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鈍く、重たい。

…日本も戦争になっちゃうの?

テレビのニュースを見た子どもが不安そうに聞いてくるようになった。それ以来、僕はできるだけ戦争についてのニュースは見せないように、さりげなくテレビのチャンネルを変えるようにした。

子どもの質問に、うまく答えられなかった。こんな情勢は経験したことがないし、日本に住んでいるからといって、遠い地の戦火が飛び火してくる可能性もゼロではないというのもわかるからだ。

子どもを安心させてあげられるような返答がうまくできない。それが故に、したくない戦争の話題を続けることになってしまう。毎度そうなってしまうのが嫌だから、聞かれないように、僕は戦争についてのニュースを見せないでいるのかもしれない。
それでも、子どもは思い出したように時折聞いてくる。
そんな、鈍く重たい時間を繰り返してきた。

たしか8歳だか10歳だかになるまでの影響で、ある程度の人格形成がなされるというのを聞いたことがある。現在の世界情勢は現実として戦争が起こっているのは事実ではあるのだけれど、僕はそれを子どもに刻み込みたくないと強く思った。「戦争は、在るものなんだ」という意識を、デフォルトに持ってしまうような感覚にはさせたくなかった。
あくまで僕の希望で、そうすることが正解なのかはわからないんだけど。

反面で、僕自身はこの2ヶ月、戦況や世界情勢について逐次ネットでチェックすることが習慣になった。それもきっと、子どもの質問に返答できないことに対する僕の意識の反応なんだと思う。別に、戦争ネタが好きとかでは全くなく、考えなくてもいいなら考えたくない。でも毎日チェックするのは、何も知らないままに子どもに適当な答えを返すのが嫌で、できる限りを把握した上で答えられることを返してあげたいと思ったからだった。
とは言っても、子どもから聞かれたら答えられるような態勢にはしておくけれど、僕が自分からその話題を出していくことはない。そんな話題を展開しても、不安や悲しみを煽るだけになってしまうと思うから。
ただただ「家」というところが、少しでも安心して過ごせるような環境であるために、僕はひとり神経を尖らせている。
そんな感じのこの頃です。

本当なら今頃、クリエイティブな創作を色々やって、コロナで一変してしまった仕事や生活を新たに充実させていこうと思っていたんだけどな。
勿論、仕事として必要なクリエイティブについてはやってはいたけれど、正直それもなかなかにしんどかった。なかなか軽やかにクリエイティブなモチベーションにはなれないまま、気づけば世界情勢をチェックしてしまうような日々。

そんなふうに現実的に時間を情勢チェックに費やして過ごしてたからというのもそうなんだけど、一方で、

子どもの不安も拭い去ってあげられない自分が、何を今書けるというのか?

そんなことを思って、この2ヶ月、noteも開けなかった。
どうも僕は、心が満ち足りて健やかじゃないと、創作とか発信とかってできないみたいです。


今日、久しぶりにnoteを書いてみました。
何故なのかは、自分でもよくわからない。でも、書いてみようかなって思った。
時間が経って、自分的に少しずつ「withコロナ」みたいな感じの意識になってきたのかな。止まってるだけでもダメだから、経済も回さなきゃ、みたいな。
きっとこれは、精神を健全に保つための行いなんだろう。
特に、誰かに伝えたいことがあるわけではないのです。
今回はそんな記事なので、ここまで読んでくださった方がいらっしゃいましたら、お付き合いさせてしまい申し訳ありません。


今もまだ嘆かわしい戦争は続いていて、僕の情勢チェックの習慣や家での対応も引き続くんだろうけど。
それでも少しでも、健やかに過ごせたらと願います。
一刻でも早く、穏やかな日が戻りますように。


気持ちが向いたタイミングで、また書きたいと思います。
今度は、鈍く重たくないような内容で書きたいな。


読んでいただき、ありがとうございました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!頑張って書き重ねていきますので、是非またお越しください。