バーチャルワールド 登場人物設定1

※この小説はフィクションです。※
有道 拓途 (ゆうどうたくと)、24歳。
主人公。ITアウトソーシング会社、テレブラザー株式会社にサポートエンジニアとして務めているが、何をやってもうまくいかない。もともとジャーナリズム系の仕事を希望していたが、就職活動で全廃した過去を持つ。
現実世界で何をやってもうまくいかないことに疲れを感じ、「本当はジャーナリズム系の法が向いているのではないか」と思い、夢をかなえられるか自分を試すためにアプリ「バーチャルワールド」をダウンロードする。推しはキー局のアナウンサーを経て動画配信者・ブロガーに転身した多岐嶋優璃花。肌の色は黄色。

ライトニングレボリューションズ
「バーチャルワールド」を使ってやりたい夢を追いかける集団。

多岐嶋優璃花(たきじまゆりか)、33歳。
ヒロイン。ミス東大を経て全国に拠点を持つ放送局にアナウンサーとして入社。25歳という若さで朝のニュースの顔となり、30になって夜のニュース番組のメインキャスターに。入社して10年がたつのを機に会社を辞め、現在はフリーとして活躍の幅を広げている。
アナウンサーとしてのキャリアが長く才能もあるが、自身は「何か大きいことをし遂げたい」
と考えているが、それが自分でもわからないという悩みを抱えている。なんでも挑戦できる環境が備わっている「バーチャルワールド」で、それを見つけようとしている。肌の色は白。

カーター・ヌビン、28歳。
「ライトニングレボリューションズ」のリーダー。19歳の時に日本のIT技術を学ぶために留学し、そのまま在留資格を取得。以前はテレブラザーに努めていたが、「仮想空間について研究したい」思いからやめ、フリーのWebライター兼仮想空間研究家として活動している。黒人。

ソフィア・ヌビン、19歳。
カーターの妹。上智大学に通っている。
こだわりが強く、目を合わせて会話をすること、周りとコミュニケーションをとることも苦手だが、興味のあるものについては納得行くところまで調べつくす癖があり、兄をサポートする。黄色人。

テレブラザー
本作の敵対組織。主人公の勤務先。本来はITのアウトソーシングの会社だが、有道が「ライトニングレボリューションズ」に参入したことで、彼の連れ戻しとともにアプリ「バーチャルワールド」の裏を探ろうとする。

堀崎良一(ほりざきりょういち):主人公の上司。38歳。カーターとは因縁があり、敵視している。有道よりも早く「バーチャルワールド」をダウンロードして使っていた。

毛受三(めんじょうかずき):主人公の課長。52歳。

その他
ニコライ:バーチャルワールドの生みの親。国籍不明。世界中の人の夢が
かなう環境を作るため、「バーチャルワールド」を作った。カーターの日本でできた友達。

高杉義彦(たかすぎよしひこ)
主人公の同期のサポートエンジニア。案件先は違うが、仕事は順調である。誰にでも優しい。

有道の両親
主人公の父と母。「浪人せずに大学まで進み、文系であれば大卒後浪人せずに就職、理系であれば大学院に進んだ後就職し、成果を出すまで転職はやめるべき」と拓途が普通の社会人であり続けることにこだわっている。

設定用語
バーチャルワールド:仮想空間アプリ。使うと仮想空間に生身で入ることができ、現場で好きな仕事を選んで奉仕することができる。奉仕を通じて周りの人に貢献するか、仮想空間上で戦って勝つことで奉仕を得られる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?