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釜山コンへの道 中編 コンサート前日

やっと出発します
釜山滞在は2泊3日のはずなのになぜか準備の3ヶ月分より長い!
釜山編はじまり!

2022年10 月14日(金)
前日深夜遅くまでインターパーク(※チケット予約サイト以下インパ)と睨めっこのため睡眠不足で起床。チケットは取れず迎えた出発の朝。もうインパを見なくていい、そう思うだけで心が軽くなった。ほとんど眠れてないせいか食欲がなく、家人が朝食を用意してくれたのに全然食べられない。どこから来るのかわからない気合をえいやっと入れて家を出た。

最寄りの新幹線駅に到着すると明らかに紫の人たち多数。※バンタンのチームカラーは紫そして今回のコンサートのテーマカラーもラベンダーパープル…ここでは勝手に釜山コンサートのタイトルからYet to Comeパープルと呼ぶ。
いつもとあきらかに違う光景に普段駅を使う方は何事かと思うだろう。まだ空港がある街の駅でもない地方の駅なのに…。人気の凄まじさをひしひしと感じる。
自分もスーツケースにバンタンの2021年ヒットソング「Butter」ステッカーでさりげなく且つ簡潔にアミアピール。というのも何か目印を…と思っての事。Twitterで知り合った顔を知らないLさんと出会いたいためだった。チケットが取れなくて落ち込み、いろんな懸賞に応募して戦った仲だ。一度も会ったことがないけど出発直前に同じ街に住んでいることが分かった。聞けば乗る飛行機も同じ福岡発の同じ便。同駅発の電車を利用と聞いたので同じくらいの時間に駅にいるはずだが、出会えず。まあ一緒の目的地だ…いつか会えるだろうと一路博多へ。

博多到着。平日通勤時間帯ということもありごった返す博多駅。空港行きの在来線に乗り換えないと。久しぶりのでっかい駅でキョロキョロする。合ってるよね?こっちだよね?と表示を探して確認しつつホームへ辿り着く。思ったよりアミ見かけないな…と思うがこれは私がもたついたせいで置いていかれてるだけだろう。電車に揺られて、あっという間に福岡空港駅到着。
下車時に向かいの席に座っていた女性に声をかけられた。「もしかして釜山…」ええ!なぜ?わかったの?!彼女の視線の先にスーツケース!あー!ステッカー!Butter!!早速仕事したな!話せば佐賀から来た彼女も Live Play参加者。「空港に着いたら出そうと思ってたんです」とかばんからグッズを取り出し見せてくれた。かわいい。めいっぱい楽しもうね、と別れた。なんだかすでにいつもの旅と違う事だらけ。

福岡空港到着。
ここまで名前を出していなかったが、同じ街から釜山へ向かう我が連れY氏。諸事情で先に出発していたY氏とは空港合流となった。彼女は無数の困難を奇跡的な運とタイミングで乗り越えて一緒に行けることになったが私と同じくLive Playのチケットしか無い。旅は連れが誰かでほぼ楽しさが決まると思っているが、Y(敬称略)が一緒なら楽しさは約束されているのだ。本当にあとはチケットさえあれば…いやもう言うまい。

久しぶりの空港は行き交う人々で賑わい、旅の始まりのワクワクで満ちていた。出発2時間前を切っていたのですぐに航空会社のカウンター列に並ぶ。おそらく9 割アミ(目視確認)。こんなにいたの!どこにいたの?!それぞれ推しグッズや推しキャラ、推しファッションを楽しんでいるので一目でわかる。年齢層は幅広い。学生さんのような自分より下の方はもちろん上の方も多い。親子、友人同士、そしてお一人!
そんな中Twitterを覗くとLさんも、もうお並びになっている!お互いの服装やバッグなど持ち物の目印を伝え合う。Yと一緒に教えてもらった特徴のバッグを持っている方を探すと、前方にいた!!きっとあの方だ!お友達と一緒と聞いてたのであの二人組だな!列の折り返しにいるからこのまま進むと出会えるな!自分のスーツケースを見えやすい位置に動かして「Butter」をアピール。列が動くのを待つ。ドキドキする。そして近づき、目が合うと「あ」と言う表情!その時近くから響く「◯◯さん!」(私の本名)ええええええええええええ。キョロキョロする私。なぜ?どこから?あああ!声の主はLさんのお連れの方。「私です!▲▲で何度か!」は!?仕事のお客さんだ!ええええええええ!声にならない叫びが頭の中にこだまする…私の驚きもだが、LさんもYもびっくりしている。そりゃそうだ。Twitterの大海原の中で知り合った方のお友達が仕事先のお客さん。どうしたらこうなるの?狭すぎるよ世界。
動揺と共にチェックイン。出国審査を済ませ飛行機を待った。ここにきてめちゃくちゃお腹が空いてきたが売っているお弁当を見ても食べる気も起きず、食べたいものがよくわからない。食いしん坊の私にしては異常事態。韓国に行って食べたいものもあるからこんなとこで冷たいご飯食べてる場合でも無い。空港って搭乗前に本当に食べるものない。自販機でお煎餅とお水を買う。長い一日になるはずだから充電しておかないと身体が持たないので気休めだが少しだけ食べた。
機内への案内が20分くらい遅れたが無事離陸。飛行機の中、お隣もちろんアミ。チラリと見えるピンクウサギキャラ。推し一緒だね!と心で呟いた。
※BT21:ビーティーイーシビルというLINEとコラボレーションして作られたキャラ。略してシビル。メンバーそれぞれがデザイン案を担当していてピンクのうさぎはJungKook(ジョングク以下 JK)デザイン。

飛行機は離陸したと思ったらもう着陸体制。窓から釜山が見える。着陸。釜山についた。
飛行機から降りて入国審査へと進む。
ハングルがいっぱい。じわじわと込み上げる実感。韓国だ。
Qコードと呼ばれる事前登録した検疫の QRコードを準備して列に並ぶ。税関申告用紙も機内で準備していたものを渡すだけ。入国審査に少し並んだが、すんなり入国した。
入国審査のブースを抜けると大きなデジタルサイネージに「BTS Yet to Come in Busan」。世界のアミ歓迎ムードに心が躍る。
到着ロビーに出ると観光関連PRの韓国伝統衣装姿の方からプレゼントを頂く。とりあえず現金を両替するため出口付近の銀行へ向かい旧ウォン札から新ウォン札に換えられるか聞いてみたら、通常の外貨両替窓口でなく併設の銀行窓口を案内されるので入ってみた。受付番号など出てきそうなマシンの後ろに 20 代男性行員さん。空港なのでとりあえず英語で説明すると、「できません!」ていう。ん?銀行だよね!「できるって聞いたんだけど」と食い下がる。こういう時、昔ならそっかダメかと引き下がってたが、今はすっかり強くなったのでグイグイ行ける自分!すると彼より少し年上の中堅お姉さんが「大丈夫!こちらでお待ちください」と席をすすめてきた。ごめんね…こんな古いお金持ってきて、と謝りつつなんとか交換完了!さっきのお兄さんまさか旧札見たことないとか…ないよね。
空港をでる。10年以上のブランクの訪韓。久しぶりの実践!韓国語!どうなるかな。
現金を手に入れたので市内へと向かう電車の最寄り駅に移動。この日のために用意していたピンクうさぎ※の交通カードに 5000ウォンをチャージしていざ電車へ乗り込んだ。
電車に乗っていて驚いたのはとにかく現地のお姉さま方が空席を教えてくれる。自分が次降りるからからここ座りなよ!とか、遠くの席を指さしてあそこ空いてるから座りなよ!ととにかく声をかけてくれた。どこに行くにも大きなカバンを持っているから同情してくれているのかと思いきやそうでもなく、そう声をかけるのが日常なのだなと感じた。こういったことは旅の間、何度も起こった。

一度地下鉄に乗り換えて一路、宿のある繁華街西面(ソミョン)へ。今回の宿は AIRBnB というサービスのアパート一室まるっと貸してくれる民泊の部屋。出発日のお昼過ぎにホストの方からアプリを通して部屋の使い方や暗証番号、ゴミの出し方などが知らされる。鍵は電子コードなので非対面で全て事足りるのもすごく便利だ。番号を呟きながら暗証番号をタイプ。開かない…何度も開かないので焦ってくる…番号をつぶやき押していると、Yに「さっきから言ってるのと打ってるの違うよ」と突っ込まれる。ダメダメな私。Yが推してくれて無事開錠。部屋はコンパクトなワンルーム。キッチンや洗濯機などある現地ライフ楽しめそうな感じだ。

Yと荷物を置きとりあえず徒歩圏内のロッテ百貨店へ向かう事にする。今回の目的はバンタンコンサート…その衣装であるコンサートTを買うためポップアップショップにいかなくてはいけない。すでに 14時を過ぎているので商品が残っているか不安になりつつ向かう。たくさんのお店で賑わう繁華街。おしゃれカフェもあれば地元の食堂などもたくさん。キョロキョロしながら歩いて15分くらいで到着。そしてポップアップのある地下へ向かうと、もちろんうんざりする長さの入場待ちの列。無理。お腹空きすぎて並べない。2人とも朝から、いやなんなら昨日の夜からろくに食べてない。もうなんか食べないと倒れちゃう。自分電池残量3%。ギリギリ立ってる。状態はほぼ同じであるYと意見が一致し、食べ物を求め地上へ戻り繁華街を散策。しかしいろいろありすぎてどこに入ったものか迷いに迷う。脳にエネルギーが全然回ってないから当たり前か…なんかこう、あっさりしててかつ滋養のありそうな…汁物で… あああ!テジクッパ!!有名店がひしめく通称「テジクッパ通り」近いんじゃない?ぎりぎりの中思い出した自分えらいぞ!15時過ぎた辺りで、お昼の混雑はもう終わっている。流石にどんな人気店でも席はあるだろう。釜山で初めての食事はテジクッパに決定。ネイバーという韓国の地図アプリを起動して向かう。(事前情報で Google マップは韓国では情報が弱くあまり使われていないとのこと)

テジクッパとはテジ=豚肉、クッパ=汁ごはんのことで豚だしのスープにご飯と一緒に食べる料理。釜山名物の一つだ。2人でお店の入り口を覗き込んでここはというところに入る。遅い昼時間のためお客さんはいないが3人くらいいる店員さんは皆さん女性。きびきび動く姿が気持ちいい。通り沿いに配置されている大きな鍋できっとスープが仕込まれているんだろう。湯気が立ち込めている。メニューを見て私は肉、ホルモン、スンデ(血のソーセージ)の全部入りクッパ、Yは肉入りを選択。お姉さんが食事のセッティングしつつキムチやおかずはセルフだよと教えてくれる。キムチは国産の野菜で手作りですよという手書きのポップが愛おしく期待が高まる。あっという間に湯気のたっぷり上がったスープがワゴンで運ばれてくる。まず一口そのままいただく。うまい。
温かいスープをすすっていると、釜山に来るまでの慌ただしい毎日や久しぶりの海外へ来ることから来る緊張、押し寄せる公式からのお知らせやあれこれ欲しいとかあれこれ見なくちゃというプレッシャーが全てどうでも良くなる。2人でうまいうまい言いつつどんどん食べる。もちろんキムチもすごく美味しい。初めて食べるスンデは全く臭みなく優しい味わい。大好きになった。どうして今まで食べなかった自分。はじめは無塩のスープをテーブルの塩やアミ(ここはファンのアミじゃなくてえびの塩漬け)、少しづつ塩味を調整して完食。お会計の時、とてもおいしかったこと、釜山に着いて初めてのご飯だったことを伝えると、「韓国語うまいね!」と嬉しい言葉。
ああ、言ってること伝わってるし、返ってくる言葉が分かる。私 20年近く前に韓国語勉強してからブランクあるのだが今回なんとかなる気がするな!なんならあの頃より分かる!とここで妙に自信がつく。ただし飲食限定。数々のドラマ、バラエティ、バンタンコンテンツを見あさった 3年は無駄ではなかったのだ。

お腹も心も満たされ、おやつのあんぱんを買う余裕もでき、もう一度ロッテ百貨店地下グッズ売り場へ向かう。自分の充電は 100 %なので人混みもいける!と張り切って来たが、長かった列はほぼ無くなっていたので、嫌な予感。売り場を見渡せるとこに来ると商品もほぼ無くなっている。そりゃそうよね…お目当てのTもない。明日会場販売にかけるしかないなと、ここでしか販売していないアミ先輩に頼まれていたグッズを買う。レジ8個くらいで1個につき2人体制。相当人来たんだろうな…。私は若いバイトっぽい女の子とベテラン百貨店お姉様コンビのレジへ。「アンニョンハセヨー」と控えめに挨拶。挨拶を韓国語からスタートなのでそのまま韓国語、商品を指差し何か言った瞬間「ん?」となったので女の子があざやかに英語に切り替え。発音綺麗だわ〜と感心しつつ私も英語にスイッチ。どうやら2個までしか買えない商品を3個持っていたので1個返却。クレカを差し出すと「日本の方ですか?」と日本語。「そうです!」と返事。「日本語お上手ですね〜」というと女の子は「少しだけなんですよ〜」と謙遜する。ベテランお姉様が韓国語で免税の説明をしているのを英語に訳してくれる女の子。しかしお姉様の韓国語が…わかる、わかるぞ…私…なぜ…私の語彙は食限定のはずなんだが、お買い物もいける!
お土産グッズと新たな自信を手に入れ一路エキシビジョン会場のある海雲台(ヘウンデ)を目指す。
予約時に何があるんだかさっぱりだったが少しだけ予習したところによると今回のエキシビジョンにはこれまでのバンタンの歴史を振り返る内容になっているらしい。よくわかってないな・・・・まあ行けばわかる。

16時半頃に西面(ソミョン)出発、17時すぎに海雲台(ヘウンデ)到着。海雲台は海沿いの観光地。予約時間は 18時過ぎなので全然時間がある。ゆっくり時間をかけて海沿いを散策した。だんだんと日が暮れ賑わう海辺をながめ写真を撮りつつ進む。アミも多いが一般の方も多く、思い思いに過ごされてる。素敵だった。途中、海沿のホテルの庭に大きなスクリーンがあり、バンタンの MVが再生されていた。プレパーティの会場だ。大合唱…祭りだ。それぞれの推しがアップで映し出されるたびに黄色い歓声。Yと「いいねえ、映像であんなキャッキャできるなんて」と目を細めて見た。少し早く会場に着いたので時間調整のため同じ建物に入っていたカフェでコーヒーを買い、沈む夕日を眺めた…遠くからバンタンの曲が途切れず聞こえてくる。まだコンサートも始まってないのにすごく満ち足りた気持ちになった。ここまで来れてよかった。もう欲張らず毎分毎秒を噛み締めて楽しもう。沸点に近いどう考えても飲みきれなさそうな大きなコーヒーを舌を火傷しないよう、ちびちび飲んだ。時間がきたので目的の一つ、エキシビジョンへ向かう。何があるのか事前知識ほぼゼロ。予約画面を印刷してきた紙と本人確認用のパスポートを掲示しチケット交換して入場。チケットに印刷された「Interpark(インターパーク)」の文字に少しだけイラっとしつつ(血ケッティング後遺症)、待合のような最初の空間に通されここだけ写真撮影可能ですと言われたのでまあ撮っとくかくらいの感じで撮影…しかし光が反射してうまく撮れないので適当。基本動かないものには興味が薄い。(なぜ来た自分?)
混み合ってて当初の入場時間より遅れ気味で入る。いや予約制の意味ないじゃん。
中に入ると一方通行なので皆さんじっくりと食い入るようにご覧になっている。そりゃ押すわな…展示は写真や MV の世界観を再現しているセットや動画など工夫を凝らしたものや衣装展示などもあった。
展示の中盤、黒い小さな部屋に入ると黒いボタンが一つある飲料の自動販売機サイズのマシンが3個登場。ああ!これはまさか噂のランダムトレカマシン?!これエキシビジョンにあるんだ!自分全く無知!マシンの前には係りの方がいらして好きなマシンのボタンを一回押して下さいと言うので押す。小さいボタンの下の吐き出し口からコトンと軽い音で落ちてきたものをとる。いそいそ出口で開ける。私は JINを引き当てる。YはJIMIN(ジミン)…最推しを引き当てる。自引きで歓喜のY。※自分で推しを引き当てる事を自引きという
自販機の後の展示室には各国のアミたちが自分の推しの名を呟き、自分が引いたカードを掲げてうろうろ彷徨う。これはウワサの交換希望の方?!わー私も交換してもらえるかな〜しかしJK持ってる人がいない〜そして稀にいても相手がつぶやくメンバーを私が持ってない。私 JINくんなんだよ〜いいの!私は JINくんと帰ろう!そう思って何もかも初めてで戸惑う中、JKを持ってJIN とつぶやく方発見!お!どうやらお友達といらしてる話し声からして日本の方…人見知りが一大決心をして「私、JINくん持ってます」と話しかけてJKとの交換を申し込む。お互い「え!本当にいいんですか?」を繰り返し交換。後から考えるとおかしい状況なんだけど、心理的には相手の方が自分のほしいメンバーをお持ちなので本当にこんな素敵なものいただいて良いの?という気持ちになるのでお互い確認しまくる。最終的には当たり前だが、もちろん、いいんですよ。それがほしいメンバーなんです!と両者とも幸せかつ円滑に交換。なんか楽しいぞ!こんなに楽しいとは思ってなかったし、すごい達成感。
展示の最後に直筆メンバーのメッセージ(の印刷たぶん)。手書きハングルに苦心しつつ読む。さっぱり解読できないのもあったが大体わかってホッとする。意外と読みもいけるなと変な自信を更新。正解が分かってないから自己評価。そして最後の魔のエリア、物販。もちろんここも一方通行で決して戻れないので悔いのないよう買い物しようと心に決めて前進…ところが先ほどまでいた百貨店のポップアップに比べて狭く、え?!これだけ?な内容。ステッカーだけ買って帰ろう、ああ、アミ先輩にも…と思って複数枚持ってレジへ。そして繰り返される魔の言葉「only one per person」これもか…しかも1個だけなのね。すごすご1個お会計しレジの先へ。ごめんね先輩…と心の中でつぶやく。
レジの先に進むと狭い通路にめっちゃ人だかりが。みんなの手には一人一個のステッカーの袋。銀色に光る小さな袋を破り覗き込んでは歓声が上がる。は!まさかこれにもトレカ的な?!と慌ててYと開封。確かにステッカーと別に何やら銀色アルミ袋で中身が見えないのが入ってる。開けると2枚のカード。Y の最推しがそのうちの1枚。Yは私の最推し…お互い無言のまま笑顔で交換。その一部始終を大勢が乗り出して見守っている。みなさんなぜかこの時は JIMIN…と呟いていて需要に供給が追いついてないんだな!交換したい人がいっぱいの中、すり抜けて出口へ。
出口に韓国アミ2人組。どうやら交換したいが一度会場から出てるので入れないらしい。誰がほしいのか聞くと JIMIN。人気だわ。ごめんね交換できるJIMINはいないのよ!と思いつつ「グッドラック!」といって別れた。あー需要と供給が…

外に出るとすっかり夜。ちょうどあったブロックベンチに腰掛けて初潜入のエキジビジョンのふりかえりをYと話す。そこへ素敵なDNA(バンタンヒットソング)トレーナー(オフィシャルグッズ)の女の子が「もしかしてアミですか?」と丁寧な韓国語で声をかけてくれた。「っはい」と食い気味に返事するとそっと 2人にプレゼントをくれた…ああこれが噂のソンムル(贈り物)、またの名をナノム(分かち合い)!
説明しよう!それは韓国のコンサートでお隣になった方、列に並んだ前後の方に小さいプレゼントを用意して渡すという文化があり、通常市販のお菓子の詰め合わせだったり、各自で作ったステッカーやカードなど贈るという憧れ素敵イベント!まさかここで遭遇するとは。しかし私も抜かりはない。こちらもまさかに備えてしっかり準備&持参している!私からも!と持参の日本のバンタンキャラのお菓子詰め合わせ+アクリルキーホルダー(肖像権に違反しないものを自作。言い訳がましいな笑)をいそいそ差し出した。…た、楽しい。いつもTwitterで聞いていた世界がここにある。ヲタ活とはなんと平和で楽しいのだろう。いろいろ未知の体験をどんどんクリアしていく。
なんか騒いだら小腹すいてきたな…Twitter で巡り合った運命の空港の彼女たちもエキシビジョンが同じ時間だったはず…と連絡をとり、夕ご飯の約束を取り付ける。4人でないとなかなか行けない近くの検索に引っかかった焼肉屋さんへ。2-3 組くらいの若者が入っているお店。席に着き、メニューにサムギョプサルではなくオギョプサルとありテンションが上がる。これがたべたかったのです!!!注文を一任されていたのでもちろん注文。※サムギョプサルに皮付きのがオギョプサル。その他合わせて三種類のお肉を注文。韓国でお肉を頼むといっぱい付け合わせやおかずを持ってきてくれるのだがこの時はケランチムという私的ブームの卵料理もあり大満足。お店のお兄さんがいろいろなおかずを持ってきてくれる。そして丁寧にお世話して焼いてくれる。ただ4人とも昼食が遅かったのでお肉を食べたらもう満腹。残念。最初は強面のお兄さんだなと思っていたけど途中、店内に流れる曲に合わせてふんふん鼻歌を歌いながら肉を焼いてくれる。韓国では接客業でもそんな愛想笑いをしない。でも質問したりいろいろ話すと答えてくれて気さくだ。愛想笑いがないのでこちらも気楽に話せるので、私はあんまり気にならない。冷たく感じる人もいると聞くけど、ぜんぜんそんなことない。これは台湾でも感じた。欧米のフレンドリーな感じも好きだがこういうの嫌いじゃない。そしてそんな方々が笑ってくれたらすごくうれしい。肝心のごはん!おかずもおいしかったのですが一緒に出してくれたキムチが何の葉っぱかわからず質問すると「カッキムチ」とのこと…食べたかったものの一つ…からし菜のキムチ!でした。※なぜ食べたかったのかというと!アミの皆さん!スプ2(※in the soop2の略、バンタンのオリジナルバラエティ番組)の最初の夜みんなでラーメン食べているとき SUGA(シュガ)がキムチの話してたの覚えてますか?あれです!なんと運のよい!狙っていないのに食に関してはどんどん当たるな!これでチケットさえあれば…いや欲はもう出しちゃダメ。

ご飯後まだまだ遊びたい気持ちをぐっと抑え、明日に備えておとなしく電車で帰る。4 人で電車に乗り、お互いバンタン愛を話しているとあっという間に乗り換え駅。明日またね!と言って別れた。宿へ向かう途中のコンビニでビールを買い、とうとう明日だね…とYと乾杯して眠りにつく。身体は疲れているはずなのに二人とも眠れない。無理やり目を閉じて横になった。Yによるとこの日は軽く2 万歩を歩いていた。

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