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おタカラ掴むぜ宝塚記念

さて先週得意と謳いつつ、前行く馬でウィンマイティーを挙げておきながらバッサリ切り、ディープインパクト産駒が強いと言いながらソフトフルートを軽視し見事に大外れのマーメイドS。
見当違い過ぎて箸にも棒にも引っ掛からなかったユニコーンS

いやぁ当たらん!こんなにも当たらんもんかねぇ!
そんな事言っても毎週毎日競馬は行われるし、G1宝塚記念で好メンバーが揃うと言うのに買わない訳には行かない。
懲りずに予想していきたいと思う。


阪神2200m内回りのコース特性上、3コーナー残り800mから下り坂となる為、ロングスパート合戦が繰り広げられる。
今年は昨年同様変則開催の影響で今開催が開幕2週4日目となる事から、馬場はきれいで「内枠、前有利」のトラックバイアスで行われるだろう。
気温も高くなり晴れ予想から前日雨が降っても当日ほとんど影響なく、きれいな芝で時計も早い決着となるだろう。
昨年は逃げ馬2頭が仲良く2.3着したが、今年は昨年のそれとは様相が違い、過酷なタイムレースとなるだろうメンバーが揃っている。
とは言えある程度過去の傾向から炙り出し、結論を出していく事にしよう。


1.大阪杯優勝馬
2017年にG1昇格した大阪杯と 1ハロン違い、同じ内回りにも関わらず連勝した馬はなく、2017年のキタサンブラックも天皇賞(春)との連勝でここでは敗退している。
逆に大阪杯惜敗馬巻き返しが目立つ。
×ポタジェには厳しい

2.天皇賞(春)優勝馬
その年の天皇賞(春)馬が連勝したのは2006年ディープインパクトまで遡らないといない。
ただ2017年から大阪杯がG1昇格となり春路線のローテーション様相が変わり、天皇賞(春)優勝馬はキタサンブラックの9着以来、4年連続不出走なのでこれは参考外でも良い。
△タイトルホルダーはまだここではセーフ。

3.馬券内に来る実績
過去10年の優勝馬は
同年の重賞を勝利していた
またはG1勝利していた馬が9頭
これに漏れた2018年ミッキーロケットだが前年に2400mG2勝ちはあった。
3着までに広げても同年重賞勝利、または前年にG2勝利、G1馬は29頭。
2018年のノーブルマーズだけ前走G2目黒記念2着にて3着入線。
×重賞未勝利馬のアイアンバローズ、グロリアムンディ、メロディーレーンは馬券内見送り。
△前年G3勝ちまでのマイネルファンロンもあっても3着までがやっとか。

4.過去宝塚記念優勝馬傾向
非根幹距離でトリッキーなコースという事からなのか、ここが悲願のG1初勝利という馬が目立つ。
ディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップのようなような化物級の馬は例外ではあるが、善戦で勝ち切れない馬にチャンスが巡ってくるG1。
天皇賞(春)4着からのミッキーロケット
大阪杯6着からのサトノクラウン
鳴尾記念1着からのラブリーデイ
前年牝馬限定のエリ女杯優勝も目黒記念2着から混合G1初勝利のマリアライト
など
○天皇賞(春)2着 ディープボンド
 大阪杯3着 アリーヴォ
 大阪杯4着 ヒシイグアス
 JC2着 オーソリティ
 には逆転の資格はある。

5.出走最高実績馬の敗退後の巻き返し
その年の最強馬候補とされる前年G1勝利馬のこの舞台での巻き返しは
天皇賞(春)敗退後のオルフェーヴル復活勝利同じく天皇賞(春)敗退後のゴールドシップの連覇がある。
○大阪杯敗退のエフフォーリアがここを勝てれば、このクラスであった証明が出来るだろう。

6.牝馬
牝馬の勝利、馬券内入線が多く目立つ。
勝利馬に限るとG1馬が条件
馬券内は2015年のデニムアンドルビーのJC2着の実績が最低条件。
○三冠牝馬デアリングタクトには心強いデータ
△ウインマリリンはオークス2着までなのでやや足りない実績か

7.逃げ馬
各年のトラックバイアスが違う為参考までのデータだが、過去10年逃げた馬の優勝はなく、2021年のユニコーンライオン、2019年のキセキの2着が最高着順。
2016年天皇賞(春)優勝からここを逃げたキタサンブラックは3着だった。
△逃げ馬候補のパンサラッサの優勝は厳しい。
 タイトルホルダーは2番手で控えない限り、優勝は遠のく。


8.海外遠征帰り初戦
2021年クロノジェネシスDSC2着→1着、キセキQE2C4着→5着
2020年グローリーヴェイズ香港V1着→17着
2019年リスグラシューQE2C2着→1着、スワーヴリチャードDSC3着→3着、レイデオロDSC6着→5着
2018年ワーザー(香港馬)ライオン6着→2着、ヴィブロスDT2着→4着、ダンビュライトQE2C7着→5着、サトノクラウンDSC7着→6着、
2017年なし
2016年ドゥラメンテDSC2着→2着、ラブリーデイQE2C4着→4着、サトノクラウンQE2C12着→6着、ラストインパクトDCC3着→7着、ワンアンドオンリーDSC5着→14着、
2015年ワンアンドオンリーDSC3着→11着、トーセンスターダムQE2S5着→12着
2014年ジェンティルドンナDSC1着→3着
2013年ルーラーシップQE2C1着→2着、エイシンフラッシュDWC6着→、6着
最低限海外戦2着である事が優勝条件で、1着馬3着馬は2着まで、4着以下だった場合は馬券内は無理。
△オーソリティ、ステイフーリッシュ、パンサラッサは2着までで頭はむずかしい。

9.前走2桁着順
2013年三冠馬オルフェーヴルの天皇賞(春)11着からの巻き返し以外で馬券内になった馬はいない。
×ウインマリリン、キングオブコージは厳しいだろう。

10.過去10年牡牝年齢別成績   
牡3 0.0.0.1
牡4 2.1.3.31
牡5 3.4.2.27
牡6 1.2.0.20
牡7上 0.0.0.18
牝3 なし
牝4 1.0.3.5
牝5 3.1.2.7
牝6 なし
牝7 なし
牝8 0.0.0.1
セ4 なし
セ5 0.0.0.2
セ6 0.1.0.2
セ7 0.1.0.2
セ8 0.0.0.1
×牡7上には厳しいデータ。ギベオン、ステイフーリッシュは…


○以上条件をクリアした該当馬は
エフフォーリア 牡4
デアリングタクト 牝5 
ヒシイグアス 牡6
アリーヴォ 牡4 
ディープボンド  牡5

△ヒモまでは買える
オーソリティ 牡5
アフリカンゴールド セ7
タイトルホルダー 牡4
パンサラッサ 牡5

では残った馬の見解に入ろう。
▲ 2-4 エフフォーリア 美浦・鹿戸
牡4 58.0 横山武
前走大阪杯の不可解な惨敗。勝負所の行きっぷりの悪さ、下り坂で上位入線馬が挙って仕掛けていくのに対し、ここで鞍上の促しにも反応せず4コーナー時点でしごいても反応出来ず。
体調不安や初輸送も合ったのだろうが別馬のように伸びなかったのがメンタルの問題ならば今回も危うい。
追い切りでブリンカーを付けているあたり問題は根深い。
エピファネイアの早熟疑惑が囁かれているが、馬体は筋骨隆々でとても成長が止まったとは思えない。
4番枠に入った事で2〜3列目あたりで競馬できれば闘争心に火がつくのではないかと考える。
揉まれる競馬で復活を。


○4-7 デアリングタクト 栗東・杉山晴
牝5 56.0 松山
前走1年1ヶ月の休み明けながらG1ヴィクトリアマイルで0.5差、馬場の悪い内を通っての結果からまだこの馬は終わっていないと感じた。
長くいい脚が使える為阪神2200mもマッチすることだろうし、何より叩いて迫力を増した追い切り。
今回は前走とは打って変わって良い状態で出てくるだろう。
また「秋華賞馬に駄馬なし」と常日頃より思っていて、ケガで引退しない限りは古馬混合戦で渡り合える牝馬は秋華賞馬が中心にいる。
この馬も歴代秋華賞馬と遜色ないと信じたい。
基本的に前に行く馬ではないので、トラックバイアス的にはどうかだが、中団から構える形で3コーナーからのロンスパ合戦に負けない事を期待したい。


5-10 ヒシイグアス 美浦・堀
牡6 58.0 D.レーン
宝塚記念っぽい馬という所は気になるが、G1で善戦と言ってもいつも離された所での掲示板に入る程度でパンチ不足は否めない。
昨年G2中山記念を勝った頃くらいの勢いがあるのならば兎も角、今年は本当は香港QE2Cに出たかったのを招待されないご時世から大阪杯にシフトし4着。
今回も掲示板がいいところではないか?


☆ 7-13 アリーヴォ 栗東・杉山晴
牡4 58.0 武豊
キャリア11戦中、デビュー戦のダ1800mを除く10戦の芝レースで上がり1位が5回、2位が3回と堅実に伸びて来る馬
阪神芝0.0.2.1
中京芝0.0.1.0
小倉芝5.0.0.0
新潟芝0.0.1.0
と小倉では無敗、他は3着までしか来ていない事からローカル向きではある。
そもそも大阪杯ではルメールが乗れない事から、急遽武豊に回ってきて3着好走。
武豊が優勝する馬キャラからは外れる。
頭は不安も、ヒモとしては抑えておきたい。


◎7-15ディープボンド 栗東・大久保
牡5 58.0 和田竜
古馬になり、G1舞台で惜しい競馬をしてきた馬。G2阪神大賞典連覇やG1天皇賞(春)2年連続2着、G1有馬記念2着からステイヤーに思われがちだが、この馬の本質はパワーにある。
キズナ産駒らしい坂のきついコースで能力を発揮するパワータイプの馬で、この阪神コースと過去の宝塚記念優勝馬で最も馬キャラが当てはまる。
牡牝の違いはあれど同コースで行われた昨年のG1エリ女杯ではキズナ産駒1.2着しており、非根幹距離、阪神はお手のもの。
調教からデキも良く映り、G1初勝利はここが1番のチャンス。


消 1-1 オーソリティ 美浦・木村
牡5 58.0 C.ルメール
宝塚記念っぽい馬ではあるが、この馬には阪神が合うとは到底思えない。府中っぽい軽い走りをする馬。オルフェーヴル産駒のイメージとも乖離している。
海外DSC3着は大した成績ではあるが、枠も最内に入り返って包まれて終わりと言う結果と予想。
正直消しの根拠などなく、直感だけで消しているので来たらごめんなさい。

△ 1-2 アフリカンゴールド 栗東・西園正
牡7 58.0 国分恭
逃げ宣言してこの枠に入ったのなら何がなんでも行こうとするだろう。
この馬がパンサラッサに喧嘩売るかで流れは一気にタフな方向になる。
ただこの馬は逃げて勝った京都記念から逃げに活路を見出したというだけで、逃げなきゃダメというパンサラッサとは違う。
前走もジャックドールとの逃げ争いには番手で追い掛ける競馬となった。
トラックバイアスと馬券妙味で一応残してはおきたいというだけの1頭。
ここでは3着に来ればやっとではないか。


消 タイトルホルダー 美浦・栗田
牡4 58.0 横山和
マイペースで逃げ後続に足を使わせる競馬が出来ると圧勝も、ペースを乱されると脆い一面もある。
今回ツインターボ並みのバカ逃げ馬パンサラッサ、2枠に入り逃げたいアフリカンゴールドがいる以上、この馬の必勝パターンにはまず持ち込めないと思う。
パンサラッサを行かせて自身が番手となると、後ろからは本当は前に行きたいアフリカンゴールド、海外重賞で逃げて勝ってきたステイフーリッシュのタフなステイゴールド産駒2頭もいる為、突かれる嫌なポジションになりそうだ。
当然その後ろにはエフフォーリアも構えている。
この馬の着外すらあると思う。


消6-11 パンサラッサ 栗東・矢作
牡5 58.0 吉田豊
今年に入りジャックドール同様バカ逃げに活路を見出し、Dターフ優勝を飾った逃げ馬。
今回も当然我が道を行くだろうが、この馬は相手どうこうの前にそもそも阪神コースも距離も合うとは思えない。
ロードカナロア産駒らしい2000mまでで軽い走りをする馬のイメージが強く、余程他馬に放っておかれて3コーナーで6馬身以上とかのシーンでもない限りこの馬の勝利はないだろう。
舐められてナンボの馬がドバイを勝った事で注目される典型例と考えたい。


後はデータで消しとしていたが、
馬券妙味で一応買っておこう的馬
△ 4-8 ステイフーリッシュ 栗東・矢作
牡7 58.0 坂井
サウジ、ドバイで連勝とここへ来て勝負弱い馬だった本馬が勝てるようになった理由はわからないが、2200mはこの馬にはベストというだけで買っておこうと思う。

△ ポタジェ 栗東・友道
牡5 58.0 吉田隼
G1大阪杯を勝った馬が9番人気?いくらなんでもナメすぎだろう。
とはいえ連勝というイメージは湧かないが、3着くらいあっても良くない?
昨年レイパパレが大阪杯優勝後、3着だったし。
あと8枠の成績がやたら良い



と言う訳で当たらない予想はこれ
◎15 ディープボンド
○デアリングタクト
▲ エフフォーリア
☆ アリーヴォ
△ アフリカンゴールド
△ ステイフーリッシュ
△ ポタジェ

馬券は3連単フォーメーション 45点
1着 4.7.15
2着 4.7.13.15
3着 2.4.7.8.13.15.18

多分当たらないんだろうな。
こんな事言ってタイトルホルダー来ちゃうんだろうなぁ。。。
見事当たったらおタカラ掴まれに行ってきます。

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