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凱旋門賞馬が本当に世界最強馬なのか

・凱旋門賞とは

そもそも凱旋門賞とは何なのだろうか
凱旋門賞はフランスのパリ ロンシャン競馬場で施行される世界最高峰の芝レースといわれている
起源は1920年に遡る
第一次大戦の戦勝記念と、戦時下で衰退した競馬産業の再生を理由に創設されたのが凱旋門賞というレースだった
創設以来ずっと芝2400mで施行されており、主催のフランスギャロは種牡馬・繁殖牝馬の選定の位置づけとしているため、騸馬の参戦は認められていない

・凱旋門賞を制す真価とは

日本競馬の悲願と呼ばれている凱旋門賞制覇
凱旋門賞制覇には何があるのか

凱旋門賞はその格やロンシャン競馬場の芝2400mという難しいコースを攻略しなければならないが、もっとも大きな価値は“繁殖入りの優位さ”だろう
欧米は日本と違い、競走成績よりも繁殖成績に重きを置く
さらに上記の通り、凱旋門賞は種牡馬・繁殖牝馬の選定の基準として見るため、繁殖入り後の評判は最高になるだろう

・凱旋門賞を制した馬の特徴

凱旋門賞馬になれば他の馬とは一線を画する
しかし、凱旋門賞制覇前はそこまで格がつくということは少ない

凱旋門賞馬は何が違うのか
それは“タフさ”と“スピード”、そして“粘り強さ”だ

ロンシャン競馬場の馬場を制する強さに加え、10月の欧州はジメジメした雨が降りやすい
そんな馬場でも実力を発揮できるような馬こそが凱旋門賞馬にふさわしく、今まで制してきた馬達なのだ

・日本馬の凱旋門賞制覇

日本競馬ファンなら誰もが待ち望んでいる日本馬の凱旋門賞制覇
「欧州の重い芝が…」などとささやかれているが、それは違うと思う

例として1998年のシーキングザパールとタイキシャトルを挙げさせてもらう
彼らは欧州の重い芝をはねのけ、欧州GIを勝利した
別に日本の馬場にも合っていない訳ではなかった
それと同じようにいつか日本馬が凱旋門賞を制覇するのはいつかやってくるはずだ
それなのに「ジンクスだ」などと騒ぐのは違うと思う

近年は日本馬の海外遠征での勝利から日本の血統は多様化してきている
日本産馬で欧州向きの適性の馬は必ずいるはずだ

これからも日本馬の凱旋門賞制覇という目標を胸に応援していきたいと思う

・最後に

凱旋門賞は2024年で103回を迎える
これからも続いてゆく長い歴史の中で様々な名馬が誕生していくだろう
私達はその歴史の一辺に今立っている
この一瞬一瞬を噛みしめてこれからも競馬を楽しんでいくことが私達の出来る最大限のことだと思う

閲覧ありがとうございました

2024.8.15    阪神巧者

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