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2022年の暮れに

家で料理を作って飲み会をやるのが好きで、昨年の暮れにも何度か集まった。
 
最後の回は特にお酒好きな方が集まるので一緒に飲みたいと思いつつも、小さな悩みがあった。

ひたすら台所で料理をしがちなので、落ち着いて一緒に飲む時間が無いのだ。
好きでやってるから自分としては構わないのだけど。

そんな折、料理の勉強をしていると和食の「八寸」に目が留まった。

茶懐石の八寸ではもてなす側と客がこの八寸をツマミに酒を酌み交わすそうなので、自分が求める意味合いとしてもこれだと思った。
 
懐石も会席も馴染みの無いものなので少し勉強して…

・右奥に海のもの、左手前に山のもの
・対角線上に並べる 

この2つは押えつつ、
見て、食べて楽しんでもらえればいいかなと考えました。

あ、あとは「やり過ぎない」。

何を作るか、何品作るか、豆皿が必要なのはどれか、彩りはどうか、
献立に5日ほど悩みに悩んで(こんなに悩むと思わなかった)大まかには10品ほど作りました。

献立は以下の通り。

卵黄の味噌漬け
鶏ハムのアスパラ巻き
胡瓜の昆布〆
塩豆腐
大根の唐揚げ
サーモンの押し寿司
酢蛸
帆立の灘焼き
蟹みそクリームチーズ
いくらの醤油漬け

酢蛸は買って切っただけですが、それ以外の既製品は胡瓜の昆布〆に詰めた金山寺みそときゃら蕗の佃煮くらい。他は仕込みました。

料理をしているとよくあることなのですが、何処かで妥協したり作り忘れがあったり、思い付きで予定外の物を作ったりしがちで。

今回はそれが無いよう献立と工程を書き出してやりきってみました。

人数分盛り終えた時、
料理を作り終わってちょっと感動してしまった。こんなのはじめて。

面白かったのは、どの酒(主に日本酒)とどの料理が合うか楽しめたこと。
自分で作って箸が迷うのも可笑しかった。

料理の量的にはこれだけでは足りないので、

牛すじ煮
お寿司


こういうのも作りました。

この日に限ったことではないけど、誰かに何かを作って喜んでもらえるのはいいですね。
 
2023年も緩急つけつつ吸収したことをいい感じで出してみたいです。

あとは一緒に遊んでくれる人はありがてェ~

そんなことを思って一年を終えられてよかったです。

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