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【2021年度版】公認会計士のキャリアマップ(※不定期更新します✏️)

公認会計士のキャリア戦略を徹底共有するためのコミュニティ「RocketCPA」の公式noteにお越しいただき誠にありがとうございます🎉

公認会計士の業界でも、

- コロナによるワークスタイルの変化
- SaaSプロダクト普及
- バックオフィス業務、管轄省庁等の電子化対応

などの動きがありますよね。

年々、会計士に求められる役割が微妙に変化しているこの頃です。おそらく受験生の時と、現役の会計士になった現在の状況は全く違うという方も多いと思われます。


ところでさぁ、会計士のみんなって2021年は何してんの?

今受験生の人も、現在会計士としてご活躍中の方も、もしこの記事をご覧になっているのであれば、ぜひちょっと立ち止まって、周りの会計士の仲間が何をしているのか一緒に見てみましょう!

周りに合わせる必要はありませんが、周りの仲間から学んでいくのは大切ですよね。


1.パブリックセクター監査

まずは、パブリックセクター監査!!
国・公的機関もガバナンスの強化が求められる時代になりまして、市民に対するアカウンタビリティ(説明責任)にも意識が強く向けられています。

監査領域では伸び続けるだろう領域と言われて年十年という感じですよね🎉
また監査だけではなく、公的機関の電子化/民営化などのプロジェクトも公認会計士が参加できる魅力的な領域の一つです。


2.IPO監査

出ました!IPO監査🎉
若手会計士を中心に比較的人気のある領域かと思います!監査法人的には上場してもらわないと赤字気味の領域で、最近は大手監査法人を中心に受託に慎重な傾向が強いです。

でも新しいベンチャー企業の中を見れるという意味では、会計士として魅力的な領域の一つかと思います。


3.海外赴任監査

英語が得意な方、海外経験を積みたい会計士はみんな目指す海外赴任。現地のファームで監査業務に従事して、グローバルで活躍できる力を身につけます。

大手監査法人だと海外赴任のチャンスも比較的広く用意されています。海外で生活して、海外の企業を見る中で、自らの可能性を高めることにも繋がりますね。


4.国内監査

THE 王道のキャリアの一つかと思います。
国内監査といっても細かくはいろんな産業があるので、選択肢はたくさんあります。金融機関特化、大手商社、外資系企業、中小企業、医療系などなど。

「クライアント産業 x 所属監査法人 x クライアント規模」で無限の組み合わせがあるので、実は一番変化が激しくて、刺激的で面白い監査領域かもしれません。

4大監査法人じゃない監査法人だからこそ、裁量を持ってしっかり1社ずつを深くこだわれる経験が得られる部分もあるそうです。


5.国際企業税務

さぁ監査を超えて、税務領域にきました!
まずは国際企業の税務です。

移転価格税制への対応をメインに、グローバルベースの企業へのコンサルティングなどを実施する機会が多い点が特徴ですね。また専門性の高さから収入水準も会計士の中でも比較的高い領域の一つかと思います。

大手税理士法人から独立して、下請け的に業務を受託してやっている方もいます。


6.国内企業税務

会計士として一芸を持つために税務キャリアを選択する人は多いです。そして、その中でも一番多いのは、国内企業向けに税務を行うことだと思います。

しっかり実務経験を積んで、改めて学びながら税務スキル磨き上げることは、やりがい・成長感もあり面白い領域ですね。

そして上場企業・規模の大小に限らず税務対応は全ての企業で必要なものなので、一定の安定感はありますね。もちろん楽ではないと思います。


7.個人向け税務

税務の中で、個人向けの税務という領域ももちろんあります。個人事業主・富裕層向け・相続税対応など領域はたくさんあります。

会社よりも誰か目の見える人の役に立ちたいという方にはとても魅力的な領域だと思います。


8.M&Aコンサルティング

M&Aという横文字の響きをかっこいいと思う会計士は私だけではないはずです!!!

会計士がM&A領域で活躍する部分は無限にありますが、主には財務DD・税務DDが中心になるでしょうか。シンプルにPMIコンサルテインングの領域で活躍されている方もいるでしょう。

M&Aは今後も伸び続ける産業の一つとされており、魅力度の高い領域かと思われます。


9.企業再生コンサルティング

世の中には、頑張っても成果がなかなか出ない事業もたくさんあります。そういった不振事業の再生を実現させる、不振事業を良いパートナーに売却するなどのプロジェクトを担当するところも会計士が活躍している領域の一つです。

企業再生に向けて様々な課題と立ち向かっていくその業務は、まさにこの社会で生き抜く能力を高める上で非常に大きな経験となります。



10.戦略コンサルティング

戦略コンサルティングは華々しくmかっこいいイメージがありますね!
一言で戦略コンサルティングといっても幅広い分野があります。

シンプルに言えば、事業戦略、組織戦略など様々な領域での戦略立案を行い、クライアントの課題解決を目指す、そんな人たちですね。


11.投資銀行

戦略コンサルティングと同様かっこいいイメージがあります。財務DD、資金調達スキームの立案・提案、買収スキームの立案・提案など、財務戦略を学ぶ上では非常に魅力的な選択肢と言えます。

【例えば・・】
金融に強い花山 さん


12.大企業 コーポレート部

大企業のコーポレートチームでは、規模・影響力の大きい仕事ができることが魅力の一つです。また近年では、コーポーレートの運用業務だけでなく、会社によっては資金調達・IR・M&Aなど幅広い業務領域の選択肢があります。

会計知識を軸に、自らの可能性を広げるべく、大企業のコーポレートチームで活躍する会計士はたくさんいるかと思います!


13.スタートアップ コーポーレート

スタートアップで活躍する会計士も今ではたくさんいらっしゃいますね。CFO、コーポーレートメンバーで活躍している方がたくさんいます!


14 監査役

監査役も会計士が活躍できるフィールドの一つとして注目されていますね。監査業務で培われたリスク管理能力を活かして、ガバナンスを高める重要な役割ですね。



15 内部監査人

こちらもコーポレートガバナンスを高めるために、重要な役割であり、監査の経験が非常に生きるポジションだと思います。会社をクリーンで、信頼される存在に変えていくやりがいのある仕事です。



16 起業家/経営者

士業出身の起業家・経営者はたくさんいます。たくさんの会社を支援する中で、特定の産業の課題や問題点を学ぶ機会はたくさんあります。その中で自らのテーマとして捉えて事業を作っていくことは会計士にとってやりやすい仕事の進め方かと思います。



17 非コーポレート

コーポーレート職だけではなく、セールス・マーケティングなど様々な領域で会計士は活躍しています。数値に強く、対人コミュニケーションに強い会計士も多いため、会計・財務領域に囚われずに攻めていくことが可能です。


18 知財/法務

知財・法務で活躍する会計士もたくさんいます。法律に対応・活用するという領域では、会計士も専門家として生きていける領域だと思います。

安高史朗@弁理士会計士
菅沼 匠


19 エンジェル投資家

会社の財務状況を読み解ける会計士は、投資家として活躍することもできます。個人投資家として、ベンチャー企業に投資している会計士もたくさんいます。早く稼いで、ベンチャーに投資しましょう。

20 CVC キャピタリスト

CVCキャピタリストとして活動することは、会計士としては面白いフィールの一つです。会社の資金を使って、ベンチャー企業に投資を行う。投資先の調査、支援、投資契約実務など新しい経験がたくさんできる分野です。



21 VCキャピタリスト

VC(ベンチャーキャピタル)で活躍する会計士の方もたくさんいます。ベンチャー企業の成長性を見抜き、難しいことがあっても支援を継続して行う。投資先と一緒に成長できる、大変ながらも魅力的なフィールドの一つですね。



22 プロ野球選手

かなりレアケースですが、アスリートから会計士に転身された方もいます。どんな職業で活躍していても、会計を学び、スポーツの知識と掛け合わせて唯一の道を進むことができそうですね。

奥村武博Takehiro Okumura



23 プロバスケットボール選手

アスリート出身の会計士の方は、バスケットボールの世界でもいらっしゃいます。アスリートで会計士という方がスポーツチームの経営などを担当するような時代が来れば面白いですね。

岡田優介(Yusuke Okada)


24 お笑い芸人

お笑い芸人の方で会計士の方もいらっしゃるそうです。世界は広いですね。お笑い芸人という職業は個人事業として行われることが多いと思いますし、会計・税務の知識があれば自分のこと、周りの仲間を助けることもできそうですね。

星野光樹(Gパンパンダ)


25 タレント

会計士として活躍されながら、バラエティ、コメンテーターとして活躍されていらっしゃる方もいらっしゃいますね。数値を読み解く力を活かして、解説者として活躍することも可能ですね。

森井 じゅん


26 作家

小説などを書く方もいらっしゃいます。会計士ならではの経験値を活かして、物語を作るなど大変興味深いですね。

山田真哉


27 プロゲーマー

e-sportsへの注目度が高まっているこの時代においては、会計士でありながらゲームのプレイヤーとして生計を立てている方もいらっしゃるとのことです!

根本晃(Hikaru)🍇ブロックチェーンゲーマー


28 YOUTUBER

会計士のYoutuberもたくさんいらっしゃるようです。すでに登録者数も数万人いらっしゃる方もいます。会計士の知識・経験を生かすことで、さまざまな情報発信を行うことができる時代ですね。

公認会計士YouTuberくろい@チャンネル登録者1万人超 @現役経理マン
- 小山あきひろ/光属性公認会計士


29 寿司講師

寿司講師をされている会計士の方を検索して発見しました。とてもユニークで日本文化を伝える素敵なお仕事をされていますね。本当に好きなことをやるという方向で考えると、選択肢はいくらでもありますね。


30 大学教授

会計を突き詰める、会計に関連する領域、経営学などを研究している会計士の方はたくさんいらっしゃいます。


31 馬主

馬主は憧れるワークスタイルの一つです(個人意見w)。緻密な計画、戦略、分析がなければ馬の育成や調教などは難しいと思います。会計士としての経験を活かして、プロジェクトを進めていく方もいるとのことです。


32 漁師

漁師としてご活躍になっている会計士の方を発見しました。漁師さんは肉体的にも精神的にもとても厳しい世界だと思うのですが、本当にやりたいことに対しては、領域を超えてチャレンジできるというとても素晴らしい例の一つですね。


33 ラーメン屋

ラーメン屋さんを経営される会計士の方がいらっしゃいました。ラーメンの原価計算をして、メニューをデザインして、適切な利益を稼ぎ、メニュー等の開発に向けて投資を行う。会計士と相性がいい領域なのかもしれません。


34 ボートレーサー

ボートレーサーとして活躍されている会計士の方もいらっしゃるそうです。本当に世界は広いですね。会計士だから監査、というだけではなく、本当にやりたいことはなんでもチャレンジできるんですね。


35 プロボクサー

本当にプロボクサーの方がいらっしゃいます。会計士ボクサーは強そうですね。計算された戦略で、ラウンドごとのパフォーマンスをコントロールして、戦う。


36 Jリーグ常勤理事

スポーツの世界でも重要な役割を担われている会計士の方はたくさんいらっしゃいますね。そのお一人がJリーグ常勤理事をされている方です。今後もスポーツの団体、リーグ、大会などの運営に参加する会計士の方が多くなりそうです。


多様化が進む会計士キャリア

いかがでしたいでしょうか?
会計士の方は非常にいろんな選択肢を持っているなと改めて感じました。

「実はこんなことやってるよ!」
「自分もこのジャンルでやってます!」

というのがあればガンガンコメントください!
随時このキャリアマップは更新して進化させていきますので!


今後も会計士の可能性についてウォッチしていきたいと思います!

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