第3回幻想パワプロを終えて

お世話になっております。
今回は「幻想パワプロ」という特殊なお遊びについてお伝えするべくnoteを書いております。


幻想パワプロとは?

まずそもそも前提の話として、「幻想パワプロ」という単語に馴染みがない方がほとんどだと思われます。それは当然でしょう。飲み会の席で酔った勢いで僕が勝手に思いついた単語ですから。

幻想パワプロとは… eBASEBALLパワフルプロ野球2020にて収録されている選手を各プレイヤーでドラフトし、そのチームをオートペナントで回して勝者を決めるという遊びです。

早い話が、パワプロ使ってオーペナでお遊びしていこうぜというゲームでございます。因みに「幻想」という単語を用いたのは、某シューティングゲームの幻想郷のお話ではなく、「FantasyBaseball」と呼ばれるものが語源です。

ファンタジーベースボール(Fantasy Baseball)は、野球ゲームの一種。実在のプロ野球選手を一定のルールの下に編成して仮想の自分のチームを作り、実際の野球におけるその選手の成績をポイント化して総合ポイント等を競うゲーム(シミュレーションゲーム)である。 -Wikipediaより

こちらのゲームも面白いので興味を持って下さった方はぜひお試しあれ。獲得選手次第では「マー君炎上しろ!」だの「大谷ホームラン打つんじゃねえ!!」だの「レスバトラー、YouTubeの為に登板回避しろ!」だの、日本国民らしからぬ発言が飛び交う状況が見られると思います。

…話が逸れてしまいました。
因みに幻想パワプロをする上で大切なルールがあります。それが、

投手スタミナ回復量 全回復
ケガ/疲労 なし
ノリノリ/スランプ なし
トレード/外国人獲得なし
スタメン固定(DH有無と対左の事前設定は可能)
成長による能力の上昇下降なし
キャッチャーリードの影響 ふつう
投打バランス ふつう

となり、現実や通常のオートペナントとは異なり、ケガや疲労や成長といった要素を全て排除し、選手の能力のみで戦う形になります。余談ですが、投打バランスをいじることによってラビットボール濡れたスポンジ野球を体感できると思うので、今後のルール決めでは面白くなりそうですよね。
また、参加者の順位決めに関しては第3回大会に関しては10年間(2020年を10度繰り返す)オートペナントを回した結果の、
「日本一回数>リーグ優勝回数>通算勝率」となります。

余談ですが、
第1回は「5年間の通算勝率」
第2回は「日本一の回数>リーグ優勝回数」
でしたので、少しずつマイナーチェンジをしております。

第3回ルール

今回参加者はなんと16名に集まっていただきました。因みに第1回は6人、第2回は12人となっており、少しずつ規模は拡大しております。なお16人以上には設定できん模様(新規参加者が現れた場合はどうなるかというのはまた別のお話)。

参加球団:16チーム
指名選手枠:18人(1~18順)
 ・投手8枠 (先発4枠・救援4枠 適正がある選手をセットすること)
 ・野手9枠 (9ポジションサブポジ含めて適正あるポジションの選手を獲得すること DH有)
 ・プラスワン枠1枠 (投手野手どちらでも指名可能)

チーム編成縛り
・各球団、12球団所属選手を必ず1人を獲得すること

指名不可選手

BAN選手一覧
巨人 坂本勇人 ソフトバンク 千賀滉大
阪神 梅野隆太郎 西武 中村剛也
中日 大野雄大 オリックス 山本由伸
広島 鈴木誠也 日本ハム 有原航平
横浜 宮崎敏郎 ロッテ 益田直也
東京 山田哲人 楽天 浅村栄斗
OB 小山正明 精密機械
OB 稲尾和久 鉄腕
OB 米田哲也  ガソリンタンク
OB 田淵幸一 アーチスト
OB 古田敦也 球界の頭脳
OB 衣笠祥雄 鉄人
OB 落合博満 勝負師
OB 張本勲 安打製造機
OB 金本知憲 鉄人
(二刀流) 大谷翔平

主催者権限として、第1,2回大会で猛威を奮った選手として12球団の一部選手をBAN((使用禁止)させていただきました。一方で代わりに一部OB選手(金特持ちを除く)を指名可能としました。

指名禁止選手と指名球団縛りの意図

指名禁止選手に関しては、ぶっちゃけ適当ではありました。適当に決めた結果、「なぜかギータがBANされていないのでどうせ競合するだろうし公言指名します。主催者は酒を飲んでルールを決めたのか」という熱いツッコミを喰らう羽目になった模様。

ぶっちゃけ千賀の「日本ハムキラー」という点を見過ぎてガチでギータの存在を忘れていましたね、ハイ。

OBに関してはとりあえず何があっても球界の頭脳というスーパーチートを持つ古田をBANするとして、それじゃあまとめて金特選手を出禁にしたら楽じゃんという発想です。ガソリンタンクと鉄人はケガ回復関係ないのに出禁にされた米田さんとヤニキが大変気の毒ではある。

指名球団縛りの意図に関しては、指名に変化を持たせたいというのが全てです。また、この指名球団縛りによるチーム不成立を怖がって「オーバーピック」を起こしてくれる人が数人いると面白くなるだろうという部分もありました。(事実として数人ガチで吊られた)

ドラフト結果

スクリーンショット (306)

結果はこちらの通りです。NTR薄い本枠とか書かれているのは完全に主催者イジリらしいです気にしないでください。因みに福丸小糸さんというキャラが歌っている曲はガチで強いので是非とも聞いて下さい

この結果を受けて、打順などが以下になります。画像を16人分貼ると大変なので、Twitterの方でご一読下さい。
https://twitter.com/NeoGunso7/status/1328308767092424704https://twitter.com/NeoGunso7/status/1328308767092424704

オートペナント結果

スクリーンショット (321)

1位:あきにゃん
2位:ささみチーズカツ
3位:ミニゴジ
という形になりました。(敬称略)

前評判通り、ムード〇を持った大杉はさることながら抜け目のない打線を作り上げたあきにゃんさんが優勝されました。

指名講評

16人中6位の分際で何を偉そうと突っ込まれそうですが、主催者としてやはりこれはしておかねばならないということでウェーバー巡に振り返っていきたいと思います。
手厳しい言葉もあるかもしれないが、あくまで日本一と参加者全体1位を狙うためにどうすれば良かったのかと正直に書いているだけなので気を悪くしないで欲しい。

揚げニキ 軍

6球団競合の末にギータを引き当てる。OB枠に伊藤智仁を当てて、現実ではケガに泣いた男は絶対にケガしない幻想パワプロでは水を得た魚のような好成績をたたき出した模様。唯一OBで投手を指名したのでこれは褒められるべき点でもある。
しかし、ギータとビシエドといった打線の中心を固められた一方で、相内誠が今すぐ格闘家に転向しろとでも言いたくなるような成績を連発(シーズン成績の大半がほぼ防御率6~7点代)。
幻想パワプロでは、現実の5~6人ではなく数人でのローテーションを組んで現実より登板回数が増える。つまるところ、炎上しかしない投手を組み込むことは命取りになりかねないのだ。また、対左投手に弱い打者も多かったことも辛い一因に働いたかもしれない。他の方の投手左右指名状況を追っておかねばならないことを教えてくれたはず。
また、ピンポイントで言うことがあれば、12位で遊撃手のYs西浦を指名してしまったのなら、14位で遊撃手のBs大城を指名しなくても良かったのではないのかと感じた。この指名により、サードにどちらか2人を配置しなければならなく、強打者の多いサードで打撃力で明確な差をつけられてしまった。指名を振り返るとオリックスの枠に困窮したとも思われる。あと守備のことを考えると、西浦を遊撃手として考えるなら残ってる選手では同じBsである西野をサードとして獲得した方が守備は固まるのではないのかと感じた。
終盤の中継ぎピックアップは完璧だっただけに、次回参加される場合は是非に頑張って欲しい。

爆風 軍

チーム作りそのものは間違ってはいないだけに、色々と惜しい感じではあった。事実、初参加者の中では下剋上の末に唯一日本シリーズ出場を果たしていた。
やはりネックとなってしまったのは、3番王の前を打つ2番のT糸原、対右で5番をE田中だろう。かなり難しい選択にはなるのだが、王貞治の指名タイミングを遅らせて、OB枠の指名をズラすことによって2巡目で強打者を獲得しても良かったかなとは思われる。また、本田圭佑とガルシアの投手陣が燃えていた印象。ビヤヌエバはチャンスFのせいで冷えることも多かった。それでもT-岡田を10位とまぁまぁ美味しいところで獲れていたりもする。パワプロの知識を植え付けた状態で挑んだ場合には日本一を掴むチーム作りも出来るのではないか。今後が楽しみである。

タクミ 軍

De今永をエースとして公言指名。無事獲得。2~4巡目でL源田、T糸井、F近藤といったポイントゲッター且つ守備を固めたのだが、スラッガーが居ない上にセカンドの目ぼしい選手が居なくなっていたところで、5位指名でどんでんこと岡田彰布を絶妙なタイミングで指名したのはお見事だった。自陣の補強ポイントを考えると、間違いなく今大会のMVP(Most Valuable Pickup)である。
一方で、7位指名の上林はややオーバーピック気味だったとも言える。というのも上林はオートペナントでは打率は2割前半、本塁打も10本打てば良い方とからっきし打たないことが多い。プルヒッターといった特殊能力であったり優秀ではあるのだが、オートペナントではブレやすい悪球打ち持ちな上に、ミートがEに満たないF39なのである。やはりミートは大事。8位田村もキャッチャーCを目的とした確保ならばもう少し後に回せた指名でもある気がする。また、あまり放送内では目立ってなかったが、Bs榊原翼が割と燃えたいた印象。センスある指名を見せていたので、次回こそは浮上を目指してもらいたい。

イデ 軍

正直キツイことを言うのなら主催者としてダントツ最下位を予想していた。その予想は奇しくも当たってしまう。
1位指名の荻野はどうしても欲しがった結果だと思うので一旦置いておく。実際ハズレで指名に行く人は居たかもしれない。
2巡3巡目で先発ローテの柱となる山岡と高橋礼を指名したが、この投手2人はパワプロ2020ver1.05は赤能力が多く、能力の見かけの割には信じられないような炎上投手なのである。
また、本人曰くサード構想としてD阿部を獲得していたそうだが、現在のメインポジションは普段プロ野球を見ていればわかる通りメインポジションはセカンドである。初参加なので大目に見てあげたいところだが、球団縛りに吊られた結果のオーバーピックのならまだしも、それ以前のミスなのでさすがに主催者として正直これは見過ごせないミスではあった。
同様に、9位指名のF中島もサード中村ノリさん、セカンドにD阿部、ショートにE藤田という布陣が出来上がっていたので、ボーアなどのファーストを指名すれば良かったのにとも思ってしまった。結果的にD阿部がファーストを守り、クリーンナップを打つという布陣になってしまい、全体的に圧倒的に打撃力に乏しい布陣になってしまった。本人曰く、走塁重視の戦力を整えれば上位は固いと思っていたらしいので、これもまたパワプロ保有の知識の差はあったのかもしれない。でも次参加する時は野手ポジションの確認だけは忘れないで欲しいなというのが本音ではある。次回参加時は借金返済を目指して欲しい。

軍曹 軍 (日本一1回 リーグ優勝1回)

筆者(主催者)の反省は必要か?
前回優勝者の奢りがあったのは当然であり、反省しろということで必要ではある。
1位指名でBs吉田のクジを外したのが全てというのを言い訳にして片付けるのはよくない。打撃力のチームを目指したつもりが目指せていないという本末転倒なチームが出来上がっていた。
というのは1位指名のL外崎である。既にこの時点でどこかで大杉のムード〇に頼ったチーム作りを前提とし過ぎた指名になってしまっていた。よって、打撃力が下降修正を外崎の力を過信していた。確かに現役セカンドではYs山田哲人とE浅村がBANされているので一番の有力選手ではあるのだが、多くの強打者を差し置いて指名するほどだったかという疑問が残る。2位に茂木にいってしまったせいで、二遊間は固めることは出来たものの「圧倒的な打撃力を誇る選手が不在」という事態にこの時点で陥ってしまっていたのだ。強打者不在の結果、5位でBsジョーンズを獲得しなければならない状況が生まれてしまい、案の定大杉獲得はチキンレースをし過ぎた結果逃してしまう。9巡目で掛布を獲得も時すでに遅し。目ぼしい先発を獲得することも出来ず、キャッチャーBのC石原におんぶにだっこの投手陣が出来上がる。日本一に1回なれたことは割と奇跡的ではあったと思われる。
次回参加時にはもう少し慎重な指名をして欲しい。因みに唯一全大会でドラ1は競合している(3戦1勝2敗)、胃が痛い展開は勘弁して欲しいところだ。

はごいた 軍 (リーグ優勝2回)

過去2大会では大炎上を続け、もはや「幻想パワプロ界の戦犯」となっていたG菅野。1.05ではアップデートが施された結果に期待し1位指名。結果的に菅野は期待通りの成績を収めることが出来た。というのも、OB枠でキャッチャーBを持ち打撃にも期待できる矢野を獲得したことも大きい。二遊間・三塁の守備力も圧倒的であり、防御率はリーグ1位をたたき出すことが大半だった。一方で、打線がやや低調気味な展開になることが多く、リーグ優勝2回ながらも日本一回数が0だった要員はその部分もあったと思われる。やはり、ホームランの力は偉大ではあると思うので、矢野獲得を既定路線としていのであれば、2位指名は青木ではなくオースティンやデスパイネあたりへ、もしくは4巡目でのセンタードミノで西川ではなくセンター青木として考えて、Mアジャ井上といった強打者を確保しても良かったのではないかと思われる。とはいえ、燃えることが危惧されていたG菅野に怯えることなく使いこなした功績は讃えられるべきではある。キャッチャーBの矢野のおかげだったら知らん。

ささみチーズカツ 軍 (日本一2回 リーグ優勝4回) 全体2位

パリーグにバケモンみたいなチームが居たせいではあるが、十分に全体優勝に値するレベルの功績である。
OB岡田を狙っていてかっさらわれた後に、すぐに二遊間ながら高い打撃力を誇るOB松井稼頭央を指名するなどのセンスある指名を光っていた。抜け目のない打線を作った一方で、やや不安に思われた先発陣も最低限の成績を残した。日本シリーズで血行障害を抱えているD岡田俊哉が、10月下旬の仙台の地で必死に投げ切って胴上げ投手になった姿は、現実の中日ドラゴンズファンなら涙を流さずにはいられない。強いて言えば、乱調持ちだったG桜井を2番手に使ってしまったことにより、下剋上並びに日本シリーズ敗退の要因となることが多かった。第2回大会でもシーズン優勝を優先するあまり、F有原C大瀬良を抱えた先発陣でなぜか1番手にエース上沢としてしまった悲劇がここでも起きてしまった。第2回大会も悪くない成績も納めていただけに、次回こそは悲願の優勝なるか。

達一 軍

恵まれた予想から糞みたいな成績。
さすがに16人中の9位で糞みたいな成績と言うのは失礼ではあるが、優勝したあきにゃんに次ぐ対抗馬として予想されていただけに、誰もが全体優勝はともかく、日本一はおろかリーグ優勝すら出来ない姿には目を疑った。強いて言えば、OB枠として獲得した4番捕手の阿部慎之助が期待ほど打たなかった(それでもOPS.800台は安定して打っていた)のが原因ではある。他球団のOBはOPS1.00以上になることがしばしばあったのでそこでの差か。また、3番5番に置いたDe佐野とG岡本が能力の割には期待されたほどの成績を残し切れてないことも災いしている。圧倒的先発陣を誇っているのにも関わらず、キャッチャーDの阿部だったことも要因だったのだろうか。決してチーム作りが悪いとは言いきれなかったので、単に投打が噛み合わなかったとも言えるし、幻想パワプロとの相性がそもそも悪い説すら囁かれている。毎度それなりのチームを作っておきながら不遇になることが多いので報われて欲しいところではある。

何が起きるかわからない。

それが 「 幻想パワプロ 」 なのである。

そのことを教えてくれた達一軍に合掌を。

ユノ 軍 

もう少しやれるのかなとは思ってはいたが、思いのほか沈んでしまった印象。やはり1番のポイントとなったのは9位指名のOB小久保であろう。既にサードC堂林とファーストBs中川を確保していたのにも関わらず、堂林を外野にしてまで指名する必要はあったのかという疑問符が残った。この時点でセカンドが埋まってなかったので、それなりに打撃に期待の出来る井口を指名しても良かったのではないのかと感じた。結果的にセカンドは15巡目でBs福田周平を指名しているので、その打撃力の差を考えれば一目瞭然である。
ホークス(兼任ヤクルト)ファン本人曰く、「井口はダイエー在籍年数よりもロッテ在籍年数が多い。小久保はあんな形で追い出されたのに戻ってきてくれていた。ホークス愛を感じた小久保を私情で選択した」とのことである。

つまるところ、
幻想に私情を挟むと痛い目を見るという典型例が生まれてしまった。

ホークス愛ならば、2球団居た楽天に対してのキラー持ちだった杉内(FAで巨人へ移籍した歴史はノーノー達成がそもそもなかったことにして抹消する)を選択しても面白かっただろうとは思う。杉内とH西勇輝の左右エースならばペナントを安定して進められた可能性もあったとは思われる。どうしても小久保を指名したかったのであれば、4巡目の堂林指名はともかく6巡目のBs中川指名はポジション的な面で慎重になるべきだったとも思われる。
微差とはいえ、2大会借金持ちに終わってしまった一方で、今大会の優勝予想3連複を最も的中させたラッキーボーイでもある。次回参加時にはその能力をうまく発揮して欲しい。

キノカノ 軍 (日本一1回 リーグ優勝4回) 

DH有無・対左右での4通りのオーダーで一致する箇所がないというその徹底ぶりには脱帽である。
一方で、その設定を手動で設定するのは主催者であり、その手間からお詫びに主催者へ叙々苑の1つ、もしくは声優ライブの最前チケットくらいは奢るor用意するべきではないのかという話でもある。
打線がYs村上とピーコこと山本浩二が圧倒的破壊力を擁してその打線の破壊力で乗り切った。5巡目でDe佐野がスリップしてきても慌てず山本浩二を指名したのがポイントとなり、それがリーグ優勝を量産出来た最大の要因だろう。また、先発陣も大崩れする選手のピックアップを避けて最低限試合を作れる面子を中盤以降でピックアップ、リリーバーとしてF宮西がフル回転、クローザーH森と役割分担も出来ていた。意外とポイントとなっていたのは13位での安田指名でもあっただろう。
次回はYs上田の現実戦力外に憤慨した結果の、幻想での指名の後に撤回希望といった主催者ブチギレ案件はやめていただきたい。やはり声優ライブの良席を用意して主催者のご機嫌を取るべきではないか。

ミニゴジ 軍 (日本一2回 リーグ優勝1回) 全体3位

・球団縛りルールにおける無駄のない順調な選手ピックアップ
・自分の名前に合わせたゴジラ松井指名
・全体結果3位という結果

これらより、ある意味今大会では全体的に一番上手な指名を展開していたのではないかと感じた。
捕手であるBs若月が「ヤバいわよ!」と発狂しそうなレベルの先発陣だったが、どういうわけか目も当てられないレベルでの炎上は避け切っていた。というのもブルペン陣は5人ものリリーフを待機させて小刻みな継投で勝っていた印象である。毎日ブルペンを総動員させても、疲れが一切蓄積されることはない、幻想パワプロのルールを最大限生かした良い例である。また、二遊間の守備力も悪くはなかった。打線は全参加チームの中でもトップレベルであるため、まさに全盛期の2002近鉄のようなチームが好結果を残したのである。前回大会はG菅野に裏切られた形にはなっていたが、第1回大会の優勝者の意地、アプリも毎日触れるほどのパワプロ有識者として意地を見た。M西野の下降修正に気付かなかった結果の謎オーバーピックについてはあまり触れないでおこう(?)

レモン 軍

過去2大会は中継ぎ山本由伸戦法で他参加者の度肝を抜いた。今回の作戦は1位でギータのクジが外れたらキャッチャーAの谷繁で守りのチームを作る、とのことだった。
しかし、実際に作られたチームは投手陣は盤石ではあったものの谷繁がクリーンナップを打つという2011年中日打線もビックリの貧打オブ貧打のチームとなってしまっていた。
指名を振り返れば主催者視点で思うこと沢山ある。
1巡目、いくらアップデートで強化されたとはいえ、ハズレ1位で残っていた菅野や西よりを優先しても良かったのではないか。また、谷繁のキャッチャーAを考慮するならば2巡目で増田をわざわざ取らなくても下位で代わりを見繕うとして、ここで涌井が残っていたら涌井もしくはスラッガーを。なんなら則本でもいい。4位は一度指名ミスでレアードを指名していたのならば、スラッガーを欲しがっていたということだろう。となるとやはりMアジャ井上が良かったのではないという意見もある。ただ、De平良は良い成績を残してはいる。一番の問題は5位指名のC安部である。本人曰く「ビハインド展開で逆境意外性いぶし銀を持った選手を集めて、終盤まくる計算」と言っていたが、守り勝つチームならそもそもリードされている展開にしてはならないのだ。結果的にこのC安部はショートとしての指名と思いきや、サードとしての起用となっていた。それならばなぜ打撃に期待の出来たウィーラーにいかなかったという疑問点が残る。

因みにスペシャルゲストとして、ちゃんみおに競馬を辞めさせているダイワ氏(@daiwa510)に第3回の優勝予想をしていただいたところ、レモン軍を優勝していた。残念ながらオオハズレである。因みに3連複はカスリもしていない。さすがダイワ氏、期待を裏切らなかった。

未央「全然違うじゃん!」
ダイワP「…」
未央「言ったよね?『優勝はレモン軍!先発の充実が目を引きブーストかけるキャッチャーAの谷繁も心強く中心は揺るがない』って!この結果は何?」
ダイワP「打線の中心も谷繁では…当然の結果です」
未央「もういいよ!私競馬やめる!」

画像3

さまびと 軍

本家BaseballFantasyでは研究を研究を重ねて常勝軍団を作り上げるのがうまい男。だが幻想パワプロとなると、第2回ではサード松山(守備適正G)というとんでもない状況を作り上げたり、今大会も低調に終わってしまった。
指名を紐解いていくと、2位指名のM中村奨吾は基礎能力だけ見れば確かにセカンドをここで埋めたくなるのだが、特能のことを考えれば期待値はC菊池が高くなる。
また、4位指名のS雄平に関しては間違いなく今大会ナンバーワンのオーバーピックとなっている。直前でセンター指名ドミノが発生していて、センターを確保したくなる気持ちは分かるし、球団縛りのことを考えれば埋めていきたくなる気持ちは非常に分かる。主催者の用意した球団縛りトラップにまんまと引っ掛けられてしまった形だったともいえるし、主催者的にはニンマリではある(スリップした選手が渡ってはいけないところに渡ったので何とも言えないところではあるが)。強打者であったMアジャ井上を確保、もしくは1番打者としての力量は多少落ちてしまうがネックになりやすいショートのC田中を確保をさっさと確保しておけばもう少し浮上していただろう。ここでC田中を確保出来なかったツケとして、6位指名でD堂上だが、パワーCある堂上でもミートがかなり低いためかなり安定しない打棒になる。
これらより、大事な上位指名で既に勝負は見えていたように感じる。第1回では2位という好成績を収めておりながら第2回、第3回は低調に終わった。持ち前の研究力は人一倍なので、復活に期待したいところだ。

サイキ 軍

第2回では10年間合計借金-287という成績をたたき出してしまった。その反省より多少は盛り返す成績を残した。やはり1位指名で競合したBs吉田をクジで当てたこと、本人も「なぜか残っていたので慌てて獲った」というMアジャ井上であったり、指名運にもかなり恵まれていたようにも感じる。また、7巡目で曾澤を獲るか非常に迷っていたとのことだが、球団縛りのこともあり石山を確保したとのこと。このあたりのドラフトの"読み"が冴えてくるようになると更に上位を目指せるようにもなるだろう。また、下位で確保したF堀が相当な活躍を見せたのも光る。自身の名前と同じT才木、前回とんでもない成績をたたき出したBsラオウ杉本を指名したというネタに走る指名も見せてくれたこともポイント高い。セリーグに圧倒的銀行があったことと選手スリップやクジと幸運だったことも追い風だが、これで貯金したことは素直に褒められるべきではある。

あきにゃん 軍 (日本一3回 優勝7回 ) 全体1位

今大会の優勝。明らかな銀行がなかったリーグながら貯金344という圧倒的成績を残したことは称賛に値する。事前の指名準備として、各球団・ポジションにおけるランク付けといった行動がそのまま功を奏したようだ。他の参加者がポカをやらかしまくった結果の選手を拾っただけとも言えてしまうのかもしれないが、そこでしっかり選手を拾える技量があることが素晴らしいのだ。おそらく前回大会に良い順位ながらもポジションの確保状況を踏まえてDアルモンテをスルーしてしまったことが本人の中に残っていたのだろうか。打撃力ある選手を固めるといった指名方針がありながらも、指名球団被りを恐れず指名を敢行したのもお見事だ。終盤にL岡田を確保しライバル球団に大きなダメージを与えたこと、最後にM鳥谷をヘッドコーチとして獲得し笑いを取るもあり、正直何も非をつけるところがない。次回は初の連覇を目指して頑張って欲しい。

清希翔音 軍 (日本一1回 優勝1回 ) 

下馬評を考えれば、日本一に一度輝いたことは大健闘ともいえる。L岡田を最後まで残し過ぎて掻っ攫われてしまう事件、5位に推し球団でもあったはずのDe佐野をスルーして同じ外野手のM清田指名。終盤で梅津ではなく先に佐藤優を指名し、過剰指名枠での再指名。随所に明らかな指名ミスがあった中でこれは正直驚いた。やはり7位でOB石井琢朗を確保し、1番打者と4番グラシアルで打線の軸を固めたこと。G中川、F石川直、Ys清水昇と中継ぎを固めたことが功を奏した。初参加だった前回大会のことを考えれば着実に前進しているので、主催者としても参加者の躍進を見ているのは非常に嬉しい。次回は悲願の優勝なるか。

総括

球団枠指名、12球団選手によるBAN、OB1枠、それぞれが面白い形に働いてくれたと思う。強いて言えばムード〇だった大杉をなぜわかっていてBANしなかったという話だが、無論、主催者が使って無双したかっただけのお話である。結果予想外の人間に持っていかれて無双されてしまうという非常に皮肉な話になってしまった。

次回の第4回もすぐに開催される。
プロ野球の知識、パワプロの知識、ドラフトの駆け引き、オートペナントによるパワプロ特有の理不尽さ、たくさんの楽しめる要素が「幻想パワプロ」には詰まっている。

是非とも新規参加者の参入を楽しみにしたいところだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?