人生が

長いと気がついて早くも10ねんが過ぎた。
長い長い人生が電車のように鼻の先を走って行くのを眺めていた。
先日統合失調症との診断を受けたが
あまりにも私に似つかわしいと思った。
つながってしまうのだ。全てと。


私の書く小説は未熟だ。
当然予測できるような人生を送っている。
なぜ驚くことができるだろう?
私がいつか病気になることを、どこかで私は知っていた。
幼稚園のときの夢はマジシャンだった。
人を驚かせたい。
それは今も同じで、帽子から孔雀を出してみせるような鮮やかな嘘を描きたい。
と、いうのは本当だ

気がついたら破壊し終えたラブホテルで一人、冷蔵庫の上にすわっていた。
服は着ていなかった。

歌う私を警官が担いで行く。
どこへいくのだろうか



留置所で飲む紙コップ一杯の水はおいしくておいしくて三杯も飲んだ
よさこいを踊った。
狭くて何もない檻の中で、からだを動かすにはそれが一番なのである。
義務教育を受けてよかった。
真面目に受けていたわけでもない授業が、やっとここで生かされるのだ。


出鱈目なことを呟いていたのに、あんまりブロックされてなかった。
さみしい、を否認することはできないが、なぜか私をブロックしていった少ない人たちに、正直な人たちだなあと思う。
しかしいいねされるとホッとする。
狂人もいいねがほしい。


よくないねー


小さいころはサンタさんが来た。
そんなぬくぬくと育っておきながら、複雑性PTSDはあとから来るよ。 
私は赤ずきんを被って、
おばあさんから逃げるよ。
桃がたくさんながれてくる!


な〜んてね
(病室より)

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