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PSO2の思い出-チーム編①-

私はPSO2をはじめてしばらくはソロでPSO2を楽しんでいました。
はじめたばかりでまともな装備が整っていなかった事や、PSO2のゲームシステムやマルチにおけるマナーをまだ知らなかった事、他人に迷惑をかけたくないという気持ちや自分のレベル上げ等に他の方の時間を使ってもらうのは申し訳ないという気持ちからチームへの所属は考えておらず勧誘を全て断ってソロプレイをしていました。

ソロでの活動が1年ほど経過し、ある程度装備が整ってゲームにも慣れてきた事もあり、そろそろチームに所属してみようかなと思っていた時にたまたまマルチで一緒にパーティーを組んだ方からチームへのお誘いを受け、これも何かの縁と入団を決めました
入団したチームはアクティブ人数が30~40人近くあり、チームチャットが盛んでチームイベントも多く、チームでクエストに行くなどかなり活気のあるチームでした。

入団した当初の私は、チームの色々な方に誘われて色々なクエストに行ったり、チャットで朝まで話し込んだり、プレゼントを贈り合ったりしてチームに所属する楽しさを堪能していました。
社会人だったり、学生だったり、主婦だったり、転職活動中だったりと色んな人達がいて、モンハン以外のオンラインゲーム初心者だった私がオンラインゲームの楽しさを知ったチームでした。
そしてチームに入団して数ヶ月経ち、だんだんとチーム内の事を理解するようになってきた私はチームの中に複数のタイプが存在している事がわかりました。

おおまかにわけると

1:キャラクリやSSを楽しむタイプ/スクリーンショットやキャラクリエイトを楽しむ方達
2:チャットを楽しむタイプ/チャットで最近あったことや映画などの会話を楽しむ方達
3:クエスト・装備作成を楽しむタイプ/高難易度クエストへの挑戦や装備作成を楽しむ方達
4:ソロを楽しむタイプ/チームイベント時以外はチームの人と絡まず自由に色々やってる方達。

といった感じです。

ソロを楽しむタイプを除き、それぞれのタイプは互いに集まってグループを形成しており、交流を深めていました。

ある程度の集団になるとタイプが分かれグループが形成されるのは学校や職場などだけでなく、オンラインゲームでもそうなんだなあと思ってとても興味深かったです。あたりまえっちゃあたりまえですがw

で、とある日インをしたらクエスト・装備作成を楽しむタイプの人達がそっくり抜けていました。
親しいと思ってた人もいなくなっており、驚いた私は色々と聞き回ってみたところ、以前にチーム全体で緊急クエスト(1日のうち数回訪れるレイドクエスト)に挑戦した際、クリアが出来なかった事が端を発っしていたようでした。

クエスト・装備作成を楽しむタイプの人達は普段から装備を整えたりプレイヤースキルを磨いているいわゆるガチ勢で、キャラクリやチャットを楽しむタイプのようにクエストがメインではないいわゆるエンジョイ勢と比べるとどうしても戦力に差が出てきます。

チーム全体で緊急クエストに参加した際、それぞれのタイプを綯い交ぜにして参加した事で、ガチ勢同士で参加していればクリアできていたクエストが、エンジョイ勢もいたことでクリアできなかったとの意識が出来てしまった。

その意識はエンジョイ勢は足を引っ張る存在という意識に変わり、同じチームでは緊急クエストがクリアできない→でもチーム全体の流れ的にガチ勢だけで緊急クエストに行く事は出来ない→ガチ勢だけでチームを抜けるしかないに至った事が経緯のようでした。

ガチ勢の退団にたいして、まあそう感じるのもしょうがないよねと理解を示す方、もっと装備を整えたりプレイヤースキルを磨いた方が良いかなあと罪悪感を感じる方、他が抜けようが興味ないですといった感じで何事もなかったかのように過ごす方、ろくに話し合いせずいきなり抜けるのは何事だと憤慨する方、などチームの方は色々な反応をしていました。

そして一月がたち、こんどはチャットを楽しむタイプの人達が抜けるもしくはインしなくなりました。
ガチ勢が抜けた影響はチャットにも及んでおり、ガチ勢の人たちがいなくなって以降、チームチャットは盛り下がり気味になり、だんだんとインする人が減って最終的にはほぼいなくなっていきました。

このころからソロを楽しむタイプの人達の脱退も目立ち始めていました。
減っていくチームメンバーに焦ったマネージャー達やマスターは勧誘を強化し、色々な人に声をかけてチームに誘い入れ始めました。

手当り次第声をかけて、ろくに交流のないプレイヤーを入れたものですから、地雷プレイヤーといわれるトラブルを起こすプレイヤーが複数入団することになり、それまでなんとか安定を保っていたチームは、チャットでの喧嘩や嫌がらせなどのメンバー同士のトラブルが頻発、トラブルに対する対応を巡ってマネージャー陣とマスターがチームチャットを通して衝突するなど、荒れに荒れて収集がつかなくなっていきました。

最終的にマスターによるチーム解散の宣言により、ガチ勢の脱退騒動から2ヶ月程でチームは消滅しました。
とても盛り上がってたチームが2ヶ月程で崩壊した事は当時の私にとって凄い衝撃で、こんなにも早く仲の良かった人達がバラバラになるのかと悲しんだ思い出があります。
その後、ありがたいことに元チームの色んな方達から一緒にチーム作らないかとお誘いを受けましたが、突然のチーム崩壊にショックを受けていた私は一緒にやっていける気持ちはとても起きず、お誘いを丁重に断ってまたしばらくソロで活動をしていくことになります。

今思えばオンラインゲームの良さと怖さを知れたチームだったわけで、はじめて入るチームとしては結果的に良かったのではないかなと振り返ってみて思います。
その時のフレンドはもうインしていないけれど、もしインしてるときがあったらその時の事を色々と話してみたいなあと思う今日この頃。