見出し画像

成長思考でもっと楽しく生きる!


取り入れよう、成長思考

マインドセットについて

マインドセットという言葉を聞いたことはありますか?

マインドセットとは、考え方、思考、思考態度、習慣。
教育や人生経験、先入観などから成る思考や心理状態。

(株)メンタリスタ LOGISTA アドバンスコース資料より

マインドセットつまり考え方は、もちろん人の数だけあるのですが、そんなマインドセットのうち、成長・実力発揮に大きく影響を及ぼす2種類のマインドセットを紹介していきます。
それは、成長思考と固定思考という2つに分類したものです。(2006年,キャロル・ドゥエック)

成長思考と固定思考について

成長思考とは、能力・知能は、努力によって高めていくことができるという考え方です。
成績ではなく、学びを目標にし、成長・進化・グレードアップを重要視しています。

固定思考とは、能力・知能は、生まれつきのものだという考え方です。
成績を目標としており、結果・評価・ランキングを重要視しています。

成長思考では、自分の学びを大切にしています。
他人と比較するのではなく、いつも自分との戦いをしており、自分の能力は自分次第で伸ばせると考えています。
お互いに成長し合えるような人間関係を好みます。

固定思考では、常に成績を気にしています。
自分に生まれつきの能力があるという自負が己を成り立たせているので、ミスや成績不良が生じると自分の価値を見失ってしまいます。
成績が悪い自分を認められないので、悪い結果が出ることを恐れ、挑戦しなかったり、確実にクリアできるものにだけ挑戦するような傾向が見られます。
ミスを隠す、他人のせいにするような特徴もあります。

成長思考 vs 固定思考

これらは、一概にどちらかの考えになるというものではなく、様々な項目によりこれは固定思考寄り、これは成長思考が強いけど結果思考の部分もあるといったように、いずれの面も持ち合わせていることがほとんどです。

学校ではテストや成績表で成績が出ますし、スポーツでも勝ち負けがあります。
そして、いい結果が出たら嬉しいのはもちろんです。

結果で喜ぶな、過程だけが大事だというわけではなく、自分と向き合って努力した結果として良い成績が出たという考え方が大切なのではないかと考えています。

そして、必ず成長思考にしなさい!とも言えません。
難しいところなのが、成長思考にしないといけないという考え方は、それがもう固定思考になっているということです。

上記の特徴を見たとき、なんとなく成長思考の方が生きやすそう、上手くいきそうと思いませんでしたか?

ニュアンスが難しいですが、自分で取り入れられるところかたら成長思考を取り入れてみてほしいと思います。


固定思考の問題点と成長思考の可能性

問題となるのは、固定思考の人は、周りの人も固定思考だと思っているということです。

これの留意すべきところは、本人が周囲に成績を求められていると思い込み、勝手に自分を追い込んでしまうケースと、指導する側が固定思考で、成績重視の指導をすることで、固定思考の子どもを増やしてしまうというケースです。

逆を言えば、成長思考も伝播するとのではないか、とわたしは考えています。

成長思考の人が集まると、全体の成長が促され、個々が尊重されます。
結果ばかりを求められないので、息苦しさなく過ごすこともできます。

チームで考えたとき、どう考えても成長思考の人が多いチームの方が、雰囲気が良く、個々の実力も洗練されたいいチームになると思いませんか。

固定思考は生きにくい

実体験、固定思考で生きていた学生時代

今思い返すと、学生時代のわたしは、様々なことで結果に縛られていたように思います。

部活、スポーツテスト、学力テスト…

友人との関係でもそうです。
まさに、上手くできる自分でないと駄目だ、でないと人も仲良くしてくれないと思っていました。

大人になっても、メンタルトレーニングを学ぶまで、ずっと続いていたかもしれません。

人より先を歩いていないと不安で、人より上にいることで安心感を得て、いつも誰かと比べていました。

結果重視なので上手くいかないと落ち込み、ネガティブループに陥り、人間関係、仕事、様々なところで自分を追い込んだ苦しい思考の時代でした。

子どもたちに望むこと

そんな経験があるからこそ、子供たちにはもっと生きやすく過ごしてほしいと思います。

わたしは考えることが得意な方ですが、頭をもっと違ったように使うことができていたらなぁと思います。

今回ご紹介したマインドセットもメンタルトレーニングの1つなのですが、メンタルトレーニングは思考のトレーニング、頭の使い方が変わります。

メンタルトレーニングを学んでも、困難を回避できるわけではありませんが、マインドセットが変われば、上手くうかない結果や困難の受け止め方が変わります。

考え方次第で、もっと楽に、楽しく生きられるのです。
子どもたちにもこの成長思考を伝えていきたいです。


わたしの野望は、成長思考の人を増やすことです。

1人が良い思考を持っていることは素晴らしいものです。
しかし、集団でいい思考が持てたら、もっと生きやすくなります。

こういった経験をしているからこそ、これからの子どもたちには早くから成長思考ができるようになり、さらに良い社会を作っていってほしいと思います。

そして、わたしは、成長思考の素晴らしいチームを沢山作っていけたらと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?