【宮崎進】油彩画「青い花かざり」査定買取致します。

2024年3月19日 02:58

宮崎進は日本の洋画家として顕著な功績を残した人物です。山口県徳山市出身で、日本美術専門学校を卒業後、シベリア抑留という過酷な体験を経て、戦後の日本美術界で活躍しました。

1957年に光風会展に出品し、その後も日展での活躍が目立ちます。特に1965年に「祭の夜」が日展で特選を受賞し、1967年には「見世物芸人」で安井賞を受賞するなど、彼の作品は早くから高い評価を受けています。このような受賞歴は、宮崎進が日本の洋画界において重要な役割を果たしたことを示しています。

1981年には多摩美術大学の教授に就任し、その後も名誉教授として、後進の育成に尽力しました。1998年にはその芸術的功績が認められ、芸術選奨文部大臣賞を受賞しています。また、多摩美術大学美術館の館長を務めるなど、美術教育や美術文化の普及にも貢献しました。

宮崎進の作品は、彼自身の体験や時代背景を反映したものが多く、人間の内面や社会の風俗を描いた作品で知られています。彼の画風は、写実的な技術に基づきつつも、独自の解釈や表現が加えられており、見る者に強い印象を与えます。

2018年に心不全で亡くなるまで、宮崎進は日本の美術界に多大な貢献をしました。彼の遺した作品群は、現代においてもその価値を評価され続けており、日本の洋画史における彼の位置づけは非常に高いものがあります。

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