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血沸き肉躍る!!私の大好きな映画の激アツシーン

今回は伝説の映画、みんな大好き「バック・トゥ・ザ・フューチャー1」(1985年公開)の中でも、私が一番好きなシーンを紹介します。

映画の終盤、主人公のマーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)がチャック・ベリーの伝説のロックナンバー、「ジョニー・B.グッド」(Johnny.B.Goode)を演奏する最高にカッコいいシーンです。

映画のあらすじ 

もう35年以上も前の映画なので、もしかすると「見たことない」という若い方もおられるでしょうから、最初に簡単な映画のあらすじを紹介しておきます。

映画ポスター




<あらすじ>
今日は最悪な日だと思った。
17歳のマーティ・マクフライは憂うつだった。
学校は4日間連続で遅刻はするし、バンドのオーディションにも落ちた。
それに追い討ちをかけるようにガールフレンドとの大事なデートに使うはずだった車が壊れてしまったのだ。
そんな気落ちする夜だったが、マーテイは親友のドク・ブラウンから実験をやるといわれた場所へ向かった。
その実験とは、なんとタイムマシン「デロリアン」の実験だったのだ。
実験は見事に成功。
ドクの愛犬アインシュタインは1分先の未来へタイムスリップ。
しかし、今度はドクが未来に行こうとする準備中に事件が起きる。
タイムマシンの動力は「プルトニウム」であり、それをドクは過激派から盗んでいたのだ。
その復讐のために現れた過激派によって、ドクは凶弾に倒れてしまう。
逃げるようにデロリアンに飛び乗ったマーティは、間違って次元転移装置が作動してしまい30年前の1955年にタイムスリップしてしまう!
そこは両親がまだ高校生の時代。
マーティがタイムスリップしたその日に、父・ジョージが車に轢かれて母・ロレインと初めて出会うはずだったが、そこをマーティが邪魔してしまう。
ジョージではなくマーティと出会ったロレインは、あろうことか将来の自分の息子であるマーティの虜になってしまう。
ジョージとロレインが結婚しなければ自分は消えてしまう!
さらに、プルトニウムがないため1.21ジゴワットの電力が足りずタイムスリップも不可能!?
果たして、マーティは両親を結ばせ自分は1985年に帰ることができるのか!?

今回紹介するシーンについて

映画のクライマックスとなる高校のダンス・パーティーのシーン。
若き日のマーティの父と母はこのパーティーで初めてのキスをし、やがて結ばれ、マーティも生まれることになる大切な時間。
ところがパーティーで演奏をするはずだったバンドのリーダーでギタリストのマービンが車のトランクに閉じ込められていたマーティを救出するために指を怪我したことで演奏できなくなり、パーティーは中止になりかける。
そこで1985年時代にバンドでギターを弾いていたマーティが急きょ代打としてギターを手にしてステージに立つことになります。
なんとか代打としての役目を終え、無事に両親のキスも見届けることができたマーティ。

両親のキスシーン



(ここからが今回ご紹介する動画のシーンとなります)
マーティが会場を後にしようとしたその時、マービンから「もう1曲ホットなヤツを」という熱烈アンコールを受けることに。
「ホット」というワードにマーティのギタリスト魂に火が付き、この曲を演奏することになった。
さぁ、パーティーの始まりだ!

曲の紹介

「ジョニー・B.グッド」(Johnny B. Goode)は、1958年に伝説のロック歌手チャック・ベリーのシングルとして発売され、後に伝説のロックナンバーとなる大ヒット曲。

つまり、マーティがタイムスリップした1955年は当然まだ世に出ていない、「未知の曲」ということになります。

見どころ

その1 なんといってもノリノリの「ジョニー・B.グッド」
パーティーに参加しているマーティの親達世代の学生達からすれば、この曲は3年後の未来のナンバーですから、演奏が始まっても当然、最初は頭の中が「?」な状態な訳なのです。

最初は「なんだこの曲?」と警戒していた学生達は、マーティがご機嫌にギターを掻き鳴らし始めると、曲のイントロ部分を数秒間吟味した後、
「うん、これならイケる!」と頷いて、ノリノリで踊り始めます。

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それもそのはず。
3年後には大ヒットを飛ばすナンバーなのですからウケない訳がない!

映画の視聴者は自分がリリースした曲でも、自分が弾いている曲でもないのに、「どうでぃ、ナイスなナンバーだろ?」と得意になってしまい、何度見てもニヤニヤが止まらなくなってしまいます(^-^)

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その2 初セッションのバンドメンバーとの絶妙コンビネーション
アンコールに応えることを決意したマーティが初見のバンドメンバー達に「リズムはブルース。Bから入って適当に合わせて」と即興で指示。

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なのに、初耳の曲にバッチリ合わせて演奏し、しっかりと付いてくるバンドマン達がこれまたカッコいい!

バンドマン達




その3 「これでもか」というくらいのギターネタ
ギターを燃やしこそしませんでしたが、ジミ・ヘンドリックス奏法も絡め、ギター好きにはたまらない数々のニクイ演出がなされています。
果たしてあなたはいくつ見つけられるでしょうか?

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その4 タイムパラドックス
映画の設定上では怪我をしたギタリストのマービン・ベリーはチャック・ベリーの従兄弟であり、マーティの演奏中に「新しい音楽を探していた」というチャックに電話をかけ、受話器越しにマーティの演奏を聴かせています。

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つまりチャック・ベリーは、「未来からやってきたマーティの演奏を聴いてこの曲を着想した」というタイム・パラドックスとなっているのです。

マーティは「ジョニー・B.グッド」を演奏中、だんだんとヒートアップしてきてパンクな演奏となり、曲の途中で破綻してしまいます。

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狂気


その演奏を聴いていた1955年当時のマーティの高校の教頭先生がロック嫌いとなり、映画の冒頭シーンでマーティがバンドのオーディションに落ちるところに繋がるというタイム・パラドックスにもなっています(笑)

教頭




その5 若き日のマイケル・J・フォックス
我々おっさん世代にとって、マイケル・J・フォックスはイケてるアメリカの俳優さんでした。
周りの女の子達も彼のファンが多かったのを覚えています。

彼は30歳の時、パーキンソン病と診断され、現在も闘病を続けています。

現在のマイケル


若き日の元気であった頃の名優の姿に、感慨深いものを感じます。

若き日


それでは御覧ください!



2016年ニューヨークのライブでマイケル・J・フォックスが「ジョニー・B.グッド」を演奏(ギター演奏のみ)した際の動画も併せて御覧ください。




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