ろめでんデイリーダイアリー

1-2 第三次世界大戦への序曲!?朝鮮半島、カザ地区、ウクライナ情勢と日本(2024年1月21日~2024年1月26日)

 オープニングでそんなことを言っていたが、ショックなニュースが入ってきた。ロシア、北朝鮮がガチで世界大戦を引き起こそうとするデータがリークされてしまったのである。「ロシアは10年以内にNATOと衝突するリスクがあるとドイツ国防省が推測した」1(牛尾、2024年1月20日)のである。また、北朝鮮については、「韓国に致命的な軍事行動始めるかのような動きを見せている」2(中央日報、2024年1月26日)ようだ。

 個人的な感想だが、ここ数年で紛争への解決策として”暴力“を使うような動きが加速しているように思われる。ロシアという国連の5大国、つまりリーダー格の国がウクライナのNATO入りに反対して戦争を吹っ掛けたことで、“リーダーがやっているからオレもやってもいいんだ”と真似する動きを作ってしまったように思われる。

 まず、前提としてそもそも権力者の一部は対話より軍事力を優先するような人がいる。今回ウクライナ進攻を引き起こしたロシアの大統領は、「対話よりも軍事力で問題解決に当てることに重きをおいている」3(Eltchaninoff、2022、p.48)ようだ。

 意見を出し合って利害を重視するよりもさっと行動に出た方がスピードが早いことはクリミア半島の問題で証明されてしまった。ウクライナ進攻の結果ロシアを真似する国が出てきてしまったように思われる。

 カザ紛争、北朝鮮情勢がウクライナ進攻にどう繋がりを持つのか、注視していきたい。

参考文献
1 牛尾梓(2024年1月20日)、「『ロシア、10年内にNATO攻撃』独国防相が予測、強まる警戒感」とれまがニュースホームページ(最終閲覧日:2024年1月23日、https://www.asahi.com/articles/ASS1N059LS1MUHBI036.html ).
2 中央日報(2024年1月26日)、「『北朝鮮、今後数カ月内に韓国に致命的な軍事行動の可能性』=NYT」とれまがニュースホームページ(最終閲覧日:2024年1月28日、https://www.asahi.com/articles/ASS1N059LS1MUHBI036.html ).
3 Michel Eltchaninoff, 2015, "Dans la tête de Vladimir Poutine" =小林重博、2022、「ウラジミール・プーチンの頭のなか」、株式会社すばる舎.
4 讀賣新聞オンライン, 2024年1月24日、「ロシア軍は受刑者らによる『突撃部隊』編成、人的犠牲をいとわず…米欧の支援停滞でウクライナ軍は防衛主体に」、讀賣新聞社(最終閲覧日2024年4月27日、https://www.yomiuri.co.jp/world/20240123-OYT1T50161/ ).





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