大好きな人を失ってしまった話


死ぬ方がマシってあるじゃないですか。
私にとってはそれが今です。

note書き初めがこのようなものになるとは私でも思っていませんでした。
ただどこかに、この私の心臓の中で棘を突き刺しているものを吐き出したかったのです。

何があったのか。



一番大切で、一番大好きな人を失ってしまいました。




突然でした。
もう連絡すらとることができなくなってしまいました。

私が悪いことをしたのです。
もうしませんと約束したことを、またしてしまったのです。
私の”寂しい”や”気になる”という気持ちを抑えられなかったせいです。

その他の原因は思いつきません。
それくらい、その方にだけは正直にしていました。
逆にお互い共通の知人には、私は頻繁に嘘を重ねていました。
私がその方に対しての気持ちや本当の想いを話題に出したら、その方にとっては嫌に感じるだろうなと思ったからです。
私にとってその方がどんな存在なのか、隠すための嘘です。




失ってしまったのに気が付いたのが一昨日だったのですが、
その瞬間から、私のやったことやることやろうとしていることの全てが、意味を為さなくなってしまいました。



もっと可愛いと思われたくて、ずっと選ばれ続けたいと思って続けてきた、徹底したスキンケアや表情への意識、
一緒に同じものをと思って購入した電子タバコ、
(その方には内緒にしていましたが)本当にいざというときにと思って私の分とは別にしてきた貯金、
いつか作品を見てほしい、一緒に作品を作ってみたいと思って密かに少しずつ勉強していたクリエイティブコーディング、
近い内にお礼にとその方が誘ってくれたご飯はどこに行こうかと選んでいたお店の候補の数々、


極端に思われるかもしれませんが、
この生活ですら何も意味を感じなくなりました。


この生活や、今こうして生きていることに何も意味を感じない、
なら全部やめてしまおうかと
幸いにも、私の住んでいるところにはたくさん山があります。



なぜこんなにもその方に対してすごく想いが強いのか。
みなさんそう思いますよね。


その方は、私を助けてくれたんです。


当時私がお付き合いをしていた彼氏(今はもう元彼です)は、私に対して手を上げてくる人だったんです。
でもずっと黙っていたんです。我慢していれば時間は過ぎていくので。
でも限界だったんです。とある日その方の前で全部ぶちまけてしまったんです。


すぐにその方は守ってくれたんです。
まずはこうすればいいとか、当時踏み出せなかった一歩を、一緒にいてくれて背中を押してくれたんです。
私にとっては恩人なのです。痛くて辛くて常に怯えていた状況を変えてくれたんです。
感謝してもしきれない大切な存在なのです。
当時の彼氏とお別れするまで長くかかりましたが、その方の後押しがなければずっと当時の、黙って怯えた状況のままだったと思います。

だから次は私がその方を支えたいと思ったんです。
私のできる限りの恩返しをしたかったのです。



私のできる限りの小さな恩返しを続けている内に、次第に恩人として支えていきたいという思いに加えて、一人の人間として支えていきたいと思うようになったのです。


でもその恩返しも、もうできなくなってしまいました。
私の好意ももう伝えられなくなってしまいました。

もっと一緒に過ごしたかったし、もっと楽しくお話ししていたかったし、
ずっと支えていきたかった。



誤解でこのようなことになってしまったのなら解きたいし、
どうしてこんなにも突然いなくなってしまったのか教えてほしいけど、
もうそれも叶わないのかと、私の心がすべて無くなってしまったような感覚になっています。



今はもう何も、何の気力も起きません。
私の存在の意味も無くなってしまいました。


きっと私はこれからも、その方を支えたい気持ちはそのままだし、
ずっと大好きな恩人で、忘れるってことなんてできないんだろうなと思います。



いつかきっと、また少し前と同じように
お話だけでもできるようになれたらいいなと願うばかりです。


また恩返しさせてください。


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