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中途半端な人生

 僕は全てにおいて中途半端が似合う男だと自負している。いくつかの項目に分けてその中途半端さを列挙していこう。

  • 容姿

  • 勉強

  • 運動

  • 才能

この四項目を細分化して評価していこうというのが今回の内容である。

 まず容姿だが、突出して良い部分が見当たらない。身長は178cmと平均からしたらそこそこ高い数値であるが、それ以外は中途半端である。顔の歪みは気になるし、目は細長い。別に世から避けられるほどの不細工ではないが、かといって絶世の美男とは到底言い難い。

 次に勉強だが、圧倒的に苦手な部類に入る。勉強が苦手と言うよりかは、継続力や誘惑に勝つ力が圧倒的に不足していると思う。生きてきた二十四年間で死ぬほど勉強した記憶がないし、受験勉強すらものの数分で終わらせてしまうから救いようがない。

 机に向かって何かを勉強することは苦手としていたが、感覚的に学ぶことや、興味あることを理解するまで調べることは好きだった。この積み重ねが、ある程度の偏差値帯の大学にまで進学できた理由であろう。あくまでもある程度の偏差値帯であって、世間一般的に見たら中途半端である。

 次に運動。運動神経はかなりいい方であるというのは自覚している。足は学校で一番早かったし、サッカーだって、世間一般の人から見たら凄いと言われるラインまでは到達していた。ただ、上を見れば見るだけ、自分がどれだけ中途半端な位置にいるのかを思い知らされた。
 学校で一番だった足の速さも、区の陸上大会では決勝に進出できず、タイム順で11位と触れにくい順位で終わった。サッカーは高校では試合に出れていないし、自分より上手い人がいくらでもいる世界に絶望した。
 それでもサッカー部で実施したスポーツテスト(学校実施のものとは違うアスリート特化のもの)では、280人の部員のうち2年生で3位という記録を出すものだから、運動神経だけはそこそこ良かったのだろう。とは言っても総合的に見たら中途半端である。

 最後に才能の部分であるが、これもいくつかに分け評価していく。まずは文章。
 小学生の時に書いた作文が区のコンクールに選出され、佳作を獲得した。高校の時の作文が担任の国語の先生にベタ褒めされ、何かのコンクールに提出されたが賞にかすりもせず終わった。これらが主に挙げられる。見れば分かる通り、中途半端である。文字を書くのが好きなただの凡庸な一般人の、ただの作文が今あなたが読んでいるnoteである。

 次にデザインの才能。中学生の時に描いたデザインが運動会の表紙に使われ、先生方のTシャツになった。記念に一枚購入したのを覚えている。学校のキャラを作ろうと銘打たれたイベントでは自分の作ったキャラクターが投票で3位に沈むも、大健闘をした記憶もある。ただ、1位ではないと意味がないのでやはりここでも中途半端である。

 次に絵の才能。小学生の時に描いた絵が展示会に飾られた経験があるが、それ以降は無縁だ。一昨年くらいに趣味で描き出した絵も、昔から描いてる人と比べものにならない。ある程度人に見せれるレベルではあるが、それでもただの趣味の範疇に収まる。以下に昔描いたいくつかのMiiの絵の中でのお気に入りを添付する。これらの絵を描いたのも1年近く前らしい。まるっきり飽きているので、いつかまた描けたらなとは思っている。

 最後にゲームの才能だ。マリオカートをしているのでそれを主に触れるが、3年近く3000時間程度プレイしてラウンジで最高プラチナ2という圧倒的中途半端の極みのようなランク帯である。僕より始めるのが遅い上に、プレイ時間が少ないのにも関わらず上位帯に行く人も多く見受けられるため才能の差に辟易する。今本気でラウンジしたらブロンズレベルなのでそこはあしからず、、。

 といった具合で、何かに突出するわけでもなく、何もかもが中途半端で終わった僕の人生だった。何かに突出している人が僕はずっと憧れだった。それが勉強でも運動でもゲームでも。自分の欲求に負けず直向きに努力できる才能があれば多分もう少しマシにはなっていたのだろう。そういうところも含めて中途半端だと言いたいわけなのだが。

描いた絵①
描いた絵②

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