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静かに冷めてる。

僕は楽曲を作るとき、
一所懸命に熱を詰め込むだけ詰め込んだら、
一晩寝て、翌朝に聞き直します。
一晩寝ることで頭の中がリセットされて、
「客観的な目線」で聞くことができるのです。
そして、聞き直して感じた違和感とかやりすぎ感とかを、
逐次削ったりして整えていく。
完成かなと思えるまで、それを繰り返します。

この過程は、音楽に限らず、
デザインとか文章でも同様で。
創作したり、表現したり、発信したりっていう、
「アウトプットの作品」にあたるものは、
大体そんな感じです。


さて今、僕は連日「外仕事」に駆り出されていて、
なかなか「アウトプット」ができない現状です。
コロナワクチン接種の大規模会場で、
連日スタッフオペレーションを回す仕事。
携帯は終日手にできないような現場です。

…余談ですが、
コロナ禍で激減した「イベント」や「舞台」の、
そのスタッフの多くがこの現場でその手腕を活かし、
会場を回しています。
なるほど、仕事ってそう移るのかと一つ勉強。

ともあれ、
今日は何とか時間をこじ開けて、これを書けております。
(…って、これも客観見直ししてから投稿してるんだけど笑)
僕は今、そんな状況です。



そんな、なかなか息つけないような毎日の中でも、
さまざまな出来事や事象に遭遇し、
「noteに書こうかな」って思うことは色々あったりして、
その都度、下書きやメモに走り書きで、
残したりはしているんだけど。

けど、あらためてそのメモを見直したとき、
書き留めた瞬間の熱量はもう失われてて、
「…うーん、やっぱ書くほどのことでもないかなぁ」
って、結局保留になったりしています。


今の毎日はそんな繰り返しで、
結果、noteの記事が全然書けてません。
…はい、ここまでかけて長い長い言い訳ですw

こんな日々を冒頭の過程に重ねれば、
それって「記事投稿というアウトプット」に向けて、
「冷静に客観的な見直し」とも言えるんだけど、
でも意識的にそれをねらってやってるわけではなく、
「冷静」って文字のとおり、「静かに冷めてる」感じ。

勿論、記事アップが滞ってしまってることは、
申し訳なく不甲斐なく思いますが、、、
でも、僕的に思うわけです。

例えばその時の感情で、瞬間的にアツくなって、
熟考しないまま発言したことが、
後々問題になったり謝罪したりしてるような、
ニュースとかSNSとかを見ると、
この「静かに冷めてる」って時間も、
あながちナシではないんじゃないかと。


今の世の中、
誰しもが好きなように発信できる環境になって、
だからこそ「何を発信するのか」って、
自身のジャッジが問われるんだと思う。
「記事を書く」という状況に向かい合って、
あらためてそう感じます。

「何かを発信しなきゃ」とか、
「おれの意見はこうだぜ」とか、
自分が発信する立場に立ってその目線で見直すと、
「…それ、別に言わなくてもよくない?」
って思ってしまって、発信しないで終わる。
インターバル空いてるから、尚のこと、
「ない時間絞り出してまで、書くことか?」
とか思っちゃう。。
今の僕は、そんな感じです。

どうしても言わなきゃいけないこと。
どうしても伝えたいこと。
自分にしかできないアウトプット。

それって、何だろう?
ラインは、どこなんだろう?
「言いたい」と「言わなくてもいい」のライン。
それを探す感じ。
きっと、人によって違うとは思うけど。

何のために「言わなきゃいけない」なのか、
それは本当に「必要」なのか、
自分と向き合って考えて、
欲求とか意義とかにまで至って、
あーもう、哲学の入口が見えてきちゃって、
保留保留を毎度繰り返しています。


今の日々は、確かに忙しい。
けど、書こうと思ったら、きっと記事自体は書ける。
考えたものじゃなくていいなら。

でも、そういうものじゃないと思うんです。
僕にとって、noteって。

twitterとかInstagramとか、
かつてやってたSNSを一旦全部離れたのは、
「何でもいいから書く」みたいなことに、
ちょっと疲れたからで。
やる意義を、感じられなくなったからで。

今再び、今度はnoteを始めたのは、
「必要なことを書こう」と思ったから。
それをするためのツールだと感じたから。

だから、書くならちゃんと必要なものを、
熟考して書きたいと思うのです。
今は、それと向き合う時間が取れない。
なかなか歯痒くもどかしい日々。。
今は、早く通常運転に戻りたい気持ちです。
じっくり向き合って、
中身の詰まったアウトプットを考えたい、
その時間と余裕がほしい毎日です。

この現場仕事、いつまでやる事になるのか、
ワクチンの動向次第なので何とも言えませんが。。
今はちょっとずつのペースでも、
静かに冷ました「書きたいこと」を、
アウトプットできればと思います。


ということで以上、長い長い近況報告でした。

お付き合いいただき、ありがとうございました*

最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。