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Facebook社の株価予測、まとめレポート

PredictionGeeksで行われた予測トピック「Facebookの株価が8月末までに150ドルを割る確率は?」についてのまとめレポートです。

予測結果

最終的な予測の平均値:13%(150ドルを割る確率が13%だと予測されていた)

実際の結果:150ドルを割らなかった

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この予測トピックは広告ボイコットがFacebook社、およびその株価にどのような影響を与えるかを考えるために行われたものでした。

予測開始の7月1日から8月31日までの期間、Facebook社の株価は上昇傾向にあり、7月1日時点では230ドル程度であったが、8月31日には300ドル近い水準にまでなっている。

広告ボイコット運動とその影響

Facebookが人種差別やヘイトスピーチの温床になっていること、そしてその対策を行っていないことへの抗議から「#StopHateForProfit」を掲げたFacebookへの広告出稿を取りやめるボイコット運動が6月頃からアメリカを中心に行われていた。この運動にはスターバックス社やボーイング社などの超大手企業も名を連ねていた。Facebook社の最大の収入源である広告収入に影響を与え、改善を促す狙いだった。ボイコット運動自体は公式には7月31日に終了したが、一部の企業は広告ボイコットを継続している。

Facebook社は4〜6月期の決算を公開した。広告ボイコットの影響を認めつつも主力の広告事業は増収しており、7〜9月期も増収を見込んでいる。さらに、TikTokのようなショートムービーを作成・投稿できるサービス「Reels」を傘下のインスタグラムで開始したところ、株価も上昇した。

これに対し運動を率いた組織の幹部は「フェイスブックの収益に打撃を与えるなどとは思っていなかった。ただ、彼らの良心に訴える効果はあると考えていた」と語っている。「フェイスブック(に投稿される差別的なコンテンツ)が社会の少数派と健全な民主主義にいかに深刻なダメージを与えているか。われわれの運動がきっかけになって、多くの人々が気づき、これまでにない規模の検証が始まった」と述べており、今後も是正を求めていくようだ(参考:フェイスブック広告ボイコット運動は失敗? ザッカーバーグの資産はついに1000億ドル超え)。

予測の動向について

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予測開始当初は高く予測しているユーザーも少なくなく、コミュニティ平均は40%弱となっていった。しかしその後時間が経っても株価が下がらなかったためか、徐々に予測の修正が行われ、最終的にコミュニティ平均は13%と低い水準になった。コミュニティの予測が十分に機能していたと言えるだろう。

また7月3日時点でCNNのニュース、『フェイスブックへの広告ボイコット、数百社が参加 影響は限定的か』が予測の参考にされていた。

PredictionGeeksについて

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