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【中村善策】 キャンバスに油彩 「燦雨」 査定 鑑定 買取 致します


  • 作家名: 中村 善策

  • 作品名: 信濃深秋

  • キャンバスに油彩、15.8×22.7cm、1980年


◎ 中村善策の芸術

中村善策(1901年12月29日 - 1983年4月27日)は、日本の画家であり、風景画の分野で多くの優れた作品を残したことで知られています。北海道小樽市で生まれ、本名は中村善作です。

彼の絵画のキャリアは、1916年に西谷海運に入社すると同時に小樽洋画研究所に入所して絵画を学び始めたことから始まります。1923年には太地社の結成に参加し、1924年には上京して川端画学校に通いました。同年、第5回中央美術展に「本所馬洗関枠」他を出品して初入選を果たします。

1925年には第12回二科展に「風景」を出品して初入選し、それ以降1936年まで毎年出品しました。同年、北海道美術協会展(道展)の創立会員となりました。1931年に東京へ転居し、1936年には第23回二科展で「白い燈台」「獨航船」が二科展特待を受賞しました。

1937年からは一水会の会員となり、一水会展に出品した「けむり」で昭和洋画奨励賞を受賞しました。1941年には第4回新文展に「豊穣」を無鑑査で初出品しましたが、戦時中の1945年から長野県明科町(現・安曇野市)に疎開し、以後4年半余り信州で暮らしました。

戦後は第8回一水会展に「小樽港」を出品するとともに一水会委員となり、第1回日展にも「冬閑」を出品しました。その後も日展に毎年出品し続け、1948年には第4回日展に「山湖の秋」を出品し、文部省(当時)により作品が買い上げとなりました。

1950年には東京都新宿区上落合に転居し、1961年には第4回日展に「信濃」を出品し、東京国立近代美術館により買い上げとなりました。1967年には第10回日展で「石狩湾の丘の邑」により文部大臣賞を受賞し、翌1968年には第11回日展出品作「張碓のカムイコタン」で日本芸術院賞を受賞しました。

彼の作風は写実を基にしており、明るく開放感にあふれています。荒々しい原始的な自然よりも、人々の暮らしの中で見られる人間味にあふれた風景を描くことが特徴的です。特に「善策張り」といわれるその画風は高く評価されています。

晩年には1978年に勲四等旭日小綬章を受章し、1980年には日展参事となりました。1983年には脳血栓により東京都千代田区の病院で死去しました。享年81。彼の作品は戦前の二科展時代のものを含む多くが1945年4月の空襲で消失しましたが、後世には「中村善策記念ホール」が開設され、その作品は引き続き評価されています。

代表作には「けむり」(1937年)、「海港の秋」(1946年)、「秋の原始林と沼」(1966年)、「カムイコタン夏日」(1970年)などがあります。中村善策の作品は、写実的でありながら人間味あふれる風景を描くことで、多くの人々に親しまれ続けています。


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