【解答解説】とある麻雀部屋からの脱出
こちらは先日投稿した麻雀謎解きの解答解説となっております。
まだ挑戦されていない方は、必ず本編をご覧ください。
さて...
色々と見てみたが、捨て牌の数もおかしいしドラ表示牌もない。
どうやら普通の麻雀をしていたわけではなく、脱出への手がかりが隠されているようだ。
「正解」「不正解」とは何なのだろう...
それを考え、麻雀牌を眺め続けた私はあることに気がついた。
これらの麻雀牌は上下が完全に対称ではない。
一見上下対称に見える牌でもよく見たら上下がある。
上下が完全に対称であるものは「白」と「2p」だけのようだ。
手紙では「嫌いなものが二つある、正解が曖昧なものは嫌いなんだ」とあった。
もしかしてこの二つとは、上下が存在しない「白」と「2p」のことではないか?
麻雀牌の上下に注目してみた。
すると手牌は全ての牌が上向きで並んでいるのに対し、捨て牌は上下がバラバラに並んでいることに気がついた。
何かの法則があるのだろうか。
「正解は1点、不正解は0点」
私はそこで正しい向き(上向き)で切られている牌を1、逆を0と置くことにした。
すると147m待ちの所の捨て牌は
000001
000100
000111
となることがわかった。
「全て正解なら63を表す」
「正解(1)と不正解(0)しかない」
ここからしばらく考え、私は気がついた。
そう、これは2進数だ。
もし一列全て正解であれば111111となり、これは10進数に変換して63となる。
ここで改めて147m待ちの河を10進数に変換すると、上から1、4、7となった。
河の情報がその待ちを表しているのではないか?
そう考えた私は他も調べてみた。
次に25p白待ちの河
001100
001111
100011
上から12、15、35
そして234s待ちの河
010110
010111
011000
上から22、23、24
37までしか必要ない...すなわち麻雀牌の情報が全て数字で表されて、マンピンソー字牌の順に並べて最後の「中」が37で表されるのではないか。
以上から
1〜9→マンズの1〜9
11〜19→ピンズの1〜9
21〜29→ソーズの1〜9
31〜37→東南西北白發中
という法則があることがわかった。
改めて伏せられている手牌の捨て牌を見ると
100000
でありこれは10進数に直すと32だ。
「私はここで待つことにする」
「ここ以外では待っていない」
そして私は「南」の扉に手をかけた。
扉を開けるとそこにはサウナ用メガネをかけた気色悪いデブがいた。
どうやら正解のようだ。
「さあここからは直接対決だ、私の出す麻雀クイズ(2問目)を解けるかな?」
と早口で捲し立てるそいつに私はグーパンを叩き込み、神田2丁目のとある雀荘を後にした。
【完】
おまけ↓
【2進数わからない人向け】
今回のケースは左から順に
32 16 8 4 2 1
の数字が割り振られているとして
1の部分の数字を合計したら10進数表記になります。
010110
なら
16 4 2の部分が該当し、合計すると22になります。
【麻雀牌の上下がわからない人向け】
ピンズはてっぺんがあれば上
ソーズはとんがっている方が上
7pや7sを見るとわかりやすいです。
1pの上下はわかりづらい上に見づらいので除外しました。
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