双子妊娠時期のあれこれ。マイナーすぎるトラブルも

こんにちは。夏に双子を出産したRocoです。
この記事では双子の妊娠で体験したことを書いていこうと思います。
※思い出したことがあれば都度追記するかもです。

町の産院からNICUのある大きな病院へ

多胎妊娠はハイリスクです。個人の産院では妊娠期から出産まで細やかな対応はできないため、設備の整った大きな病院に転院することになりました。バスや電車、徒歩を含めて1時間近い移動時間になる病院へ。そして検診回数が単胎妊娠より頻回になります。ので地味に交通費がかかります・・・
※双子とわかったのは心拍確認のときでした。ずっとお世話になっている産婦人科で家からも近いし、ここで産みたいと思っていた産院でしたが、多胎妊娠はハイリスクのため、早々に大きな病院へ転院することになりました。

分娩方法は「帝王切開」一択

まあ、もともと普通分娩なんてできないだろうなと思っていたのですんなり受け入れましたが、やはりお腹を切るのはイメージしづらかったです。
普通分娩で産むところもあるようですが、一人目を産んでスペースができると、もうひとりの子が回転してしまって逆子に→緊急帝王切開になることもあるよ、とか陣痛が遠のいてしまうとかでこの病院は帝王切開でした。(ほかにもリスクがあるとは思いますが、印象に残っているのは上記の話でした)

加入健康保険の「限度額適用認定証」めっちゃ使うよ

ハイリスク妊婦、は何が起きるかわかりません。実際私はかなりの回数病院のお世話になりました。(詳細は加入組合によって異なるかと思いますので要確認です)妊娠したら必ず手配することをおすすめします。

匂いづわりと食べられないものが・・・

8w〜20wくらいまで、さまざまな匂いで気持ち悪くなりました。もともと海外製の化粧品や香水の香りが大好きだったのに町中で少しでも感じ取ると吐き気が・・・あと通勤電車の中での体臭とか(普通だったら臭いと感じない程度でも嗅覚が敏感でした)
あと、カレーの匂いもだめになりました。
またちょうど冬の時期なので鍋を頻回にしていたのですが、白菜を始めとする葉物野菜の甘みがNGに。魚も食べたあと消化不良になるようでだめでした(これは産むまでだめでした・・・)
毎日コンビのおにぎりとかジャンキーなものが主な食事でした。

想像以上に早くお腹が大きくなり始める

写真を振り返ってみると10wあたりから大きくなっているようです。(ここは個人差があるかと・・・)早い段階からお腹の比較写真を取っていると振り返るのが楽しくなりますよ。私はマタニティフォトなるものはできませんでしたが、毎週並に同じ服、同じアングルで写真を撮ってました。

妊娠初期から洋服が入らない！？

前項目でお伝えしたとおり、早くから体型の変化があります。
結構早めに妊婦用のウエアを購入したほうがいいです。そして後期には一般的なマタニティウエアさえも入らなくなります。
あと、普通の洋服で大きめサイズも買いましたが、出産後はぶかぶかすぎて逆に着れないので少ない枚数のマタニティウエアの購入をおすすめします。
２枚をヘビロテするで勢い十分です。(最後の方は管理入院なので、基本同じセットのパジャマを２セットで過ごしました。)
最後の方、私は４Lのルームウエアでぴったりになりました。
妊娠中の体重増加は最終約16kg(妊娠前は普通体型)でした。(腹囲110cm超えてました。)病院からは特に体重についての注意はありませんでした。イレギュラーってことなのか双子妊娠の体重増加の目安はあまり聞きませんでした。

妊娠中期で単胎の臨月並のお腹の大きさに

外出していると道行くおばあさんとかに「もうすぐ？」とか「性別はわかっているの？」とか聞かれることは多々ありました。(子供たちが生まれたあとは「双子？」とわんさか群がります・・・)
ほんと、妊娠中期でも息が上がるほどお腹が重くなってきます。転倒の危険もありますのでひとりで外出はあまりしませんでした。

３D画像、４D映像も撮りたいなら早めに！

夫が同席しての検診ができないので思い出づくりに３D画像、４D映像の撮影を希望してましたが、転院の時期や検診のタイミングもあって、うまくできませんでした。単胎妊娠より早く子宮内のスペースが埋まってしまうのでかなり早い段階での撮影時期になるようです。

マイナーすぎるトラブル

妊娠中の高血圧や糖尿病、むくみなんて一般的なトラブルじゃない？と思ってしまうことが。本当にいつ何が起きるかわからないハイリスク妊娠なので早々に入院バックを完成させたほうがいいです。

以下、リアルな表現なので苦手な方は閲覧をお控えください。

1、尿管結石で緊急入院
土曜の昼間に右の脇腹が痛くなったんです。診察時間が過ぎてたので外来ではなく病棟の方で見ていただきましたが特に赤ちゃんたちに問題なく。処方された痛み止めで様子を見ることに。子宮が大きくなる際の痛みではないか、と診断されました。
しかし、夕方ごろ急変。脂汗と意識が朦朧としてきて、話の応答が冷静にできなくなって病院へ電話。救急車ではなくタクシーで来院してほしいとのこと。(我が家、エレベーターなし４階マンションだったので階段を自力で降りなくてならなくて半べそかきながら降りました・・・)
一応入院バック持って21時くらいに夫と病院へ。痛がり方が尋常じゃないのでその場で入院することに。妊婦はレントゲン取れないのでエコーで診察でしたが、血液検査や尿検査をしておそらく尿管結石とのこと。
入院が決まった時点では原因がわからなかったため、点滴で水分補給をガンガンしてなんとか落ち着きました。
今振り返れば、前日あまり水が飲めてなくて、おしっこもあまり出てなかったです。尿検査の際には血尿がでてました。
妊婦さんは大きくなった子宮がほかの臓器を圧迫するため、尿管結石になることもあるとのこと。トイレが近くなりやすいですが、尿管結石を防ぐためにはこまめな水分補給とトイレに行くこと！先生からは口酸っぱく言われました。これ、「３大激痛」と言われるだけあってほんと二度となりたくない痛みです。

２、１ヶ月経たずして今度は「腎盂腎炎」で再入院
ええ。今度は大元の腎臓がやられました。こっちは腹痛に加え腰痛や発熱、嘔吐があり、更に辛かったです・・・発熱があったので、このご時世すぐ病棟に入院はできず発熱外来へ。診察を待っているときも嘔吐、診察中もまた原因がわからないから何度も激痛の中お腹をエコーでチェックされ、痛み止めも処方されず、簡易ベッドでのたうち回ってました。その後痛み止めの点滴で落ち着きました。こんなマイナーすぎるトラブルすぐなっちゃうの！？と驚きました。このあたりからお腹の張りも出てきてたので病院からは産前休暇に入ること、早めの管理入院を勧められました。(多胎の場合は単胎よりも早く産前休暇が取れます)
実際、ほとんど仕事の引き継ぎは終わってたので数日出社して有給使って早めに産前休暇に入りました。

［番外編］医療保険は入っておきましょう！
20代の時から入ろう入ろう、思って手つかずだったのですが、妊活の前に最低限ですが医療保険を申し込みました。私みたいに腎盂腎炎や長期の入院、帝王切開、など条件によっては給付対象でしたので本当に入っていてよかったです！
妊娠がわかってから入れる保険もあるようですね。双子ってわかってから入れるのか不明ですが・・・

安定期のない妊娠　長期の管理入院

切迫早産ぎみなのもあって産前休暇に入って結構すぐに入院することになりました。投薬はなくて「ベットに横になる」ことが最大の治療だと。
本当に何もすることがないので暇でしたが、先生たち口々に『今のうちにゆっくりしな〜』と。産んでから思います。不安なことも、孤独に感じることもありますが、ほんと、ゆっくりダラダラしたほうがいいです！堪能しましょう！
休暇に入ってから子供の用品を揃える予定でしたが、すぐ入院となったため病院からポチポチ、ネットで購入しまくってました。「準備」というものは何事も早めにすることが良いかと・・・
入院期間は数ヶ月になることもあります。順調に行って32wから入院する人もいるようですが、それよりも前に入院する人のほうが多いそうです。一日一日、30ｗになった、31ｗになった、と指折り数えてました。コロナ禍での入院でしたので面会もできませんでした。毎日夫が仕事から帰宅後〜病院の消灯時間までの数十分LINEでビデオ通話してました。実際に会えないだけで本当に心細かったです。

入院中のほかの双子のママとの出会い

大きんな病院でしたのではやり双胎妊娠の方も多かったです。私みたいに初産で双子の方もいましたし、上の子がいる方も。100人に一人の割合ですよ、と最初の産院でも言われましたし、意外と身近にいるようです。
あと大部屋だと回診や毎日のモニターで双子ママなのか筒抜けなので、うちも双子なんです！と話しかけられました(露骨に嫌な顔されたらへこみそうなので声かけられ待ちしてました・・・)
今日の検診どうだった？とか、病院食とか色々話してました。地域の多胎コミュニティとか行けなかったので初めて双子ママと知り合えました。

寝返りはひと仕事　トイレも近い　いつも睡眠不足に

お腹が大きすぎて横向きでしか寝れません。しばらくすると下にしている側がしびれてきます。寝返りするにもよっこらせ、っと一苦労。寝返りする度に目が覚めてました。そして動くと尿意が。ボケボケしながら何度もトイレに行くので寝不足です。なので日中もよく昼寝してました。

産後数ヶ月経過して、妊娠期って一瞬だったなと思います。
SNSでキラキラ妊婦さんの投稿がありますが、そんなのとは程遠い生活でした(笑)