💎JMESPathチュートリアル
基本式
スライシング
投影
リスト投影とスライス投影
オブジェクト投影
投影の平坦化
フィルタ投影
パイプ式
マルチセレクト
関数
次のステップ
JMESPath(JSON Matching Expressions Path)は、JSONデータからデータをクエリするための構文です。このクエリ言語を使うと、JSONデータから必要な情報を効率的に検索できます。以下にJMESPathの基本的な文法を説明します。
1. ドット表記
JMESPathの最も基本的な要素は、ドット表記です。これはオブジェクトから特定のプロパティを抽出するために使用されます。
people.name
このクエリは、`people` オブジェクトから `name` プロパティを取得します。
2. ブラケット表記
ブラケット表記は、ドット表記と同様にプロパティにアクセスするものですが、プロパティ名が変数や数字、特殊文字を含む場合に便利です。
people["first name"]
このクエリは `people` オブジェクトから `first name` というプロパティを取得します。
3. サブスクリプト演算子(配列)
配列から特定の要素を取得するには、サブスクリプト演算子(`[]`)を使用します。
people[0]
このクエリは `people` 配列の最初の要素を取得します。
4. スライス演算子
スライス演算子を使って配列の部分的な要素を取得することができます。
people[0:5]
このクエリは `people` 配列の最初の5要素を取得します。
5. パイプ式
パイプ式(`|`)を使うと、一つの式の結果を別の式に渡すことができます。
people[].name | [0]
このクエリは、まず `people` 配列の各要素から `name` を取得し、その結果の最初の要素を選択します。
6. フィルタ式
フィルタ式を使って、特定の条件に一致する配列の要素を選択できます。
people[?age > 18]
このクエリは `age` が 18 を超える `people` 配列の要素をすべて選択します。
7. プロジェクション
プロジェクションを使って、配列またはオブジェクトの各要素に対してクエリを適用し、その結果を新しい配列にまとめることができます。
people[*].name
このクエリは `people` 配列のすべての要素から `name` プロパティを取得し、新しい配列を作成します。
JMESPathの機能は非常に豊富で、データ処理のニーズに合わせて多様なクエリを構築することが可能です。これらの基本をマスターすれば、より複雑なデータ構造からも効果的に情報を抽出できるようになります。
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