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福永祐一と江田照男の好プレー〜マーキュリーカップ(2022)振り返り

戦前から先行馬が揃い早い流れとなるだろうとは予想されていたが、バーデンヴァイラーがいつもより下げて前を見る形で進み、直線先に行くテリオスベルをゴール前で捉えて勝利。
福永祐一騎手のファインプレーによる勝利だ。
逃げ争いに加わると思われていたテリオスベルはスタートダッシュつかず後方からの競馬。
外に出してポジションを上げていき、3コーナー手前から捲りで先頭へ躍り出る。
直線入口で引き離しに掛かる所、福永バーデンにスンデの差で追いつかれ差され2着。だが一番強い競馬をしたのがこの馬だった。ハンデ52kgもその要因の一つだろう。

スタートの逃げ争いはメイショウのもう一本の矢メイショウフンジンがわりと強引な形で逃げ、ノーヴァレンダが2番手追走、メイショウカズサ、ケイアイパープルが3番手と続く展開。
テリオスベルの3角捲りで前から順に脱落していくメイショウフンジン、ノーヴァレンダ、メイショウカズサ。
ケイアイパープルは2コーナーから下げていた事もあり、この捲りに巻き込まれず済んだが、最初無理した分が祟ったのか直線1・2着とは離れた3着争いでヴァケーションに競り負けハナ差4着。
正直スタートで行きすぎて下げるというややチグハグな競馬だった。この辺は急な乗り替わり(藤岡康→山本政聡)が影響しているのだろう。
稍重で2.02.5 同日A級1600mが1.37.6のタイムからいつもより2〜3秒を時計が掛かる馬場だと思えば優秀な時計。バーデンヴァイラーは誇って良い数字である事は間違いない。この先帝王賞組との対戦にも期待したい。

8着入線で競争終了後にノーヴァレンダが心臓麻痺により命を落とす残念な結果となった。地方移籍後復活を遂げJpn2ダイオライト記念を勝利していただけに、まだまだこれからの馬だった事が悔やまれる。
ダイワメジャー×クロフネの血統でありながら脚元の都合でダート中距離を使われてきた同馬だが、きっと芝短距離でも走れたであろう。

さて反省点
①逃げ先行勢が揃うレースではいつもと違うレースをする馬を見つけたい
②ただ一頭のハンデ52kgは迷わず買え
③福永はこう言う時に展開を読む事に冷静だ。
④急な乗り替わりは割引せよ
⑤紛れたレースの3着は地方馬を抑えるのも一考
⑥メイショウは3頭出しの時に穴を狙え
⑦前々で決まる事の多い交流重賞もペース次第では当然差しも決まる。

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