リモート授業に必要な環境整備とは?

我が子についてもリモート授業を受ける可能性が高まっており、その際、最低限どんな環境を整えれば良いのか想像してみた。

・インターネット回線
・Webカメラ、マイク付きのPCかタブレット、スマホこれらを総称して「端末」とする。

この二つは最低限の最低限度だろう。これら以外に、ある程度快適にリモート授業を受けるために必要なものはなんだろう。

端末は机上に固定すること。端末に付属するカメラは、授業に参加する生徒の顔面をとらえていること。
授業参加者が高校生であることを考えると、顔面よりは、生徒の机上を上方からとらえていた方が良いのではないか?
授業参加者が高校生未満であれば、顔面の方が良いのではないか。
高校生以上であれば、集中して授業に参加していることを前提にできる。高校生未満であれば、画面に注目して聞いているかが先ず確認しておきたいことではないか。
そうなると、高校生以上の授業においては、机上を撮影するための独立したカメラと、その固定器具が必要だ。
高校生未満であれば、端末に付属のカメラが生徒顔面をとらえれば良いので、PCであれば何も必要ないだろう。タブレットやスマホであれば、台が必要だろう。

おや、意外と少なくて良いのではないか。

では、教員側はどうだろうか。

インターネット回線と端末は当然とする。
そのほか、生徒たちの顔面を表示する大型のモニタが欲しい。それぞれの生徒たちの表情、あるいは、机上の様子を見るためには、出来るだけ大きな画面が好ましい。13インチや15インチなどという大きさではなく、30とか40インチという大型モニタを1m程度の距離から見たい。

そうすると、それらのデータを受信するために十分な帯域を持つインターネット回線が必要だ。そうなると教員側の利用するインターネット契約は、ワイヤレスではなく安定した固定回線が好ましい。現在の学校インターネットに、この帯域を確保できるだろうか?

カメラはなるべく画質の高いものが好ましい。教員の顔だけではなく、教員背面の黒板、ホワイトボードを克明に撮影し、配信したいからだ。
カメラは三脚で、教員の目線高さか、あるいは椅子に腰掛けた生徒目線で教員と黒板をとらえるように設置したい。

カメラとPCを接続するケーブルが必要だ。スマホで撮影し、そのままYouTubeライブよろしく配信する方法もあるが、これで黒板の文字、図をどれだけ鮮明に配信できるだろうか。この場合は、配信する教員側のスマホは、高速なデータ通信契約が必要だ。フリーのオンラインミーティングシステムを使って、どこまでできるだろうか。

やってみなければわからないところが多い。ならば、テスト環境として、WiFiルータを教室に設置し、これに生徒たちのスマホを接続してもらおう。そうすれば、データ通信は発生しない。ローカルなアクセスだけだ。教員も、これにスマホを繋げて、ローカルな1対多通信環境を作れるだろう。教室の中で、リモート授業の実験、練習をしてみれば良い。

休校中で肝心の生徒がいない。では、職員室の先生方に声をおかけして、ちょっと遊んでみよう。先生方は、この生徒のいない休校期間中に、早めに練習しておいた方が良いのでは。

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