とある麻雀部屋からの脱出

目が覚めるとそこは知らない部屋だった。

部屋の中央には麻雀卓が一つ。
麻雀牌が並べられていた。

三つの手牌は見ることができた。

しかし残りの手牌と山は固定されており、見ることができなかった。

そしてこの伏せられた手牌の上には置き手紙があった。

「正解は1点、不正解は0点。
ここには正解と不正解しかない。
全て正解したら63を表す。
これには37までしか必要ないがね。

私はこの麻雀牌が好きだが、嫌いなものが二つある。
正解が曖昧なものは嫌いなのさ。

アタリの扉は一つ。
私はここで待つことにするよ。
ここ以外では待ってないから、ハズレを選んだら君の負けさ。

頑張りたまえ」

部屋の東側、南側、西側、北側にはそれぞれ扉があり、どうやらその内の一つから脱出できるようだ。

さて、どの扉を選ぼうか。