幻世酔虎伝プラスの感想(追加コンテンツ編)


はじめに

 2023年11月30日に発売された幻世酔虎伝プラス(以下プラス)の追加コンテンツの感想文です。
 当然のことながらネタバレ全開です。ご承知の上でどうぞ。
 本編とかの感想はこちら

9章

 ロンとペトゥムを操作できるシナリオ。
 本編で使えなかったキャラクターを操作できるというのは王道ながら嬉しい追加要素ですね。
 特にロンの場合、敵として出てきたときの技がそのまま使えるのが良いです。ちゃんと技にも解説文ありましたし。
 セリフはちょいちょい違和感ありましたがそこまで気になるほどではありませんでした。

 あと、本編で顔グラがついていなかったロンが9章になって初めて顔グラがつくのは結構好みでした(初回特典の説明書にはロンの顔グラあったので、本編で出てこなくて「あれ?」って思ってました)。
 章のタイトルが XX的XXX のフォーマットに沿っていなかったのは…残念なのが半分、外伝っぽくてそれはそれでアリ、なのが半分。でも「逢」の字のフォントが浮いてるのはうーん。

 で、最初は雑魚と戦っていたんですが、回復手段がアイテムしかないしレベルアップでの回復も見込めないので途中から敵に出会ったら逃げるようになりました。
 技のアニメーションはボス戦でじっくり見ればいいかなー……

 …と思ってたら終わってしまいました。ボス戦無いんかい!

 いやまあ、本編との整合性を取るとボス戦がないのは確かにそうなんですが、どうも盛り上がりに欠けるというか…。

 オチはなんというか、うんそうだよねそうなるよね、という感じでした。
 9章ラストで怒りまくっていたロンが本編でアターホーと戦うときには達観していた辺り、なんかこう、大変だったんだろうなぁ、と。

10章

 エンディング全部終わった後に10章のタイトルコールの入るのいいですね。始まり方が本編のオマージュなもの良いです。

 なんかオサールが妙に強くなってますね。でも経験値1。
 途中のマッスルとの会話、メタが入っていて結構好きです。

修練のタワー
 皆さん3Fのスライムの麻痺に苦戦しているようですがこれは対策があります。
 このゲーム、状態異常にかかっていると他の状態異常で上書きされないという仕様があるので、先に酒を飲んで酔い状態にしていれば麻痺を食らいません。
 このことは、原作ではDiscStation14号のP15、プラスでは初回特典の説明書のP27に書いてあります。でもゲーム本編では説明なかったかも。

 私はこの仕様を利用して悠々と勝利…ではなく、無策で挑んだんですがなんか偶然麻痺を食らわずに勝ちました。なので上記の仕様が本当に有効かどうかは試していません。
 原作ではこの仕様を使って奈落の底で麻痺対策をしていた覚えがあるので、多分こっちでも大丈夫だと思うのですが…。

 で、代わりに見猿言わ猿聞か猿と亀甲拳士に苦戦しました。回復されてダメージレースに負けました。まあ、苦戦とはいっても1,2レベルくらい上げたら勝てたし、雑魚戦で経験値がスルっと入ったので楽ではありましたが。
 各階層のボス、本編の振り返りができる良いチョイスでしたね。20階でダブル師範と戦えるのも良かったです。
 で、最後の白虎。ここに来て新規のボスを出してくるのは熱い。アニメーションも気合が入っている。もうちょっと強いともっと良かった。

 ということで、シンプルながらも楽しい10章でした。
 あと、やっぱりルンルン拳が強かった。

10章終了後

 最後に来たの、リンシャンで合ってますよね…?
 白虎の最後のセリフ(白虎と面識があるキャラはかなり限られる)から考えるとリンシャンくらいしか思い当たらないんですが、というかそうであって欲しいんですが、

「あの… いまスか?」

 というセリフ、その「ス」の使い方はテンホー(変装得意な暗刻拳拳士)の口癖なんだよなぁーこのBGMでテンホーってことはないと思いたいんだけどなぁー。多分誤訳というか、ひらがなとカタカナで口調の使い分けをしているというニュアンスが伝わっていないんだと思うんですが…。

この記事書いた人の気持ち悪い妄想

 原作の本編終わった後に考えたんですが、
 リンシャンってやろうと思えばアターホーの家に押しかけられるんですよね。場所はテンホーに聞いてもいいし、虎の民の里に行って誰かから聞いてもいい(普通に住んでるところ教えてくれそう)。
 ですが本編ラストでアターホーが拒絶の意思を見せた以上、リンシャンからそういう行動を起こすこともないかなぁとも思っていました。

 で、今回の10章。
 リンシャンもアターホーと同じことを考えて虎の穴を訪れ、アターホーに少し遅れて修練のタワーに到着。
 試練に合格した後に白虎からアターホーの話を聞いて、導きの羽でアターホーの家に行く、と。
 今回は原作と違って、白虎の試練を合格したという拳法家としての実績を引っ提げてるので顔を合わせやすい。
 どうでしょう。完璧な流れです。誰か同意でもそうでなくてもいいので見解ください。
 そもそも10章ラストの訪問者がテンホーだったら台無しなんですが。

ということで

 パーフェクトクリアも達成したし、一通りこのゲームは味わったかなと思います。
 次はRTAに挑戦ですね。収録環境も整えたし、良い記録を出したいです。今回もNormal final bossカテゴリ(ラスボス第二形態なしでエンディングを見るカテゴリ)に絞るつもりです。
 原作と比べて1.5倍くらい時間がかかるっぽいので、ちょっと大変かもしれません。

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