【須田剋太】 紙にグワッシュ・水彩画 「花」 査定 鑑定 買取 致します
須田 剋太
なでしこ
紙にグワッシュ
26×23cm
◎須田剋太の芸術
須田剋太（すだ こくた、1906年5月1日 - 1990年7月14日）は、日本の洋画家であり、具象画と抽象画の両方で知られています。埼玉県鴻巣市で生まれ、本名は勝三郎です。彼は東京美術学校（現・東京藝術大学）を複数回受験するも失敗し、独学で絵を学びました。
1936年に文展で初入選し、1939年には「読書する男」で特選を受賞しました。1947年には新樹会を創設し、抽象画家の長谷川三郎と出会い、抽象画の世界に足を踏み入れました。
須田の作品は力強い筆致と奔放なタッチが特徴で、具象画と抽象画の枠を超えた独自のスタイルを展開しました。特に有名なのは、1971年から1990年まで司馬遼太郎の「街道をゆく」の挿絵を担当したことです。この仕事を通じて彼の作品は多くの人々に広く知られるようになりました。
彼は数多くの展覧会に出品し、1957年にはサンパウロ・ビエンナーレ、1961年にはカーネギー国際現代絵画彫刻展など国際的な舞台でも活躍しました。1983年には「街道をゆく」の挿絵で第14回講談社出版文化賞さし絵賞を受賞しました。
須田剋太の作品は埼玉県立近代美術館や大阪府立現代美術センターなどに多く収蔵されており、彼の画業は現在も高く評価されています。
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