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城定夫「妹の夏」

城定夫「妹の夏」

主人公の売れないエロ小説家(城定監督似w)は妻(広瀬奈々美)と二人暮らし。ある日突然、彼の可愛い妹ナツ(星美りか)がやって来て、押入れに座敷童子のように棲みついた(笑)小説家は昔、ある暑い夏の日、ナツの処女を破った日のことを小説に書く。物語は置いといてwとことんエロに良心作。

城定監督似のw主役を演じるのは、バカリズム似で有名な(笑)磯田泰輝だが、本作では髪型や眼鏡のかけ方、ちょっとネコ背の姿勢など、城定秀夫に寄せている。基本的に物真似が上手な俳優さんではないか、バカリズムよりもwww即ち、この映画は、城定監督が可愛い妹を妄想するエロ作品(笑)

出演者4人で60分尺の映画を撮る、究極の低予算映画。とは言え、その分ヒロインの妹ナツを演じる星美りかと、城定秀夫の妻を演じる(笑)広瀬奈々美(本作は堀口奈津美名義)の濡れ場は、りかが2回で奈々美は1回、相手は全て城定さん。トータル20~30分間もオカズとして十分に実用的な濃厚FUCKが楽しめる、それだけでもいいじゃないw

モチーフと思われるのは「座敷童子」で、売れない城定さん(←決めつけるなよw)の家に突然現れて棲みついてしまった、彼の可愛い妹。押入れの中で生活し、城定さんが奥さんとセックスするときは、押入れからじっとそれを覗き、セックス中に妹と目と目で通じ合っってしまう城定さんは、夫婦生活が益々、盛り上がってしまうのだ。

そもそも、城定さんの生活能力は、エロ小説だけでは食べていけない。奥さんの奈々美が編集者で、彼女の稼ぎに寄生している。奈々美はとても良く出来た奥さんで、城定さんが小説も書かずグータラしていても、それを「鬱なんじゃない?」と心配てくれる、良妻賢母の典型。そんな城定に女難?が降りかかる。

城定がエロ小説を一行も書けずに居眠りしてしまうと、横にナツがちょこんと座っている。彼女は腹違いの妹で、家出同然に城定の家にやって来た。でも、城定は奥さんの手前、若い娘を泊めてあげるなんて、できない。説得しておんぶして踏切の前で別れた。この光景は、画になる。

城定の奥さんはホントに良く出来た人で、布団の中でもワープロをブラインドタッチで打ちながら熱心に仕事。そして一段落つくと、城定と夫婦生活を始めた。ところが、押入れの襖を開けて、覗く目がある。それはナツであった(笑)彼女と目が合うたび、城定のセックスは燃えた。

翌日、奥さんが仕事に出かけると、城定はけしからんことに原稿も書けてないのに、ナツとベッドで愛し合う。ナツはほぼ真っ裸なのに、デニムのミニスカートだけは履いて、城定に正常位でガンガン突かれる。この星美りかはどエロい!ところが奥さんが原稿を取りに、急に帰宅するじゃ、ありませんか!

城定は真昼間から、仕事もせずに風呂に入っていた(←小原庄助さんかよw)奥さんは「仕事もしないで!」と文句を言いつつも、家を出た。ナツは風呂の中に潜っていた。彼女は水泳部だったのだ(←後付けで考えただろw)城定はもう、可愛らしい星美りか、いや、ナツに夢中だ!

編集者の吉岡睦雄(←出番はここだけw)が、城定の原稿を取りに来た。一行も書いてなかった。吉岡は「エロ雑誌、舐めないでくださいよ!原稿落ちたら、次はありませんから」頭を抱える城定。ここに、ナツが優しく話しかける「お兄ちゃん、あの日の二人の出来事を書けばいいじゃない」それは兄妹二人だけの秘密。

ある暑い夏の日、城定はその時も売れないエロ小説家だったが、実家に帰って原稿を書いていた。そこに、水泳部(笑)の部活を終えたナツが、可愛らしいブレザー姿で現れた。居眠りしている城定の横で、ナツは城定が途中まで打った、エロ用語満載のR-18小説を、声を出して読んだ。

読みながら興奮が抑えられくなったナツは、城定に「お兄ちゃん、抱いて!」ブレザー姿のまま、ナツは城定を正常位で迎え入れ、処女を喪失した。これは城定にとって、インモラルな夏の、ナツの思い出。城定は、また居眠りしていた。Σ(゚Д゚)と目を覚ますと、原稿は完成していた。その原稿を読み返すと、ナツを激しく抱いた記憶が頭に蘇った。

ナツは、城定の家の押し入れに座敷童子のように棲みついていた。時々、押入れから出てきて、昔のお兄ちゃんとの楽しかった思い出を語り合った。でも、原稿が完成した日、様子を不審に思った奥さんが、押入れをガラッと開けると、ナツは消えていた。奥さんは良く出来た人で、明日、城定が向かうはずの、実家での妹の三回忌の喪服を、きちんと準備していた。

城定の妹は3年前、自転車に乗っていて車に轢かれ死んだ。墓参りを終えた城定は、ナツの処女を奪った思い出の実家の部屋の畳にすがりつきながら、泣いた。家に帰ると、奥さんが手料理を準備して、優しく迎えてくれた。そして夜のベッドで夫婦生活。正常位で激しく腰を振る城定は、思わず「ナツ!」と叫びながら、愛する奥さんを抱きしめた。

さて、城定さんにホントに妹がいたのか、それは誰も知らない。

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