城定夫「桃木屋旅館騒動記」

2019年9月光音座で、城定夫「桃木屋旅館騒動記」　新東宝で撮るときは城定夫＝城定秀夫。

架空の田舎町「毛更津」を舞台にした皆ハッピーエンドの艶笑譚。安心の城定ブランド。寂れた田舎町毛更津の桃木屋旅館の若女将（西野翔）家出したきりだった妹（早瀬ありす）がＡＶ撮影に旅館を偶然訪れたことをきっかけにＡＶが三度のメシより大好きな大手再開発会社の専務を肉体接待、最後は源泉まで湧き出し関係者みんな笑顔でハッピーエンドな佳品。

とにかく若女将の西野翔がキュートでキュートで可愛すぎる(*^^*)地元愛に燃える翔は「この毛更津をどげんかせんとイカン！」温泉町とは名ばかりで温泉は湧かずｗ仏壇の消費量が日本一でｗ名産の毛更津ヒラメはカレイにようなまがい物、イイところが無い町、それが毛更津ｗ

飲んだら酒乱になるという翔。漫画チックな設定だが、これはピンク映画なので、当然ながら酔うと淫乱になるｗ浴衣をはだけてパンティ丸見えで豪快に眠った後、お客さんと下着姿で踊りまくる、もう夫（吉岡睦雄）からしたら「しょうがねえなあ」としか言いようのないイイ女ｗ

本作で鍵となるモチーフは、翔がせっせと庭を掘って作る穴である。旅館で出た生ごみが、田舎過ぎてゴミ収集車も来ないのでそのまま埋める（←いいのかよｗ）借金取り（獅子奮迅）は「この穴に埋めるぞ、ゴラァ！」と脅す。でも最後は源泉が勢いよく湧き出る幸福の穴なのだ。

ある日、ピュオーネ（レオーネじゃなくて？）がＭＨＫ（笑）の取材班を騙りｗ桃木屋に泊まりに来る。翔は「毛更津を取り上げてもらえる！」と大喜びで大勘違いｗ彼らは人気ＡＶシリーズ「キララの潮吹き温泉　毛木更津温泉篇」の撮影に来たのだ。女王様のように威張る女、それは人気ＡＶ女優のキララ（早瀬ありす）だ。

桃木屋は閑散としていて、ＡＶ撮影隊以外に客は二人しかいない。零細不動産業者の麻木貴仁と津田篤だ。何とか毛更津再開発プロジェクトを勧めたい二人だが、哀しい程に何も無いｗでも本社は、大手の大東京建物専務（森羅万象）を現地案内し、開発計画を進めろと言うのだｗ

ＡＶ撮影隊はこっそり撮影するが、麻木と津田に気づかれ、すぐバレるｗ翔はＡＶ女優のキララを見てびっくり！何と７年前に栃木の実家を家出したきりの妹だったのだ。キララは潮吹きが売り物。撮影で見た潮吹きを翔は早速、夫の吉岡に試してもらい、手マンされ悶えまくる。

麻木と津田は「そうだ！」←そうだ、じゃねーよｗＡＶが三度のメシより大好きという森羅専務。キララに彼を肉体接待して貰い、契約書にハンコ押して貰えばいいじゃない、という能天気な名案（笑）キララと翔は最初はいがみ合っていたが、徐々に心が通い合い、キララは協力。

翔には翔で、切羽詰まった事情があった。頼りない夫の吉岡では経営が上手くいかず、亡くなった大女将が残した旅館の土地と建物、それを暴力的な金貸し（獅子奮迅）に取られてしまいそうなのだ。獅子奮迅はキレ芸で吉岡に「来月までに絶対に返せよ。さもなくば奥さんをソープで働かせるからな」

麻木と津田は森羅専務を毛更津に案内、案の定、森羅専務は大激怒で旅館をキャンセルと叫ぶ。ここで登場するキララ。ＡＶマニアの森羅専務の表情が激変。「キララの潮吹き温泉シリーズ、あれ大好きなんだ」キララは年収２千万という森羅専務の玉の輿を狙っているのだ。

押し入れの隠れ部屋でFUCKする森羅専務とキララ。森羅はもう夢が叶って大興奮！キララにナマで潮吹きまでしてもらい大感激！麻木と津田は翔にお酌して貰いプロジェクトの成功を祝って大宴会。ところが酒乱の翔は酒を口にしてしまうｗそのまま裸踊りで大乱れ。吉岡は呆然。

翌朝、麻木と津田はぐっすり眠っている。まだ興奮冷めやらない翔は、吉岡に「ごめんなさい」と謝りつつ。気づかれないようにディープキスを継続しながら吉岡の股間を触り、浴衣を脱ぐ。キスで吉岡の口を塞いだまま、騎乗位でFUCK。薄目を開け寝たふりを続ける麻木と津田ｗ

毛更津再開発プロジェクトが始まった。でも相変わらず閑古鳥の桃木屋旅館。借金取りの獅子奮迅が「約束の日だ」とやって来る。仕方なく土地と建物を手放す決心をする吉岡。契約書に判を押そうとしたまさにその時、奇跡が起きた。翔が掘ったゴミ捨て穴から源泉が湧き出た！

勢いよく噴出する源泉とオーバーラップするように何度も切り替わる、森羅万象に股間を弄られ勢いよく股間から潮を吹くキララ。

温泉が湧き出てホントに温泉町になったｗ毛更津。客がひっきりなしの大賑わい。キララも結局、旅館で生き生きと働いているｗ毛更津ヒラメ丼１２００円も飛ぶように売れる。テレビＣＭの「備えあれば憂いなしだね！毛更津の仏壇」だけはいつものままだがｗ再開発に成功、森羅は社長、麻木は専務、津田は副専務？だｗ