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未知への追憶展

落合陽一さんの個展「未知への追憶-イメージと物質||計算機と自然||質量への憧憬-」@渋谷モディ、初日、7/23

落合さんの言う「計算機自然」の世界観って、あと数年もすれば誰もが理解できる世界観だと思うし、落合さんから出る高度でオシャンな表現や言い回しがわかりにくいと感じるだけで、至ってシンプルで深いステートメントなんだろうなと思う。

落合さんの個展は2回目で、前回の「質量への憧憬」で衝撃を受けたことが記憶に新しい。自分が3年前から描いてきている複雑で非連続な未来図をより考えられるようになった。コンピューターから見る自然や新しい自然の風景はかなり興味深い。

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入り口ですぐに待ち構えていたのが「アリスの時間」。実物を見るのは初めてだった。フィルムメディアを介さずに、映像を物質そのものから直接作る。光の使い方によって映像はいかようにも作れることを再考できる。

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質量への憧憬展の時と同じものかな?久しぶりにお目にかかれました。祈りが質量を持って形に現れたときに、どこか畏怖の念を抱くのがよく伝わる。

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インスタレーションや写真の数も多いのは嬉しい。今回は落合さんの大規模個展だからこそ、今までの展示が集まっていた。落合さんの世界観に接続する絶好の機会である。

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実はこの音と質量の装置を見ているとき、音が流れてなかったこともあり、落合さんが隣にササッと来て電源ONにしてくれた。あまりに驚いて振り向く隙もなかった。

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展示が終わるまであと何回かは行きたい。落合さんの世界観が堪能できる絶好の機会だ。


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