見出し画像

YouTube関連動画表示に重要な要素について仮説検証してみた!

どうも。草食系YouTuberのろっくです。(@rock_steadey)

簡単に自己紹介ですが、現在YouTubeチャンネルを6チャンネル運営しており、登録者計80,000人になります。

<運営チャンネル>(2020.5.10時点)
・エンタメ系チャンネルA 7,000人(2018年1月~)
・海外向けチャンネル 1,000人(2017年~)
・エンタメ系チャンネルB 7,000人(2019年4月~)
・猫チャンネル 1000人(2019年7月~)
・ビジネス系チャンネル 50,000人(2019年10月~)
・ビジネス系チャンネルB 18,000人(2020年3月~)

さて、今回はYouTube攻略において重要な関連動画攻略についてです。

関連動画攻略の重要な要素となる仮説を検証しましたので、このnoteにまとめてみました。

1.関連動画攻略の仮説

<関連動画の仮説>
関連動画を狙うにあたっては、狙ったチャンネルと視聴者をあわせる(共有する)ことが重要な要素となる。

なぜ、視聴者を合わせる(共有する)ことが必要なのか?

・YouTubeは視聴者の行動を重視している
・関連動画枠は視聴者ごとにパーソナライズされていて、
 過去閲覧動画や自分が登録しているチャンネルが表示されやすい
・視聴者を共有すると動画間の流れができることにより、
 視聴者の行動データが蓄積され、その結果関連動画にのりやすくなる

視聴者をあわせる1

◆視聴者の行動データの蓄積
関連チャンネルの動画を視聴
 ⇒次に自チャンネルの動画を視聴
  ⇒動画間の行動データが蓄積される
   ※自チャン→関連チャンの逆の行動データも蓄積


狙っている関連チャンネルと自分のチャンネルの両方視聴者の場合、関連チャンネルの動画を視聴すると、関連動画枠にはいつも見ている自分のチャンネルの動画が表示されやすいです。(下図参照)

なので、視聴者の被りが多ければ多いほど、関連チャンネルの動画間で行き来した行動データが貯まっていくと想定されます。

視聴者をあわせる2



◆本当に関連動画枠には過去閲覧動画や自分の登録チャンネルが表示されるのか?

実際に見てみるとわかるのですが、試しにラファエルさんの動画を見てみました。

ちなみに、私はラファエルさんのチャンネル登録もしてないですし、こういったエンタメ系動画はあまりみないです。

そんな私がラファエルさんの動画を見てみたら、関連動画にはエンタメ系がならぶどころか、自分がいつも見ている登録チャンネルばかりがでてきました。(下図参照)

視聴者をあわせる3

しかも、関連にでてきた動画はビジネス・経済系のチャンネルばかりなので、ラファエルさんとの関連性はまったくないと考えられます。

普段、エンタメ系の動画を見ないので、この系統の動画に対する私の行動データが蓄積されてないんでしょうね…

とりあえずいつも見てる動画だしとけみたいな感じで、より自分の登録チャンネルが関連動画に表示されたんでしょうね。


つまり何が言いたいかと言うと、
YouTubeの関連動画に表示されるものは、視聴者が普段見ている行動データをベースにしていると考えられるということです。

なので、視聴者の行動に寄せていくことが重要なんだと思います。


ちなみに、この状態で私がラファエルさんの動画からとある登録チャンネルAに遷移したところで、ラファエルさんとなんの関係もない登録チャンネルAとの関連性が深まることはないです。

所詮、私一人の行動データでは、なにもかわらんでしょう…

視聴者層の被りが多ければ多いほど行動データは蓄積していくので、視聴者層を合わせる(共有する)と良いと考えられます。


逆に言うと、視聴者層がまったく合ってない(共有してない)チャンネルの関連動画にはのりにくいと言えますね。

YouTube評価の高い動画であれば、最終的に視聴者層の垣根を超えて様々な動画に拡散していくことになりますが、序盤は自分の視聴者と近いチャンネルの関連動画にのっていく感じになるかと思います

<動画拡散イメージ>
 自チャンネルの視聴者層と近い範囲で露出
  →ここで評価が高ければ、少し範囲を広げた視聴層に露出
   →さらに評価が高ければ幅広く拡散


2.関連動画の仮説検証前提

視聴者層をあわせることが関連動画動画攻略には重要という仮説を検証するために、私のビジネス系チャンネルにて、以下の状況をつくって動画投稿をしてみました。

<検証前提>
・ビジネス系チャンネル(当時3万人)のサブチャンネルを新規開設
・サブチャンネルの初回の動画投稿前に、メインチャンネルの視聴者に
 サブチャンネルのチャンネル登録を勧奨(600人登録)
・仮説の効果性があるならば、サブチャンの初回動画投稿時に視聴者層が
 完全一致しているメインチャンネルからの関連動画流入が期待できる

視聴者をあわせる4


3.関連動画の仮説検証結果

サブチャンネルにて、初回1本目の動画公開直後のアナリティクスがこちらです。(投稿1時間以内)

画像5

投稿直後はチャンネル登録者(600人)へのブラウジングから反応しはじめて、少し遅れてですが動画公開30分以内に関連動画が反応しはじめているのがわかります。

画像6

上図が関連動画のトラフィックソースです。緑と黄色の線がメインチャンネルからの流入になります。

さすがにクリック率が2.3%と低いので関連動画表示されていますが、かなり下位表示されている可能性はありますね。

とはいえ、登録者30000人のチャンネルに1本目の動画を関連動画にのることができました。親子関係にあるとはいえ、YouTubeシステム的には赤の他人のチャンネルです。

以上の結果より、
関連動画を狙うにあたって、視聴者をあわせることは重要な要素になりえるんじゃないかなと思います。


4.関連動画攻略

関連動画を狙うにあたっては、様々な施策があると思います。

それらの施策は、ネット上でもいろんな方が発信されているので、それを参考にしていただくとして、この検証を通じてお伝えしたいこと


関連動画を狙う先は、視聴者層がまったく違うチャンネルよりも視聴者層の被りが多いチャンネルを選ぶべし!

ということです。


いやいや…
視聴者層の被りをどうやって確認したらいいの?


それが便利なツールがあるんですよ!

カムイトラッカーである程度の情報は見れるんです!
https://kamuitracker.com/

視聴者に人気

マコなり社長のチャンネルを参考にみてみましょう。

カムイトラッカーには、"視聴者に人気のチャンネル"という項目があります。

そこで、マコなり社長のチャンネル登録者が、他にどのようなチャンネルを登録しているのかがわかります。

さらに、"視聴者重複度"にて、他のチャンネルと視聴者がどれくらい被っているかが確認できます。

マコなり社長のケースでいくと、マナブさんとサラタメさんと視聴者が被っている割合が多いとなります。

Daigoさん、堀江さんとも遠くない感じですね。

こういった感じで、関連動画を狙うチャンネルを視聴者層の被りを気にして選定していくのも効率的なのではないかと思います。


5.おわりに

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

検証結果が面白かったので、みなさんにもシェアさせていただきました!

今回は、関連動画に特化したnoteでしたが、私はYouTubeを戦略的に攻略するにあたって、一番重要視しているのは「視聴者」です。

視聴者をつかむことで、様々な戦略が活きると思ってます。

逆に言うと、
視聴者を理解してないと、どんな施策をやっても空回りしてしまいます。


私も最初のころは、YouTube攻略の手法にはしりがちで、テクニックばっかり追っていたのですが、それではなかなかうまくいきませんでした…

ですが、視聴者のことを理解するようになってからは、いろんな施策がバシバシハマるようになり、視聴者の反応も維持率もエンゲージメントもすべてよくなっていきました。

その結果
ビジネス系チャンネル立ち上げときは、4か月で2万人登録者を達成することができました!

私がどのように視聴者を理解していって、どのような施策をしてきたのかについては、以下noteでも紹介していますので、興味があるかたは、是非見ていただければと思います。

では今回のnoteは以上になります。

さくっと書いてしまったので、
不明点があるかもしれないですが、
その時は、TwitterでDMなりでコメントなりくだされば
答えられる範囲でお答えします。

今後も定期的にnoteを買いていきますので、いいね・フォローもお願いいたします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?