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商業小説家を続けながら放送大学大学院を修了できた理由7か条 その5

 梅雨入りしましたね。皆さま足元にはお気をつけて。

その5 忙しいなら早めに用事を断る

 普通ッ! と自分でも思いますが、案外難しいことです。

 確か2022年の春であったかと記憶しています。私は修士論文を仕上げるどころか全体の構成すら書けず苦しんでいました。
 今、新たな原稿依頼を受けたらつぶれてしまう。だから、それまでに複数回原稿依頼をくださったところ(特に名を秘す)に正直に現状を知らせ、原稿のご依頼を当面受けられませんとお伝えしました。
 依頼される前から断るのも変な話かもしれませんが、二度あることは三度あるともいいますし、編集会議を経てからのご依頼ならば、もう一度会議のお手間を取らせてしまいます。
 幸い、「あなたに依頼する予定は無いので安心してください」みたいな返事は来ていません。優しさと良識に感謝すべき場面ですね。
 他にも、今まで複数回ご依頼くださったところに「学業で余裕がありません」というようなお話をしました。
 自分ひとりの話ではないので、ふんわり丸めてお伝えしておりますが、幸い院生になったことを責める人はいませんでした。

そしてしばらく経って、ようやく研究テーマを変えねば修論が書けないことに気がついたのです。
 
 割と役に立つ話ができたかもしれません。社会人院生は忙しい人が多そうですから。
 ではまた!

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