【金山平三】 油彩 「想い出」 査定 鑑定 買取 致します
金山 平三
十月に雪
板に油彩 31.7×40.9cm(F6号)
◎ 金山 平三の芸術
金山平三（1883-1964）は、兵庫県神戸市出身の日本の洋画家で、特に風景画で知られています。彼は東京美術学校を1909年に首席で卒業し、その後1912年から約4年間ヨーロッパに滞在し、西洋美術を学びました。1916年には第10回文展で特選第二席を受賞し、注目を集めました。
金山の作品は、四季折々の日本の風景を鮮やかな色彩と力強い筆致で描き出すのが特徴です。彼は帝展や文展で数多くの作品を発表し、審査員も務めましたが、1935年に帝展の改組を機に中央画壇から身を引きました。以降、彼は日本各地を旅し、風景画に専念しました。
1944年には帝室技芸員に任命され、戦後には日本芸術院会員となりました。彼の後半生は、孤高の風景画家として知られ、多くの風景画、静物画、人物画を手がけました。また、明治神宮聖徳記念絵画館に設置された壁画や芝居絵などの多彩な仕事も行いました。
金山平三の作品は、兵庫県立美術館など多くの美術館に収蔵されており、現在でもその芸術性は高く評価されています。彼の生誕140年を記念した展覧会も開催され、その功績が再評価されています。
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