#死者1名

トレンドワードにあったので、何事かと思いきや、鈴木亮平さん主演ドラマ「東京MER」の話でした。ご覧になっていない方のために(私も2話目しか見ていないので)ざっくりですがご説明すると、手術室を備えた救急車で現場に駆け付ける救命救急医と看護師たちの活躍のお話で、いつもギリギリのミッションを完遂して、東京都知事が「死者0」と宣言して終わるのがお決まりな感じでした。ところが、今日はよりによって、鈴木さん扮する喜多見医師のたった一人の妹が巻き込まれて亡くなってしまったそうです。(多分。観てなかったので、違っていたらすみません。)

このドラマを観た方たちが、ショックを受けて呟いた結果、「死者1名」がトレンドに上がったようです。その中に、「死者1名が誰かにとっての全てということがあり得る」ということを呟いていらっしゃる方が何人もいらっしゃいました。コロナ禍と結び付けた方もいらっしゃいました。

まさに、そうなんです。日本はcovid-19で亡くなる方が少なくて「さざ波だ」と表現した方がいましたが、covid-19がこれほどまでに感染を広げなければ、亡くならないで済んだ方は大勢いらっしゃるわけです。その方たちは、誰かにとっての「全て」かもしれないんです。ただの数字ではないのです。想像してください。頼りにしていた唯一人の子供を亡くした老人の気持ちを。母子家庭なのにお母さんが亡くなってしまった子供の気持ちを。生涯連れ添うものと疑いもしなかった伴侶を亡くした気持ちを。

死者数が少なければいいという問題ではなく、この1年半の間、無策と愚策に明け暮れた与党の責任は追及されなければなりません。次の総選挙は、周りの方に声をかけ、みんなで投票に行きませんか?これ以上の不幸をくい止めるために。自分のためではなく、みんなのために。

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