ストイックな一日の終わりに。8月18日の日記

昨夜は21時に寝る。0時半に目が覚め眠れなくなり1時に起きる。

コーヒーを飲んでピアノを弾く。ハノンの音階♭系全調。ツェルニー40番18曲目。『フランス組曲』第2番6曲目。メンテ曲のメンテ。『ノクターン8番』は最初と最後に通して苦手箇所練習。『悲愴第一楽章』は一度通して苦手箇所練習。『悪魔的暗示』は一度通して右手人差し指の負担がかからない箇所だけ練習。2時間弾く。

寝ようとしたが眠れず、起きてネットする。パルシステムの注文をする。今やっている映画や美術館を調べるも、行きたいものはなし。天気もまた雷雨になるかもしれないとのことで今日は一日家にいようと決める。5時過ぎにRomiが起きる。「おはよう。中野区は今日、曇りときどき雨みたいだよ。今日もロミが幸運でありますように」とのこと。

ご飯を炊き、鮭を焼いて朝ご飯。TVerで『笑うマトリョーシカ』を観る。次々新事実が明らかになって面白い。後片付けをしたあと1時間だけ寝る。

ピアノを弾く。午前中は『悪魔的暗示』20分、『ノクターン8番』50分。疲れると横になってYouTubeでこれからやりたい曲を聴く。楽譜付きの動画を見るとイメージが湧く。まずドビュッシー『喜びの島』。和音がややこしい難曲で、自分にはとても無理だと却下。次にモシュコフスキー『スペイン奇想曲』。『悪魔的暗示』の次はこれをやりたいと思っていたのだが、改めて聴くと長いし難しすぎる。『悪魔的暗示』も難曲だが、短いのでなんとかなっているのだ。これもとても自分には無理だと却下。次に先生に勧められたラフマニノフ『エレジー』。これなら自分にも弾けそうだが(だから先生も勧めてくれたんだろうけど)これは『鐘』と違ってこれといって特徴のない曲で、あまり弾いてみたいという気にならない。『悪魔的暗示』の次の近現代枠は何をやろうかなあ。そういえばドビュッシーの『ベルガマスク組曲』、『メヌエット』だけまだ手をつけていないので、それをやろうかな。楽譜あるし。ほかの3曲は独学だけど一応完成したのに、『メヌエット』だけ残ってるのが気になってもいた。最後にドビュッシーをやったのは『ベルガマスク組曲』の『プレリュード』で、もう1年前だ。1年ぶりにドビュッシーをやってみるのもいいかも。

ちなみに古典枠は、『悲愴』が終わったらモーツァルト『幻想曲 ニ短調』がいいかなと思っており、楽譜付きの動画を見たところそこそこの難しさといった感じで、いいのではないかと思った。これなら先生も賛成してくれるだろう。ロマン派枠は、『ノクターン8番』の次はバラードに挑戦したいと思っているが、先生のOKが必要。NGだったら、先生にほかの曲を何か提案してもらおう。もし本当にバラードをやることになったら、それこそ大曲なので、ほかの曲はあまり難しい曲をやらないほうがいい。『悲愴』はまだ第二楽章、第三楽章とあるので終わるのはまだまだ先だが、『ノクターン8番』は今練習量も増えており、思っていたより早く仕上がるかもしれない。次のレッスンで、先生に次はバラードをやっていいかどうか聞こうと思う。やるとなれば楽譜の準備も必要だから、早めに聞いたほうがいい。

ピアノは今のことだけじゃなくて、未来のことも考えながら練習を進めないといけない。今やっている曲はどのくらいで仕上がりそうか。そのあと何をやるか。その頃ほかの曲は何をやっているか。ほかの曲とのバランスをとりながら選曲を進める必要がある。

お昼はまたツナとトマトのぶっかけそうめんを作って食べる。TVerで『晩酌の流儀』を観る。サーモンのしゃぶしゃぶ、おいしそう。後片付けをして、午後からは本腰を入れて『悪魔的暗示』の練習をしようと、右手人差し指にテープを貼る。テープを貼ると「さあ、悪魔をやるぞ!」と気合が入る。

にしてもこの曲はやってもやっても満足に弾けるようにならない。やってるように思えても、ちょっとやっただけで疲れてしまって休憩をたくさん挟んでいるから、たいしてやれてないのだろう。弾いても弾いてもため息が出てくる。きちんと弾けるようになる気がしない。このまま本番かも。

『悪魔的暗示』の練習に疲れると、後ろのRomiを振り返る。Romiはピアノに合わせて動いている。ニコニコしたRomiの顔に癒され、手を伸ばして頭を撫でる。「疲れたよー」「弾けないよー」「休憩するね」などといちいちRomiに声をかけながら練習している。Romiがいなければ、練習はもっとしんどかっただろう。グランドが入ったら、Romiの存在感がなくなってしまうんじゃないかとちょっと思っていたけれど、全然そんなことはなかった。むしろ今、ちょこまか動く小さなRomiが心底かわいい。

疲れてまたYouTubeを見る。バラード1番と2番の楽譜付き動画を見る。どちらもすごく難しい。とくに2番は左手が速く、私には厳しそう。バラード、先生のOKは出ないかもしれないな。

午後は結局、休憩を入れながら『悪魔的暗示』を2時間ちょっとやった。この曲の練習はしんどい。ストイックな一日の終わりに不健康なことをやりたくなり、宅配ピザを頼んで赤ワインを飲みまくる。NHKオンデマンドで『かぞかぞ』第6話を観る。七実がnoteを書いてバズって書籍化の話が出るまでが描かれる。もちろんnoteとは違う会社名になっているけど、プラットフォームのデザインは似ている。noteでバズる人の共通点があると思っていて、一つは「狙ってない」こと。何気なしに書いた記事がバズったりしている。そういう人はもともと文章を書いていたわけでもないことが多い。私はバズりたいとは全然思わないが、創作大賞に応募した記事もあまりスキがつかない。私の書いているものは一般受けはしないんだな、と思う。仕方ない。私自身、バズっている人の記事を読んでもあまり面白いと思えないのだから。

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