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写真をプリントするときは写真屋さんの現像で遊んでみよう

いつも見ているものをほんの少し変えてみると、同じものでも突然、新鮮に思えることがあります。

写真を学んでいた学生の時、一般的な写真の縦横比2:3(※フィルムカメラの場合)に飽きてパノラマで撮ることにハマっていたことがあります。
ちょっと縦横比を変えただけなのに、見え方が変わったことが楽しくてそこから数ヶ月はパノラマばかりで撮影をしていました。

いつからか元の比率に戻っていたけれど、同じものでも少し何かを変えるってわくわくを広げてくれる気がします。

今回は写真屋さんで写真を現像する時に、仕上がりを少し変える方法についてまとめます!

何を変えるか。結論を先に言うと「写真のフチ」です。

写真屋さんで写真を現像する時、特にこちらからリクエストをしなければ、L判と呼ばれるサイズの写真用紙全面に写真が印刷されます。

でも、実は写真屋さんで現像をするときに写真にフチをつけてください!とリクエストできることをご存知ですか?

今回はこの写真を現像してみます

【白フチなし】

写真をプリントすると聞いて思い浮かべるのは、フチなしの写真ではないでしょうか。

フチなしの写真

【白フチあり】

先ほどの写真に、白フチをつけて現像をお願いしたものがこちらです。

フチありの写真

今でこそフチなしの写真が主流ですが、昔はそうではありませんでした。
おじいちゃんおばあちゃんのアルバムを見たことがある方は、もしかしたら「あれ?」と気付くかもしれませんが、昔の主流はフチありの写真。

なぜフチがあったのかというと、現像する上で写真用紙をしっかり平らに固定する必要があったから。上下左右をしっかり押さえて現像していたので上下左右に白フチが入っていました。
現像上の理由なので、見た目を美しくするという意味合いではありませんがフチがつくことによって少し締まった印象に見えませんか?

フチなしの写真が主流になった今、改めて白フチの写真を見てみると「新鮮」な気持ちになりますが、「懐かしい」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

ファッションの流行は繰り返すと言います。写真は繰り返しているわけではありませんが、昔主流だったスタイルが今、目新しさを感じさせるという意味では時代は回っているんだなということを感じさせられます。

フチありとフチなしを比べてみましょう

ちなみにフチありの場合はフチが入る分、写真の写っている面責は小さくなります。

アップにして比較してみました

写真をフォトフレームに入れて飾る場合は、フチなしを選んだ方が便利だと思いますがそのまま飾る場合はフチありにするかフチなしにするかお好みで選んでみるのも楽しいものです。

写真屋さんの店頭にあるプリントサービスの機械でフチのありなしを選べる場合が多いですが、もし記載がない場合もお店の方に「フチありが良い」とリクエストすればフチありでプリントできることも多いので、気になる方はぜひプリント時にご確認ください。

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