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ふうら逍遥

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ふうらかんの野外写真集です。
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2019年10月の記事一覧

芒風羅

ススキは風の達者。風流、風狂の植物。 それ故、ふうらの旅のシンボルであり、無くてはならないアイテムである。 奥能登よろみ村での野焼きから生まれでたばかりのふうら。 1995年、乗鞍岳の秋。ススキの白さが眩しい。 2019年10月31日。 行く秋をふうらと惜しみつつ、散歩。 背景は、播磨北条盆地の里山。標高100メートルあるかないか。 ススキは赤く美しいものを手にして。 古典で言う〈まそほの芒〉はどんなススキなのか。 徒然草によると、  ○ 穂が一尺(30cm)あるスス

きのこ

久し振りにふうらと散歩。 いつからか、カメラも双眼鏡も持たず、iPhoneだけをポケットに出かけるようになった。昔は、フィールド・ワークのような装備でいたこともあった。旅行はもちろん遠足や散歩にも、誰かふうらが一緒だった。 旅の達人のかれらが同行してくれると、何かよりよい按配で歩けそうな、見聞ができそうな気がするのだった。風景も広く深く遥かなものになる……。 ふうらの陶像は大きい方で300〜400g。この日は小さい方を二人。 道々あまり撮影スポットは無いように思ったが、森