海乃真珠の映画・ドラマnote(26)
深夜にHDDレコーダーが録画していた「S.W.A.T.」とという映画を見ました。毎日数本は録画されているのですが、この映画を消さずに見たのはサミュエル・L・ジャクソンが出ているからでした。
あの方の出演作の多さ、バラエティの豊かさには感動します。数々のヒット作に出演する一方、ちょっとニッチでマニアックな作品にも出演され、その作品がまた私にはぴったりマッチするので、大好きな役者さんなのです。
さて、この「S.W.A.T.」は1970年代に製作されたテレビドラマシリーズ『特別狙撃隊S.W.A.T.』のリメイク作品なんだそう。内容的には大変不運なS.W.A.T.のチームのお話です。サミュエル・L・ジャクソンはS.W.A.T.のリーダーで、主人公はコリン・ファレル。かっこいい。
ストーリーはたまたま交通違反で捕まえてしまった麻薬王の息子を、極悪犯を収容する刑務所まで護送するだけのお話なのですが、移送中にテレビのクルーに向かって、「俺を助けたら1億ドルやる」と言ったもんだからもうたいへん。
一攫千金を夢見たギャングから、過去の同僚(なぜ!?)まで、寄ってたかってS.W.A.T.に襲いかかってきます。襲いかかる、のレベルが日本とは違います。銃撃はもちろん、ロケットランチャーで車を爆破されたり、もう戦争です。
なんかこの辺の展開は本当に不運な人たちだなあという感じで面白いです。さらに、最後は上層部にまで裏切り者呼ばわり(このチームが大ボスを逃がそうとしていると疑われる)される始末。
それでも地下道を這いつくばりミッションを遂行する面々。見ているとこの麻薬王の息子が本当に憎ったらしくなってくるんです。それだけいい演技をしているというか、顔がふてぶてしいというか。
適度な緊張感が続き、深夜に仕事をしながら見るには良い映画でした。
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