【橋本博英】 油彩 「ガラスのコンポート」 査定 鑑定 買取 致します
作家名: 橋本 博英
作品名: ガラスのコンポート
キャンバスに油彩、 40×52cm (額窓)
◎橋本博英の芸術
橋本博英は、1933年12月23日に岐阜県岐阜市で生まれ、2020年3月4日に肺せんがんのため東京都新宿区の病院で亡くなりました。享年66歳でした。彼の父は内務省に勤務しており、その影響で橋本は幼少時を東京で過ごし、その後富山県富山市で中学と高校時代を送りました。1954年に東京芸術大学美術学部油画科に入学し、伊藤廉教室にて学んだ後、1958年に同大学を卒業しました。
1967年にはフランスへ留学し、帰国後は阿佐ヶ谷美術学園、代々木ゼミナール、東京造形大学などで教鞭をとりました。1974年には「黎の会」を同世代の画家たちと結成し、東京セントラル美術館で毎年展覧会を開催しました。その活動は多岐にわたり、1976年には京王梅田画廊銀座店と泰明画廊で個展を開催し、30点の作品を出品しました。また、同年には『油絵をシステムで学ぶ』という教育的な書籍も共著で発行しています。
橋本は風景画を中心に活動し、その作品は明快で美しい色面によって構成され、骨格のある具象表現として高く評価されています。彼は流行に流されることなく、油彩画の伝統を基礎から学ぶ姿勢を貫いていました。この姿勢は彼の作品全体に気品と安定感をもたらし、多くの美術愛好家に愛されています。彼の生涯と作品は、美術史において重要な位置を占めています。
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