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立ち上げたサービスが2周年を迎えたので、振り返る。

今日はリーンボディの2歳の誕生日でおめでたいので、立ち上げから関わる私視点でちょっと思い出を綴ろうと思う。

かつての私はとてつもなく仕事ができない人間だった。
とにかく苦手なものが多くて、苦手なことに直面するとすぐに泣いてたし、
家に持って帰って当時の彼に手伝ってもらったり
とんでもないやつだった。

新卒ではデザイナとして入社したものの企画に腹落ちしないと前に進めない、今思えば扱いづらいやつ。
パッションだけは一人前で自称パッショニスタといっていた(辛い)

デザイン思考がUXが…と訴え続け、今思えば浅い考えだと思うが、気づけばユーザーのためにサービスを作ることが大好きになっていた。

そうして転職したんだけど、
MA直後のスタートアップという混沌とした会社に入社し、人生初めての挫折も存分味わいながら、CSもアプリもデザインも営業サポートもリアル店舗も社内イベントもなんだってやった。というか多分輝けるものが持てないが故の結果でもあるのかもしれない。0時になるとオフィスの電気が全部落ちて、その瞬間に出くわすのは当たり前だった。仕事がうまくいかず、週5でホットヨガに通い瞑想にどハマりしてた時期もある。そんなこんなで過ごしていたら、いきなりサービスが運営停止になった。

唯一の自分の強みはサービス愛で、自分が誇れるサービスを作り続けることだったから、その先やりたいことなんて特になかった。
ほぼニートみたいな生活をしている時にフィットネスにハマった。正確に言うと、鬼のようにハマっていたヨガからフィットネスへとスイッチした。

フィットネスは調べれば調べるほど面白く、次の私が作りたい、誇れるサービスはフィットネスだと狙いは自然と定まった。


そんな2017年の夏、現代表の中山氏と出会う。その当時のLEAN BODY(旧:ワンダーナッツ)は、ダイエット系のメディアをやっていて、メディアにうんざりしていた私は特に惹かれるものはなく、面談だと思ってたのに経歴も対して聞かれず、とりあえずフィットネスがいかに面白いかを話した記憶だけある。
不思議な人だったなぁと思ってツイッターを開いたら、「優秀なデザイン経験もある人が入社してくれそう!」
って呟いてた。え?私?そんなこと言った?入社するなんて一言も言ってないのに。

そんなこんなで気付いたら手を差し伸べられていて、引くに引けず握手をしていた。
こんなどスタートアップに自分が入るなんて思いもしてなかったがこの船に乗ってみよう、いや船を作ってみよう。そうしてリーンボディのサービス構想を始めていくことになる。

前職からの請負いで、マーケットが大きくて成功事例があって日本の文化にもフィットする。その3つだけを軸にフィットネスの動画サブスクリプション構想はできあがり、サービスの開発へと着手する。
開発と同時進行で必要だったのが要となる動画コンテンツづくり。理想としていた動画はNetflixであり、ビリーズブートキャンプであり、海外で成功しているフィットネスサービスで、どれもプロダクションを抱えるガチンコな映像だった。
とにかく動画なんてお触り程度しか経験がなく試行錯誤で撮影したが、2回くらいはお蔵入りになった。メンバーが撮影後に逃亡するという、ちゃんとスタートアップらしいエピソードもある。


それから、運命的なインストラクターRisaさん(今はグランドアンバサダーでもあり私の師匠でもある)との出会いがあり、コストをかけて撮影を挑むことになる。
インスタでRisaさんを見つけ、DMが返ってきたときに社長とハイタッチして喜んだあの瞬間は今でも鮮明に覚えている。


弱小スタートアップがそんなにコストをかけるとは何事だと言われまくったが(社長が笑)、我々の意思はブレずにやり抜いて今に至る。
開発をちゃんと見ていなかったせいでサービスがなかなかリリースされない問題が勃発しながらも入社して約半年、2年前の今日リーンボディは爆誕した。


それからというものの、動画サブスクなんだからとにかくコンテンツがないと始まらないということで動画本数が私のKPIとなり、真夏に毎日自転車でインストラクターに会いにアポに駆け回り、アポの数だけレッスンを受け、朝から晩まで撮影するという青春の日々が始まる。おかげで総動画本数は400本にもなった。


課金システムが導入され、ユーザーが増えるたびにピロリンとプッシュ通知が鳴るんだが、鳴り止まない日も何日か経験できている。


人が入ったり辞めたり、いきなりいなくなったり、心がすり減ることもまぁそれなりにはある。
その度に自分が手を動かすしかなくなり、どんどん使えるようになるツールと知識も増える。


中山さん(社長)ともたまに言い合いするけど、持ちつ持たれつで得意不得意がバランスの良い、いい関係だと思う(恐らく)。


前職で色んなポジションで幅広く仕事した経験は、スタートアップでは視野の広さとなりちゃんと活かされている。


ちゃっかりインストラクターの資格を2つも取り、動画にも出演しているし、周りはインストラクターさんの知り合いだらけになった。


おかげで?飲み会への参加は激減し、二日酔いの代わりに風邪のひかない身体を手に入れる
まだまだ足りないところばかりで恥ずかしさもあるけど、ちゃんと自分が作っているサービスですって胸張って紹介できる。


リーンボディ使ってます!って声を聞くと、それだけで明日も頑張ろうって思える。


ヨガやフィットネスが自分を変えてくれたあの頃を鮮明に覚えてるから、本気でその人口を増やしたいって思ってる。


私自身トレーニングをサボる日も多いから、その度に私含めてどうしたら続けられるフィットネスが作れるんだろうって考える。


インスタもツイッターも流れてくるのはフィットネスやヨガの情報で界隈のことはかなり詳しくなった。


プライベートで行ったLAのフィットネスイベントではビリーズブートキャンプのビリーさんに会え、動画を作ることもできた(リリースは4/11!この話はまた別でね)

とにかく、今思うのは、
好きなことで生きていくってYouTuberだけの言葉じゃないなって思う。

人それぞれ価値観は違うけれど、好きの原動力は強い。

まだまだ2年だし、会議室もないオフィスで10人にも満たないちっぽけな会社だけど、きっとこの好きの原動力が、他には負けない強みとなれるよう、2歳と1日になる明日からも頑張っていく。

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