支離滅裂な私を愛してほしい

眠れなくても夜は明ける
君の優しさは、君を愛している人だけに効果抜群な猛毒だ
怖くて、なんか空っぽで、ちょっと愛しくて、ちょっと寂しい、狂おしく虚しい

君がいなくても生きていける
その事実が悲しい

私は、自分がコンビ、社会、生活、恋人、家族、友人(etc… その一部であり、片割れを背負う価値のある人間だと思えない。

相方に「お前って本当に支離滅裂な生活送ってるよな。なんかああ言ったりこう言ったり、なんかしてみたり、してなかったり。してない？」
とよく言われる。
自分でもわかっている、ADHDの気質抜群である
自分がめちゃくちゃな事も、情緒不安定な事も
自分が1番わかっているし1番嫌い
挙動不審でとても見ていられない
私の性格はとてつもなく気持ち悪い
笑った顔も泣いた顔も真面目な顔も全部存在しないものとして世界が回ればいい
でも、誰も見ていない、誰も私の存在すら知らない
価値を付けてもらう前に存在する意味が無かった
私はまだ無かったことにできる
それなのに、生きようとしている
今日も頑張れないのにお腹が空いている事実、それが気持ち悪い

必要とされたい、誰かに、あなたに
そう思うのに、また私は手を振り払って裏切る
他人を巻き込みながら楽しい方へ行くのは、とても寂しい行為だ
また人に寂しい思いをさせてしまった

自分を見つめている数時間のうちも、誰かの知らない数時間は遅かったり早かったり幸せだったり苦しかったりする

テレビに映るかわいい人
「同じ年齢なのに活躍しててすごいなぁ。」
口に出す3秒間　1番死にてぇ瞬間

ギターぶっ叩いてたギターボーカル
残響を操るスネアの音
ベースのスラップの音だけに反応するメンヘラ
気づいたら首はニワトリみたいに動いて、かかとは宙に浮いて
白目剥く時間すら与えない「あれ」を探してた
耳の奥に残る、慈悲な歪みは教えてくれない

私の居場所、君が作ってください
愛してあげるから、愛してください
簡単なことです
今、まつ毛に触れてください