていると、今日の東京の感染者は2447人というニュースが飛び込んでくる。絶望的だな。これからは1000人単位で感染者が増えていくのだろうか・・・。

夕方、菅首相が1都3県を対象に緊急事態宣言を再発令した。今回は飲食店の時短要請が中心で、前回ほどの制限はない。前回よりも感染状況や医療体制は逼迫しているのに、国民の反応は冷ややかだ。前回は、もっとみんな「ステイホーム」とか「おうち時間を楽しく」とか自ら発信していた。みんなで一丸となって今は耐えてコロナを乗り越えよう、としていた。Twitterでも、「こうやって自宅で楽しく過ごしてます」などという投稿が相次ぎ、自粛やステイホームを前向きに受け止めようという雰囲気があった。けれど今回はそういう前向きな雰囲気はなく、自粛は仕方ないからするけど、でも今後どうなるかわからないんでしょ?政府も信用できないしね、というようなムード。私自身もどちらかというとそんな感じだし。うーむ。

お風呂に入り、『黒革の手帖~拐帯行』を観る。連ドラも好きで観ていた。武井咲がめっちゃはまってるんだよね。これ、米倉涼子版も好きだったけど、武井咲の元子は米倉とは違う魅力がある。米倉の元子が気が強くゴージャスでいかにもな銀座の女という感じだったのに対し、武井は可憐で華奢で美しく蠱惑的で、けれども実はかなり賢くてしたたか、という感じ。壮絶な生い立ちが彼女に暗い陰を落としているが、その陰すらも色っぽく映る。ドラマのなかの台詞、「死んだら負け」「死にたいと生きたいは紙一重」「死ぬのはいつでもできる。どうせ死ぬんなら、もっと頑張ってから死んだら」とか、いちいち今の自分に刺さるものが多かった。

武井咲はもともと好きな女優。彼女の顔がめちゃくちゃ好き。結婚前の一時期、連ドラやCMに出まくっていたのだけれど、作品に恵まれないな、という印象だった。同世代の、たとえば二階堂ふみなどは、出る作品出る作品面白い。だから、「二階堂ふみが出ているなら、このドラマ(映画)は外れはない」と安心して観られる。二階堂ふみが自ら作品を選んでいるのか、マネージャーのセンスが良いのかはわからないが。それに比べ、当時の武井は、出演数はめちゃくちゃ多いけど、ちゃんと作品を選んでいるのか?と疑問だった。このままでは、女優として代表作といえるものもなく、ただ若くて綺麗なうちにばんばん出演数だけこなさせられて消費されてしまうのでは・・・と不安になった矢先、『黒革の手帖』の元子という、まさかのはまり役に出会うことができた。武井に悪女をやらせよう、と思いついたプロデューサー、すごい。このドラマの武井咲は本当に息を呑むほど美しい。顔だけでなく、所作や姿勢、話し方、声のトーン、すべて。それこそ爪先にまで神経を張り巡らせているのがわかる。黒革の手帖、連ドラはもう終わってるけど、またなにかしら続編とかやってほしいな~。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?