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【宮崎進】 油彩画 「鳥とうたう人」 査定 鑑定 買取 致します


宮崎 進
鳥とうたう人
キャンバスに油彩・コラージュ
F10号


◎宮崎進の芸術

宮崎進(1922-2018)は、山口県出身の日本の洋画家で、特にシベリア抑留の体験を元にした作品で知られています。彼は1945年から1949年までソ連に捕虜として抑留され、その過酷な経験が彼の後の芸術活動に大きな影響を与えました。帰国後、宮崎は画家としての活動を本格的に開始し、抑留生活や旅芸人たちを描いた「旅芸人シリーズ」など、存在や生命に対する問いを表現する作品を多く残しました。

宮崎の作品は、具象から抽象へと変遷していき、抑留体験や自然との対話を通して、人間の生と死の対比を描き続けました。彼の絵画は、抑圧された環境の中で感じた生への強い希望や苦悩が込められ、深い感情を呼び起こします。彼の代表作には「見世物芸人」や「Torso」などがあり、シベリアの厳しい自然を背景にした作品も数多く描かれています。

彼は生涯を通じて多くの展覧会を開催し、多摩美術大学の教授も務めました。また、彼の作品は国内外で評価され、1998年には芸術選奨文部大臣賞を受賞しています​。

◎宮崎進の油彩

宮崎進の油彩画の特徴は、彼のシベリア抑留経験を反映した、力強く感情豊かな表現にあります。彼の作品は、戦後の日本における人間存在の問いかけをテーマにし、特に抑留体験による生と死の対比が色濃く反映されています。

初期の作品では具象的な描写が多く見られ、旅芸人や労働者など、抑圧された社会の中で生きる人々がテーマでした。これらの作品は、しっかりとした筆致と力強い色彩で描かれ、見る者に深い印象を与えます。

後期の作品では、次第に抽象的な表現へと変化していき、色彩と形状で感情や生命力を表現することが増えました。特に赤や黒といった強い色調が多用され、独特の緊張感とエネルギーを感じさせます。こうした作品には、抑留中に感じた孤独や絶望といった感情が内包されており、それを油彩の質感と厚塗りで表現することで、作品に力強さと深い感情を与えています。


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