【安井 曾太郎】 油彩画 「伊豆山の春」 査定 鑑定 買取 致します
安井 曾太郎
伊豆山の春
1919年 キャンバスに油彩 53.2×65.4cm
◎ 安井 曾太郎の芸術
安井曾太郎（1888年5月17日 - 1955年12月14日）は、日本の洋画家であり、明治から昭和にかけて活躍しました。京都府生まれで、1904年に聖護院洋画研究所（後の関西美術院）で浅井忠に学びました。1907年にフランスに渡り、ジャン・ポール・ローレンスに師事し、ピサロやセザンヌなどの影響を受けました。帰国後の1915年には二科会で注目され、会員となりました。
安井の作品は、明確な輪郭と鮮やかな色彩、メリハリの効いたフォルムが特徴で、「安井様式」として知られています。代表作には「金蓉」（1934年）、「婦人像」（1930年）、「薔薇」（1932年）などがあります。特に「金蓉」は、東京国立近代美術館に所蔵されており、彼の代表作として広く知られています。
戦後、安井は東京美術学校（現・東京芸術大学）の教授として後進の育成にも力を注ぎました。1952年には文化勲章を受章し、その芸術的貢献が認められました。彼の作品は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、アーティゾン美術館など多くの美術館に収蔵されています。
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