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【音楽レビュー】See-Saw/Dream Field

See-sawの「Dream Field」については2003年2月ということだそうだ。「.hackラジオ すみすみナイト」で.hackシリーズのことを知ったが、残念ながらゲーム自体はプレイしていないしアニメも見ていない。(4作もありソフト購入代金がなかった。)しかし、See-Sawが提供する楽曲はすべていいということは認識していた。

2003年というと水樹奈々の話と同様中学2年生、14歳の頃の話だ。See-Saw自体に特に思い入れがあるわけではないのだが、こちらも高校受験の時によく聴いていた記憶がある。「あんなに一緒だったのに」は言うまでもなく名曲だし、「君がいた物語」も同様に疾走感がある。しかし俺が一番いいと思ったのは2曲目の「黄昏の海」。イントロのワウの掛かったヘヴィロック調のサウンドにオリエンタルな雰囲気の展開。そしてしっとりとしたドラムにうねるベース。Aメロ→Bメロに移行する際のブルージーなギター。のちにバンドでプレイすることになるドゥームロックの要素が満載だ。改めて思春期に聴いた音楽は自分という人間を大きく形成しているんだなと思う。そして最後には石川智晶の「ラ~ララ~ララララ~ラ~ラ~ラ」という歌声にストリングスが入り込み、曲の中で一番幻想的な展開を見せる。「千夜一夜」も最初ピアノソロから始まり鈴(タンバリン?)とギター、ドゥーミーなベースと合わせてオリエンタルな雰囲気があり格好いいが、こちらは暗すぎるので「黄昏の海」くらいの力が抜けたロック感があるほうが好みだ。


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