幻世酔虎伝プラスの感想とか要望


※修正パッチが公開されたため一部編集・追記しています
※全部のコンテンツを終えたので追記しました

はじめに

 2023年11月30日に発売された幻世酔虎伝プラス(以下プラス)について色々書きます。
 感想文です。
 当然のことながらネタバレ注意です。ただ、追加コンテンツのネタバレ部分は別記事にしました

 良かったところ → 気になったところ の順番で書くと上げて下げる記事になってしまうので、
 気になったところ → 良かったところ の順番で書きます。
 目次から適宜飛ばしてください。

 あと、初めてnote使ったので変なことになってたら教えてください。

どういう視点でこの記事を書いたか

 この記事を書いた人はDiscStationが青春だった人です。
 DiscStation版の幻世酔虎伝(以下原作)も当時それなりに遊びました。パーフェクトクリアはしましたが、13段は取ってなかったかも。
 というわけで、どうしても原作とプラスの差異に目が行きがちです。

 あと、最近になって原作でRTA(スピードラン)をやっていたりします。なので速度とかUI周りも重視してます。

この記事の範囲

 投稿者はエンディングを見てパーフェクトクリアも達成しましたが、8章以降にはまだ入っていません。
 全部終わったらまた追記すると思います。

 ⇒ 全部終わったので一部追記しました。追加コンテンツの感想については別記事に書こうと思っています。

気になったところ

怪しい日本語

 開発元が韓国ということで仕方ないところはあるんですが、ちょいちょい怪しい日本語がありますね。

  • 気絶烈

  • 蒼龍拳と玄武拳が混ざっている

  • 舐める→止める

  • 新しいイベントが発生!

などなど(ちょっとうろ覚えですが)。
 新規のテキスト部分はともかく、原作に存在したテキストはそのまま使ってもらえればなぁ、と思ってしまいます。英語などにも対応しているようですが大丈夫なんでしょうか。

 で、新規部分の日本語がおかしくなるのはある程度仕方がないんですが、キャラクターの口調が完全に崩壊した直訳っぷりだったのでこれはこれで厳しいです。私が見た範囲ではエンディング後のオマケコーナーの会話が該当します。
 上に書いた通り追加シナリオはまだプレイしていないので、「ペトゥムはそんなこと言わない」状態になってないか心配です。
 ⇒ 追加シナリオもプレイしました。口調崩壊はエンディングが一番極端で、追加シナリオ部分は意外と大丈夫でした。ただ、気になるところはちょいちょいありました。初見の人が違和感を覚えるのは間違いないと思います。

UI周り

Rボタンでモード切替できない
 結構な不満点です。
 原作はL/Rボタンでモードを双方向に変更できたのに、プラスは一方通行。
 ボス戦で1ターン目反撃→2ターン目先制、という操作をよくやるのですが、反撃から先制に切り替えるためにはLボタンを4回、それを3キャラやらないといけないので面倒です。原作ではボタン1回×3キャラで済んだのですが。
 あと、原作とプラスでLキーで切り替わる方向が違うようでこれも辛い。
(原作はLキーで反撃→先制、プラスはLキーで反撃→通常)

 で、Rボタンを押すと何が起きるかというとアニメーション速度の変更。空いてるボタン他にもあるじゃん!Xボタン辺りに割り当てればよかったでしょそれ!という心の叫び。

戦闘中に技などの説明を見られない
 これも、原作でできてプラスでできなくなったことです。
 原作では戦闘中にCボタンを押すと、選択している技やアイテムなどの説明を見ることができました。
 プラスでもフィールド移動中のメニューから同じ説明を見ることができるのですが、戦闘中にチェックしたいというのが重要です。モードの説明とか技レベルとかアイテムの効果とか、戦闘中にこそ必要な情報なので。
 プラスだと、Yボタン辺りに割り当たってくれたらなぁと思っています。

メニューを開くのが+ボタン
 押しにくいです。原作同様Bボタンでよかったのでは。

Bボタンでテキスト送りできない
 原作ではBボタンでもテキスト送りができましたが、プラスはAボタンでしかテキスト送りできません。
 一見滅茶苦茶細かいですが結構重要なポイントで、Aボタンを連打していると選択肢が出たときに一番上のものを選択してしまうんですが、Bボタンは連打していても選択肢は選択しないという違いがあります。
 なので、重要な選択肢がもうすぐ来るときはAボタンではなくBボタンでテキスト送りをすると選択肢を勝手に選んでしまうという事故を防ぐことができます。
 これがRTAで結構重要で、総統の話を詳しく聞くという選択肢をうっかり選ぶと、タイムが相当伸びてしまうんですねぇ…。

音声周り

 BGMのループ時に一瞬音が消えるのが結構気になります。

 あと細かいところではアターホーの「投げ」のヒット音が殴った時の音になってるのがちょっと気になります。でもこれは本当に細かい話。

不具合

 色々不具合が見つかっています。Twitter(X)を調べたところ結構致命的なものもあるようです(酒場のリンシャンが行方不明になる、エンディングでフリーズ、8章でフリーズ、真・虎の穴の宝箱が開かないなど)。
 自分ではまだ踏んでいないですが、8章はこれからプレイするのでフリーズは結構心配です。

 パッチにより修正済み。

 自分が見つけた不具合は、メニュー画面のセリフが他のシーンのものになっている、闘神のヨロイを何度も貰える(※パッチにより修正済み)、邪神を3体解放したのに白虎さんから2体と言われる、など。
 致命的ではないですが直してほしいところです。特にメニューのセリフ。

その他

移動速度が遅い(+エンカ率が結構高い)
 原作と比べて明らかに遅いです。エンカ率が結構高いので長めのダンジョンだとなおさら気になります。
 こちらにも倍速機能が欲しいですね。

戦闘開始時の読み込みが遅い
 戦闘に入るときにじわっとフェードアウトするのでそんな印象があるのかもしれません。
 最初は気になったけどだんだん慣れた…と思ったら、終盤は即逃亡するような戦闘が多いのでまた気になりだしました。

 パッチにより修正済み。

ダメージ表示の数字が小さい
 ダメージの数字が小さく、グラフィックやエフェクトに隠れて読みづらいです。結局画面下のゲージで確認するのでまあ良いと言えば良いのですが。

技の性能が変わっている?
 猛虎光波斬の命中率が下がってるような気がしています。原作だとほとんど必中だった(なのでRTAで重宝していた)んですがプラスだと結構避けられた印象。

スタッフロールで原作についての言及がない
 
リメイク作品では普通のことらしいですが、ちょっと寂しいですね。COMPILEの1単語でも欲しかったところです。

良かったところ

作ってくれてありがとう

 いやもう本当この一言です。色々書きましたがSwitchで遊べるという点で満点です。

グラフィックあれこれ

 初報だとグラフィックのクオリティを疑問視する声もあったようですが、その後テコ入れもあったようで、完成版には非常に満足しています。
 個人的なお気に入りは

  • リンシャンの勝利ポーズ

  • 穴に落ちる直前のリンシャン

  • リンシャンの流美双爪の着地シーン

  • スマッシュの逃亡ポーズ

  • マッスル

 です。

 ちなみにアターホーがビール腹になったことは個人的には気に入っています。容姿の悪いオッサンが強いところにロマンを感じているので。あと、酒好きであれだけ食べればビール腹にもなりましょう、という設定上の納得感もあります。

 戦闘アニメも全体的に出来が良いです。描写が細かくなった分ゲームのテンポが下がる懸念もあったというか実際下がるんですが、戦闘中に速度を変えられるので気になりません。
 いつでもボタンで切り替えられるという点が非常に素晴らしくて、「技レベルアップしたから今回だけ等速にしよう」とかができるのが良いですね。

その他

 これまた細かいですが、個人的に良かったところ。

  • モード変更時に効果音が鳴る

    • 原作は無音

  • テキスト送りスピードをタイトル画面で設定できる

    • 原作はセーブデータごとに管理していたので開始直後に毎回変更しないといけなかった

  • タイトルに戻れる

    • 原作はゲーム途中からタイトルに戻る方法がなく、ロードするためにはゲームを一度落とさないといけなかった

    • この件はSwitchの仕様によるものですが、改善点は改善点です

  • 技レベルアップの確率が上がった(っぽい)

    • 開発会社へのインタビュー記事によると、技レベルアップが起きる確率が原作より上昇したらしい

    • 体感でも上がっている気がします。13段を取るためにはアターホーの技レベルを全て最大まで上げないといけないのでこれは嬉しい調整。

最後に

 少なくとも進行不能な不具合は直してほしいところです。
 ⇒ 進行不能な不具合は修正されました。

 あと、上に書いたように気になったところがたくさんあるので修正要望を出したいのですが、どこにどうやって出せばいいんでしょうね。開発会社の代表メールアドレスに凸とかはしたくないです。窓口とか知ってる人がいたら教えてください。
 その際はこの記事をもうちょっと理屈っぽく並べてあとは感謝の気持ちを前面に出していきたい。

 いやまあしかし、本当によくこの令和の世に幻世酔虎伝を出してくれました。ありがとう。個人的にはSteamでも出してほしいです。

補足

 開発会社のInstagramを見ると最新の情報が見られるようです。今後新しい情報が出てくることを期待しましょう。
 韓国ユーザーによるWiki記事があります。バグなどについてよくまとまっており、更新も早いです。攻略情報もあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?